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世界のワイナリーから 2015/07/02 by 株式会社モトックス 「神」に愛され、そして「人」から愛されるワイン
~オーナー兼醸造家のステッラ・ディ・カンパルト女史が来日~

「神」に愛され、そして「人」から愛されるワイン

イタリア・トスカーナ州 モンタルチーノ地区から、「サン・ジュゼッペ」という作り手のご紹介です。

先日、オーナー兼醸造家のステッラ・ディ・カンパルト女史が来日しており、1日共にさせていただき、その人柄など少しでも知っていただければと思います。

ワイナリーのはじまり

1992年に設立されたワイナリー。

ステッラ・ディ・カンパルト氏は、義母から贈与された土地でワイン造りを始めました。1996年に有機の認証を取得し、1999年にはブドウを植え、カンティーナを建設しました。

元々サン・ジュゼッペのある畑の場所は、広大な土地の森でした。
800年もの間、ずっと未開の地として誰も手をつけず、ずっと自然なままでしたので、畑を切り開いて、その後オーガニックの申請をしても短時間で取得できたのだとか。

ブドウをそのままワインに「変換」する

一番のポリシーは自然の恵みのおいしいブドウをそのままやさしくワインに転換する、とおっしゃいます。簡単におっしゃられましたが、それはとても難しいこと。
そして清潔であること。清潔にしてから、自然派となったので、とてもクリアでピュアなのです。

「畑と子供は似ている。自分の力を持っている。それを良い方向に引き出してあげること。」
自然の力を引き出していく農法としてステッラが選んだのがバイオ・ダイナミック。
大切なのは、テロワールの最大表現だと言います。「何も足すことなく」ワインを造りたい、というのが彼女のワイン哲学。

直感で自然な流れを選ぶ

19歳の時に出産と結婚を決断した彼女は、経済的にも恵まれた裕福な家庭で育ち普通であれば大学へ進学するはずでした。

しかし、彼女らしく直感で自然な流れを選びました。そして結婚後、義母にモンタルチーノの農地を贈与され、彼女のワイン人生が始まりました。

自然のままに、穏やかな心で

新しいワイナリーとしてスタートしたばかりのときは、誰も見向きもしてくれず、ステッラさんは毎晩泣いていたと話されています。

しかし、一躍評価されるとなると、周りのワイナリーたちに悪く言われたり、やっかみを食らうこともあったようですが、自分からは何もアプロ―チも売り込みもしたりせず、
じっと耐えていれば最後には自分が勝つのだ、とこらえてこられたようです。

そして世界的にも有名となり、今や誰も彼女のことをやっかみ悪くいう人はいなくなったのだとか。

豊かな感性

彼女は、ワインの味わいを表現する際には、その個性をよく人に例えたりしています。

同じことを何度も説明するシーンがあっても、彼女はワインのキャラクターや味わいを同じ言い回しを使いたくないそうです。
敢えて少し違った言い方をしてみたり、とっても感性豊かな方でした。

日本大好き

7年前に初めて日本に来て食べた和食がとてもおいしくて、それ以来和食と日本好きに。
京都で和食を食べたり、旅館に泊まったり、日本のわびさびや禅、旨みなどを感じられるかなり日本通です!

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ リゼルヴァ2009

まるで「若いアーティスト」のよう、と表現します。360度、周りの誰からも親しまれ、コミュニケーションのできる人のよう、とたとえられていました。

引き締まった果実味のボディ。
グラスに注いでからも空気との触れ合いを好んで、どんどん開いていくワインとのこと。

一度抜栓してからもかなり状態を保つようです。
ゆっくりと変化を楽しめますね。

最後に

わたくしの個人的な感想になりますが、本当にここのワインを初めて飲んだときに、やわらかく優しく滋味深い味わい。透明感を感じるピュアでクリーンな果実味。
かといって決して線が細いわけではなく、心地よい酸味と芯のしっかりとした繊細なワイン。一口飲んだ時に鼻腔に返ってくる広がるアロマに感動さえ覚えたことが印象的です。

特に、ブルゴーニュグラスに注いで、ゆっくりと空気に触れさせて、徐々に香りが上がってくるのを楽しんでください。もちろんセラーに入れておいて、いつか飲むのを楽しみに待たれるのもひとつの愉しみですね。

口コミ

先日07.のブルネロを飲みました!とてもエレガントでピノノワールかと思うほどの柔らかさ。力強くて野性味溢れるブルネロとはまた違った魅力がありました(^^)
2015/07/16by とだちゃん