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ポールマスはこんな楽しみ方もありマスよ!
~イル・ラ・フォルジュシリーズ大検証!~
by 株式会社モトックス
最終更新日:2014-01-28
目次
ポールマスはこんな楽しみ方もありマスよ!
フランスワインで大人気のポールマスのワイン。
今回はマスのワインの中でも最も種類も豊富な「イル・ラ・フォルジュシリーズ」に焦点をあてて色々な検証を行いました!マリアージュ、グラス別、サングリア、ホットワインなどなど・・・
興味深い結果となりましたのでぜひ一読いただければと思います。
知ってほしい、「ポールマス」
今回はモトックス取り扱いの中でも有数の生産者、「ポールマス」のワインの良さをもっと知っていただければと思い、様々な検証を行いました。
まずは検証の話に行く前に、簡単に今回検証したワインと生産者について説明させていただきたいと思います。
ポールマスについて
ポールマスは南フランスのラングドックの生産者で、2008年にはワイナリー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなどまさに世界一の生産者といえる存在です。
ラ・フォルジュシリーズについて
南仏の太陽によってよく熟したブドウで近代的なスタイルで作りながら、一部新樽を含むオーク樽で熟成させるなど非常に豪華な仕様で作られています。
ラインナップ
またラインナップもしっかり揃えており、現在で7種類ございます。
赤ワインは、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラー、ピノノワールの4種類
白ワインは、アンウッディッド・シャルドネ、シャルドネ、ヴィオニエの3種類です。
今回はこの7種類全てで検証いたしましたので、マスの魅力をぜひご堪能ください!
いざ検証!
それでは検証の話を始めたいと思います。
今回は検証項目が多かったので、昼の部と夜の部に分けて検証しました。
まずは昼の部から~
昼の部スタート
お昼の部は、「グラス別&デキャンタージュ検証」、「サングリア」の2つを検証しました。
グラス別&デキャンタージュ検証
まずは「グラス別&デキャンタージュ検証」です。
グラス別ですが、ラ・フォルジュのワインを通常のテイスティンググラスと呼ばれるグラス(手前のもの)と大振りの高級グラス(奥のもの)で比較試飲をし、どのような変化が出るか試してみました。
ちなみにグラスを大振りにすることで、ワインと空気が接する面が増え、香りがより開いたり、飲み口が柔らかくなるといった効果があります。
写真:デキャンタージュ
次にデキャンタ検証ですが、これは「デキャンタ」といわれるガラス製の器に移す作業のことを言います
これをすることにより、沈殿物(澱)の除去の他、ワインの酸化に伴う芳香をより鮮明にするといった効果があります。
検証開始!!
「これはグラスを変えたほうが香りが開くな」、「これはデキャンタしたほうが味わいがまろやかになる!」、「これはグラスを変えると味が飛んでしまうなあ」
といった言葉が飛び交います。
発表!
皆で情報を共有し、まとめて・・・
完成です!
それでは良かったものを早速発表させていただきたいと思います!
まずはグラスの良かったものを・・・
グラス部門白①
シャルドネです!
樽の心地よいバニラ感があり、余韻がしっかり出ててきます。味わいにコクが出て口当たりが柔らかくなり、丸みが出てきます。
グラス部門白②
ヴィオニエです!
花の香りが強くなります。味わいは酸がしっかり締めて、全体の要素が1ランクアップする印象です。
果実味が全体的にまとまって、コクが出ます。
グラス部門赤①
シラーです!
香りが良く開き、華やかな印象となります。すみれの香りがぐっと出てきます。
ローヌのシラーのようなイメージになります。
グラス部門赤②
ピノ・ノワールです。
よく香りが広がります。味わいは非常にジューシーになり、口当たりが非常に繊細になります。
1ランクアップして、締りがしっかり出る印象です。
次にデキャンタをして良かったものを・・
デキャンタ白①
シャルドネです!
非常に味わいが柔らかくなり、ナッツやバニラの要素がアップ。またワインのボリューム感が出ます。
例えるなら・・・上質なブルゴーニュのようだ、という意見まで飛び出す程でした!
