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【これを知らなきゃ、かっこ悪い!-4】
スパークリング・ワインの泡はどうしてあるか?
by 株式会社モトックス
最終更新日:2013-07-12
東京近郊は少し涼しい日々が続いていたので、今夏は長期予報に反して冷夏にならないものかと密かに期待、ここ数日で見事にそれが裏切られ打ちひしがれている(?)M田です。
いちいち文章が長くてすいません。。
せめて、“涼”をイメージできる内容になれば、ということで(実は予定されていた順番どおりですが)今回はスパークリング・ワインについて書かせていただきます。
たくさんの濃いキャラが登場したあとではありますが、当面は既定路線で教科書的なコトを勿体ぶって書かせていただきます。
「スパークリング・ワインの泡はどうしてあるか?」
平たくいってしまえば“炭酸入りワイン”である「スパークリング・ワイン」。 スパークリング・ワインの泡(の主成分)とは、ズバリ炭酸飲料と同じ「炭酸ガス」(=二酸化炭素)のことです。
炭酸ガスを多く含み“発泡性を呈するワイン”の総称、それがスパークリング・ワイン。EUではガス圧が1気圧以下のものはスティル・ワイン(発泡性を呈しない通常の赤・白・ロゼ等)。ガス圧が1気圧を超えて3気圧未満のものが「弱発泡性ワイン」、3気圧以上が「発泡性ワイン」のようになっています。
そして、発泡性を付与する方法によって、高級なものからよりカジュアルなものまで分類されます。
発泡性を付与する方法には、ざっくり大きく分けると、出来上がったワインにさらに「糖分と酵母」を入れ密閉、二次醗酵させてワインの中に炭酸ガスを閉じ込める方法、そして、機械によって人為的に炭酸ガスを注入する方法の2つに分けられ、
さらに前者の中には、二次醗酵を瓶内で行うもの(フランスのシャンパーニュが代表的)や大きなタンク内で行うもの(「シャルマ方式」と呼ばれます)等があります。
また、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、スパークリング・ワインの発祥の地は、南仏「リムー」であるといわれています。
冬季、寒さによって酵母の活動が弱まり、一旦醗酵が止まった白ワインが春になり再び醗酵を開始。発泡性を呈するワインになっていたのがこの地で発見され、 それが後にスパークリング・ワインの製法として確立されていった、ということのようです。
スパークリングといえば日本ではどうしてもシャンパン(シャンパーニュ)と混同(同一視)されることが根強くあり、クリスマス時や各種パーティ、特別なイベントのときに楽しまれるもの、といったイメージがあるかもしれませんが、
普段使い用にご利用いただくことのできるものもたくさん出てきてますよね。
元来は根っからのビール派の私が、ビールジョッキをワイングラスに持ちかえることができた(まぁ、「どうしても今日はビール」という日もあるのですが。)、お値段的に“ビール並み”のレンジにあり比較的気軽にお楽しみいただくことのできる、M田オススメ低価格帯の泡をリストアップしておきます。
いずれも「安くても旨い」オススメのアイテムばかりです。
2年連続“日本で1番売れているスプマンテ”「サンテロ」社のシンボル的アイテム
「ピノ シャルドネ スプマンテ」 (イタリア・シャルマ方式)
“カバ業界No.1”といわれるベースワイン供給先からもたらされる原酒を、既定を大きく上回る期間熟成させて生まれる驚きのコスパ
「モンサラ カバ ブルット」 (スペイン・瓶内二次醗酵方式)
“チリNo.1スパークリング・ブランド”による、安旨の中の最安値クラス
「バルディビエソ ブリュット」 (チリ・シャルマ方式)
珍しいポルトガルのスパークリング。瓶内二次醗酵方式の最安値クラス
「ボルリード ブリュット」 (ポルトガル・瓶内二次醗酵方式)
美食の地「エミリア・ロマーニャ」で生まれた、幅広く食事にあわせていただくことの出来る弱発泡性ワイン
「ドゥーカ マルヴァジーア セッコ フリッツァンテ」 (イタリア・シャルマ方式)
記事を書いていて薄々気づいてはいたのですが、似たようなことが書かれているコンテンツが「Pick Up」のコーナーにいくつかありますね。。読み返してみると見事に被ってしまっている部分が多々ありますが、今回は何卒ご容赦を。
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