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ドイツワインと英国王室との関係?
by 株式会社モトックス
最終更新日:2013-07-23
ついに待望のロイヤル・ベビーが誕生!
いよいよ夏も本格的になってきました。
日本も暑い!ですが、今年はイギリスも“熱い夏”を迎えているようです。日本時間の本日午前0時24分、ついに待望のロイヤル・ベビーが誕生しました。日本でどこまで話題になっているのかどうか・・・、会社にこもって仕事をしているとどうも分かりませんが、イギリスではここ何週間も毎日この話題一色で、ベビーグッズや記念のスイーツの販売から、生まれてくるのは男の子か女の子か、髪や瞳の毛の色は何色か、なんてことが賭け事の対象になっているあたりが国民性?というのか、微笑ましい感じです。男の子に賭けた人は今頃大騒ぎしていることでしょう・・・。
英国王室といえば、ワインにも関係があるのをご存じでしょうか?
それも何とドイツに。
ヨアヒム・フリック
まずは、ドイツの銘醸地ラインガウの造り手、ヨアヒム・フリック。
ここは「ホッホハイマー ビクトリア女王山」という畑を持っていることから、「女王陛下のワイナリー」として有名です。
19世紀ラインガウ地方にできたドイツで2番目の鉄道の開通を記念して公式訪問したビクトリア女王。無類のワイン好きで知られる彼女は、特にこの畑からできたリースリングを気に入り、自分の名前を使うことを許可したというから驚きです。世界にブドウ畑多いといえども、王族のしかも女王自らの名前がついた畑はここにしかないそうです。
こんな背景から今でもワイナリーは英国王室と近く、ご自宅にはこんなオブジェもあちこちに。
ウィリアム王子の結婚式では、大使館での晩餐会にワインが使われました。
そんなワイナリーの暮らしぶりはとても素朴で、都会人憧れの自給自足の生活を満喫しています。ワインを造っているだけでも十分ステキなのに、ご馳走になったランチの食材は野菜や果物、卵・・・とほとんど自分の敷地からゲット。
なんとこのソーセージまで!狩りで仕留めた鹿を、いつもお肉屋さんでソーセージにしてもらうそうです。これがソーセージとなった鹿君の雄姿。
あ~、この家の子になりたい!
マルクグラフ・フォン・バーデン
次は正真正銘の王子様、バンアード・プリンツ・フォン・バーデン殿下の登場です。
ドイツ南部、温泉と美食、競争馬の産地として知られるバーデン地方を900年も統治してきた一族の当主であるバンアード王子は、チャールズ皇太子のいとこにして、マルクグラフ・フォン・バーデンの当主。
競争馬の産地ということで、競馬にゆかりがあり、日本にも授賞式などの公式行事で来られることがあるそうです。
王子様というといかにも恵まれているように思えますが、第一次大戦後は表舞台から遠ざかり、ワイナリーも徐々に衰退していきました。その立て直に手腕を振るったのがバンアード王子で、その仕事ぶりと優れた品質がドイツのワイン界ではとても有名になっています。
これが今に残る山城の一つ、シュタウフェンベルク城。
恵まれた立地からリースリングとピノ・ノワールを栽培しています。
この話をするとみんな嫁ぎたいと言い出すのですが・・・残念!殿下には美しいプリンセスと3人の息子さんがいらっしゃいます。
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