デキャンタしたあとに、大振りのグラスで飲むと最高です!
何もせずに飲んでも当然美味しいですが、これらをすることによりより良いワインとなります。最もポテンシャルを秘めたワインと言えるかもしれません。
デキャンタ赤①
シラーです。
香りがすみれっぽくなり、非常に良い。タンニンがとても柔らかくなる
デキャンタかグラスのどちらでもOK.
デキャンタ赤②
ピノノワールです。
香りが華やかになる
元々持っている酸が非常におだやかになり、丸みを帯びた味わいとなります。
ちなみに・・・
私たちもデキャンタをする機会というのはなかなかありません。
皆で緊張しながらデキャンタをしました・・・
多少こぼれているのはご容赦ください・・・笑
ちなみにデキャンタは空気に触れさせるのが目的なので、このような正式なものでなくても家で行う場合などは、ガラス製の容器であればどんなものでもOKですのでぜひ試してみてください!
サングリア
それでは次にサングリアに移りたいと思います。
ちなみにサングリアとは、ワインにフルーツを漬け込んで作るワインのことを言います。非常に手軽に作れ、ワインが非常に飲みやすいものとなります。
今回は、このサングリアをマスのワインで作ってみました。
作り方ですが、今回は非常に簡単に作れるものをということで、ワインと缶詰のフルーツのみで作りました。
フルーツは、桃、ミカン、パイン、マンゴーで作成。
多少漬け込む時間がいるので、前日の夕方頃に作成し、冷蔵庫で寝かせます。
それでは検証に移ります。
(これが完成形のサングリアとなります)
会社での検証だったので、今年入社の子にも協力してもらいながら、多くの人の意見をもらいます!
とても勉強熱心で、参考になる意見をたくさんくれます!
そうして皆の意見をまとめましたので、良かったものを発表させていただきます。
しっかり系サングリア
シャルドネです!
完熟フルーツの香りもしっかりあり、全体的にコクがあって美味しい。
甘すぎず上品な甘さでリッチな感じです。
アルコール感をしっかり感じるサングリアを希望であればぜひこちらをお試しください。
すっきり系サングリア
ヴィオニエです!
非常にすっきりして爽快な飲み口となります。夏の暑い時期に氷を入れてがんがん飲みたくなるようなサングリアです。
さっぱり飲みたいならこっちがお勧めです。
赤ワインはうーん・・・
サングリアは非常に簡単に作れて、ホームパーティの際にも喜ばれるものだと思いますので、皆様ぜひお試しください!!
それでは、次に夜の部を・・・
夜の部はマリアージュシリーズです。このワインに合うものはどんな料理だろうということを検証します。
ちなみにこちらは買い出し中の写真です。
こちらはステーキです。
これとあったものは・・・カベルネ・ソーヴィニヨンです!!
ワインの組み合わせの中でも非常に王道的ではあるのですが、やはり美味し!
このワインの程よいタンニンとお肉のボリューム感が合います。脂身があるとなお良しです。
またステーキはほかにもあいました。それは・・・メルローです!
煮込み系や赤身のお肉とよくあいました。ワインの酸味がそこまで強くないので、これらの料理の旨味を上手く引き出してくれます。
グラタンにあったものは・・・シャルドネです。
とろっとしたシャルドネの味わいととクリーム系の相性は抜群。
寒い時期などにゆっくり楽しみたい組み合わせです。
最後に・・・
豆苗炒めとあったものは・・・シラーです!
豆苗のクセもまろやかになり、ペッパーのスパイシーも相まっておつまみ感覚で楽しめます。
おわりに
これにて検証終了となります。
このようなマリアージュ検証を行った時に思うことですが、ワインと料理は本当に面白いということです。
全然合わないものもあれば、一緒に食べるだけでワインと料理のどちらもがより輝くといった組み合わせもあります!
意外と合うぞ!といった驚きもよくあるので、皆様も固定観念を持たずぜひ色々な組み合わせを楽しんでみてください!
長くなりましたが、今回の検証日記を読んでいただき誠にありがとうございました!
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