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ぶどう品種のちがいを楽しもう
ワイン選びの王道といえばこれ!
by 株式会社モトックス
最終更新日:2013-07-12

カベルネ・ソーヴィニョン

フランスの銘醸地域、ボルドーで生産される品種です。カベルネ・ソーヴィニヨンは最も人気の高いブドウかもしれません。若いときには力強いタンニンをもち、熟成によって繊細でまろやかなワインとなります。写真のとおり青黒くて、小粒で果皮の厚い果粒はすばらしい風味とタンニンのワインを作り出します。
<主要な産地>
本家ボルドーと離れても各地で生産されています。土地への適応力が強く、風土をよく表すワインとなるため世界中の醸造家に愛されます
メルロー

これもボルドーが原産。ボルドーのシャトーが最も多く生産するブドウ品種です。本家ではカベルネ・ソーヴィニョン種とブレンドして使用されることが多く、ワインに豊かなアルコールと肉付きのよさを与えてくれます。タンニンの多いカベルネ・ソーヴィニョン比べて果粒が大きく果皮が薄いのでまろやかで飲みやすいワインに仕上がります。
<主要な産地>
本家のボルドー以外でも世界中で生産されています。日本の塩尻、桔梗ヶ原なども有名です。
ピノ・ノワール

フランスの銘醸地域、ブルゴーニュ原産のブドウ品種。冷涼な気候を好みます。温暖な地域ではその繊細な個性が発揮されず、栽培が難しい品種です。タンニンは少なく、酸味が豊かなのが特徴。条件の揃った畑では凝縮感が生まれ、最上級の味わいになります。有名な畑はロマネ・コンティ。
<主要な産地>
ブルゴーニュ(仏)、そのほかにもニュージーランドも優良産地。イタリア北部、ドイツ、カリフォルニア(米)、オレゴン(米)、チリ南部、日本の北海道など
忘れてならないのはシャンパーニュ造りに必要であること。高級なスパークリングワインには使用されることが多いです。
シラー

南フランス、ローヌ地方原産のブドウ品種。乾燥した気候を好みます。タンニンが豊かで濃密な味わい。カベルネソービニョンと並んでフルボディのファンを魅了するぶどう品種です。「スパイシーな強い香味」と表現されるワインが多いです。
<主要な産地>
ローヌ以外でも多くの地域で栽培されている品種です。オーストラリア(シラーズと呼ばれる)ではとくに最も重要な品種です。
シャルドネ

最高級の白ワイン品種で、ファンはとっても多いはず。粒どうしが密接していないので、腐敗が少なく適応力が強い。また、どんな土地でもその気候を表現する味わいワインができるため白ワイン用としては人気No.1を誇ります。普段飲みのシャルドネワインから高級ワイン「モンラッシェ」まで。溌剌としたタイプの辛口白ワインから、濃厚なタイプまで。価格も味わいもバラエティが多いです。シャンパーニュにも使用されています。
<主要な産地>
ブルゴーニュ(仏)をはじめ、世界各地
ソービニョン・ブラン

グレープフルーツのような柑橘類やハーブのように爽やかな香りが強い、アロマチックなブドウ品種です。主にスッキリとした辛口になることが多いです。香りの個性ゆえにファンが急増。高い人気を誇るようになりました。
<主要な産地>
フランスのボルドーやロワール地方で伝統的に栽培されている品種です。その他の地域ではニュージーランド産のものが世界的に有名ですが、世界各地に広まっています。
リースリング

涼しい環境を好むので必然的に繊細で酸が高く、気品のあるワインができる高級品種の代表銘柄。ドイツの甘口のワインを想像される方も多いと思いますが、実は辛口のものの方が多く生産されています。
<主要な産地>
ドイツ、アルザス(仏)、オーストリア、オレゴン(米)、豪州、北海道など
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