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太陽のような生産者「セリェール・ピニョル」
来日生産者企画第四弾!
by 株式会社モトックス
最終更新日:2014-03-25
来日生産者企画第四弾!
去年入社して早一年をむかえる、新人Tです。
暖かい風も吹き始め、春の気配が感じられてきましたが如何お過ごしでしょうか?
1年目の私も「まもなく先輩!?」ということで少し焦っておりますが、後輩の示しになる様、今回も張り切って筆を執って参りたいと思います。
セリェール・ピニョル
今回は「スぺインの太陽」こと「セリェール・ピニョル」です。
私も今回の来日で初めてお会いしたのですが、
第一印象があっ、明るい!!!むしろ眩しい!!というような感じでした。(笑)
海外の個性豊かな生産者が集まる試飲会でも一際目立っていたのが、このピニョル氏。
誰にでも気兼ねなく話しかけ、世界各国から来た他の生産者ともフレンドリーで、場の雰囲気を盛り上げてくれました。
そんな陽気なワイナリーが作るワインを今回はご紹介したいと思います
可能性を秘めた大地「テラ・アルタ」
バルセロナより西に約120km、地中海から50kmの位置にあるテラ・アルタは、標高950mの山々に囲まれています。
この雄大な風景、うっとりしますね!
夏と冬の寒暖の差が激しく、また日中と夜間の一日の気温差も大きいのが特徴です。降雨量は年間375〜400mmと非常に少なく、逆に、年間の日照時間は約2800時間と豊富です。
特に、夏は長く乾燥しており、一日の気温差(日中:35〜38℃/夜間16〜18℃)が大きくなります。この気温差がブドウの成熟を促し、高品質かつ特徴豊かなブドウを生み出しているようです。
(スペインでもこんな大雪が!)
「ブドウの稲妻!?」
こちらのワイナリーのスタンダードクラス「ラッチ・デ・ライム」
太陽を燦々と浴び、完熟したブドウの活き活きとした果実味が特徴のこのワイン。
個人的に生産者の性格がブドウから伝わってくる印象を受けます。
この「ラッチ・デ・ライム」という意味。ご存知ですか?
直訳すると「ブドウの稲妻」という意味だそうです。
稲妻のようにうま味が走る。個人的にはそんなイメージがあるのですが、作り手の意図としては「なんだ!このコストパフォーマンスは!!」と稲妻に打たれたような衝撃をイメージしているそうです。
確かに、この品質ではあまりにも安いですね!!
「世界でたった1つのモレニーリョ100%!?」
モレニーリョというブドウ。ご存知でしょうか?
現在はほとんど栽培されていないテラ・アルタの地品種です。
酸がきれいで果実味とスパイシーさに富み、とてもエレガントな味わいを持つこのブドウですが、とても果皮が薄い上に果実が大きいので非常に栽培が難しいそうです。
ただ、モレニーリョの可能性を信じ試行錯誤を続けた結果、ようやく100%モレニーリョのブドウが実現したそうです。
年間3000本程度と極少量生産ではありますが、実力は認められ、現地の三ツ星レストラン、「ムガリツ」「サン・パウ」「マルティン・ベラサテギ」が愛用。また、専門誌でも高い評価を獲得しているワインです。
因みに今現在、モレニーリョ100%で日本に輸入されている商品はピニョルだけだそうですよ。
最後に
ピニョルの魅力、お分かり頂けましたでしょうか?
スペインワインは過熟気味でぼってりしているとお考えのあなた!
愛情と元気が目一杯注がれたピニョルのワインを、是非改めてお試し下さい!
イメージが変わると思いますよ!
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