2014年 ローザンヌのクリスマス!

by 株式会社モトックス

最終更新日:2015-01-20

新年あけまして。
新年あけまして。

みなさん、あけましておめでとうございます。
スイスのミドリーナです。

みなさんもきっと素敵なクリスマスとお正月を迎えられましたでしょうか?
ミドリーナは珍しく、今年はスイスから脱出せず、雪のなかジーっとしておりました。
(ええ、マイナス15度まで気温は下がりました。。。)

2014年版ローザンヌのクリスマス。

クリスマスというのは、こちらでは一大イベントのため、お呼ばれはともかく、
ご招待もありますので、いろいろと気を遣うわけでございます。

昨年も「クリスマス」というタイトルのディナーが何度あったことか。。。
出された料理は基本、完食しないといけないので、この時期は自分に厳しく、
ひとりラマダンでもしないかぎり、体重のコントロールが難しいのです。。。

さて、ローザンヌのクリスマスですが、今年は軽やかに(?)、ギラギラしないよう
夫に注意をされましたので、今年はおとなしく。。。

下準備も含めて、タイムスケジュールを作って、キッチンに貼り付け
気合を入れます!!!

テーブル・コーディネート
テーブル・コーディネート

テーブル・クロスはオフホワイトを選択し、(昨年はブリン・ブリンでしたので)
カトラリーやナフキンもなるべくおとなしい色目を選択。

例のごとく、お品書きはお手製のシルバーの大振りのリボンに、さらにメッセージが
入ったものを重ねて、グルーガンでくっつけてメニューホルダーにしてみました。

今年のメニューはこちら!

これだけ並ぶと、一体何時間かかるの??と思うでしょうが、
ゲストがくる当日は2時間程度の準備時間であとは放置プレイです(笑)。

いよいよ料理をご紹介いたします!

アミューズは3種!
アミューズは3種!

◆マドレーヌ・サレ(塩味のマドレーヌ)

こちら、砂糖のかわりに塩とチーズで味付けです。
パルミジャーノだけのものと、バジルペーストを練り込んだもの。
生地は混ぜるだけで、ゲストが到着したらオーヴンに入れると、10分で完成!

◆貝類のクルトン

このカナッペ、実は貝柱のお料理のソースにつかうのに、貝の出汁をとった後、
身があまったので、ハーブバター(パセリ、エシャロット、ニンニク、レモンの皮など
醗酵バターに練り込んだもの)を薄ーく切ったバゲットの上に貝の身を乗せて、
バターをチョンチョンと乗せて、マドレーヌと一緒にオーヴンへ入れるだけ。。。
(なんと手抜きな。。。と思うでしょうが、とっても美味しいんですよ!)

◆トマトのファルシ

サルデーニャ産の甘みが強いトマトの中身をくりぬいて、種をとったトマトと
貝柱を白ワインでサッと火を通したものを、サイコロ状に切って、レモン醤油で
和えて、アサツキを散らします(これ、調理時間5分。。。)

フォワ・グラ3種盛り
フォワ・グラ3種盛り

今年は生のフォワ・グラに初挑戦!

◆カナッペにしたもの
◆焼き林檎と巻いたもの
◆クレーム・ブリュレ

クレーム・ブリュレは拍子抜けするほど簡単です。

卵黄と牛乳(もしくは生クリーム)にフォワ・グラを溶かすだけという。。。
最後はオーヴンで湯煎焼きして火を通し、当日は湯煎にかけて少し温めて、
きび砂糖をかけてバーナーで炙るだけ。。。リピ決定!

ただ、生のフォワ・グラの神経を抜いて下処理をするのは、さっさとしないと
手の温度で脂がどんどん溶けてくので、要注意です。

お次は「甲殻類」!
お次は「甲殻類」!

◆貝柱のポワレ、貝類の泡ソース、ペリゴール産の冬トリュフ添え

貝はあらかじめ白ワイン、パセリ、ニンニクの半割りを入れて調理し、
出汁はフィルターで濾しておき、貝は全部身を取り出します。
貝の身はカナッペに使いましたが、パスタに入れたりしてもいいと思います。

貝の出汁は生クリームとバター、塩と最後に少量のレモン汁で味を整えて
熱したお皿の上に泡にしてかけて、格子状模様をうっすら入れた貝柱を焼いて乗せ、
最後は贅沢に(?)ゲストの前でトリュフをスライスしていきます!

メインはお肉!
メインはお肉!

◆肉のトルテ、ポルト酒のソース

こっちは牛と仔牛のひき肉をピスタチオ、キノコ、トリュフを入れて練り、
フィユタージュ(パイ生地)で包んだもの。ファルス(中身)を前日に練り、
当日はパイに包んで焼くだけという、こちらもあっと言う間にできるお料理です。
ソースの方はポルト酒をエシャロットと一緒に煮詰め、フォン・ド・ヴォーも
加えてさらに煮詰めたもの。ソースの方が時間がかかります。。。

今回はカメラマンがコミ(料理の助手みたいなものです)で忙しかったので
ワインの写真はこちらだけ。。。

デュルフォール・ヴィヴァンスの2009年、美味しゅうございました!

デザート
デザート

今年はバター不使用のジェノワーズ(スポンジケーキ)を焼いて、
ガリゲット種のイチゴジャム(昨年の夏にイチゴ狩りに行った際に
食べきれないものをジャムにしたので。。。!)を塗り、クルっと巻いたあと、
上からチョコレートのグラサージュをかけて、金箔を少しのせました!

最後に・・・

カヌレを焼いておきましたが、食べきれず。。。お持ち帰りしてもらいました!



次はローザンヌの大晦日とお正月編です!お楽しみに!!

投稿者

  • Midorina

    「マダム・みどり」こと、Midorina 。
    フランスワインとフランス料理をこよなく愛すが、実は隠れイタリア好き!?
    フランス人の夫と、陰陽師の名を持つ息子とスイスのローザンヌで3人暮らし。
    フランスのコート・ダジュールに在住していた時に、ワインとガストロノミーにハマり、ついに料理教室を 開いてしまう。
    ボルドーを除くフランスワインの現地スタッフとして活躍中。

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公開日 :
2015/01/20
更新日 :
2015/01/20
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