ボルドー生産者による社内ワークショップをしました！

リーズナブルな価格ながらまるで格付けワインのような素晴らしいワインを造る、
シャトー・ラ・ファヴィエールを迎えて、
スタッフ向けの少人数ワークショップを行いました。

どうしたらそのようなワインが造れるのか、その真相に迫ってみました！

ボルドーって？

ボルドーはフランスの南西部にあり、意外と日本と気候が似てたりします。
夏は日本ほど湿気はありませんが！

約10,000ワイナリーもが存在すると言われており、
ワインの銘醸地として有名ですね。中には1本ウン十万もするようなビックリするワインもありますが、そのようなワインはなかなか買えません・・・　

「銘醸地」「格付けワイン」などと言うと、値段が高いイメージが先行しがちですが、
実はデイリーに楽しめるようなお手頃価格でもすごく品質の高いワインもたくさんあるんです！

そんなボルドーの街自体は世界遺産にも選ばれているほど
美しい街並みです。

まるで格付けワインのような造り！！その①

まず、コンサルタントがすごい！

メドック2級グリュオー・ラローズの元醸造長、
ジョルジュ・ポリ氏がコンサルタントなのです。

1971～2006年まで35年もの間グリュオー・ラローズで醸造長を務め、このシャトーの品質を劇的に上げたと言われる敏腕醸造家がファヴィエールのワインを一緒に造っています。
ポリ氏は4級のシャトー・タルボの醸造家でもありました。彼の参入により、格付け銘醸ワイナリーの技術が導入されているんです。

このポリ氏、実は15年ほどサン・ジュリアンの市長を務めていた有名人でもあり、コスチュームでシャトー街道を走る有名なメドック・マラソンを設立したのもポリ氏だそうです！

まるで格付けワインのような造り！！その②

シャトー・ラ・ファヴィエールはボルドーでは珍しい一枚畑でブドウを育てています。
そして、その畑はシャトーのすぐ真ん前！！

畑をを20区画に分けて収穫し、それを道路を挟んですぐ近くにある醸造所へ即座に運ぶことが可能という好条件が存在します。
これにより、収穫後の果実を酸化させることなく運び、
最高の状態で醸造を始めることができるんです。

まるで格付けワインのような造り！！その③

実はファヴィエールのワインは、まるでトップクラスの格付けワイナリー並みの低収量なんです！
本当に良いブドウだけを残し、収穫したうちワインに使用するブドウを厳しく選果するのです。
良いブドウからじゃないと良いワインはできない、という訳ですね。
生産量は減っても、品質が上がるのです。

畑で手作業でブドウを間引き、残ったブドウに栄養や旨みが凝縮するようにしたり、、
収穫後は最先端ハイテク選果機で厳しい選果を行います。
この機械にはカメラが付いていて、ブドウの色、傷、熟れ具合などを選別してダメなブドウを全て落とします。
結果、シャトー・ラ・ファヴィエールの方は35hl/haという驚異の低収量で造られています。
これは格付けに選ばれているような銘醸ワインの中でもトップレベルの選果の厳しさです！

色んなところで好評価！！

「ミュゼ・ド・ラ・ファヴィエール」と、
「シャトー・ラ・ファヴィエール」という二つのワインを造っているのですが、
この両ワインとも別のコンクールで二つずつ金賞を受賞しています。

【ミュゼ 2010】
1) ジルベール＆ガイヤール2013金賞
2) ボルドー・コンクール2014金賞

【シャトー・ラ・ファヴィエール 2010】
1) ジルベール＆ガイヤール2013金賞
2) Challenge to the Best French Wines for the USA Miami 2013金賞

そして、シャトー・ラ・ファヴィエール2010の方は、
ユナイテッド・エアーラインズでなんと！
ファーストクラス＆ビジネスクラスの両方でオンリストされています！！

エアーラインのワイン選定は非常に厳しく、これは快挙です！！！

このような素晴らしいワインなのですが、お値段は非常にお手頃なのが嬉しいところ♪
格付けワインのような造り方をしてるのにこれで利益が出るの？とこちらが心配になるぐらいです（笑）

素敵な人柄の生産者

写真:（左）クリストフ・ブドゥエ氏、（右）オーナーのスタニスラス・ジンジェレンコ氏

今回来日されたのは、醸造も営業も行うディレクターの
クリストフ・ブドゥエ氏。

とても穏やかで紳士的、時にはお茶目な方でした！
日本はほぼ初めてで、日本食にはとても喜んでおられました。

生産者の素敵な人柄、真面目さ、
そしてエレガントさがワインに滲み出ていました。

ぜひお試しください！