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ワインクイズ Vol.22 醸造②
空いた時間にクイズで楽しくワインの知識を身につけましょう! 今回は、醸造編②です。
by Wine-Link
最終更新日:2025-05-29

アルコール醗酵で生成されるのは何?
アルコール醗酵で生成されるのは何と何でしょうか?
①アルコールと水
②アルコールと二酸化炭素
③アルコールと糖分
④アルコールと乳酸
答えは、②の『アルコールと二酸化炭素』です。
酵母の働きで糖分が分解されると、アルコールと二酸化炭素(CO²)が生成されます。
通常のワイン造りの際は、生成される二酸化炭素は放出させるのですが、これを閉じ込めて発泡性を持たせたものが、スパークリングワインになります。
樽の素材は?
ワインの熟成に使われる樽の素材は主に、次のどれでしょうか?
①さくら(桜)
②スギ(杉)
③オーク(楢)
④ひのき(檜)
答えは、③の『オーク(楢)』です。
ちなみに、『オーク』というのはブナ科コナラ属の総称です。オーク樽の素材はその中のひとつである常緑樹の『樫(かし)』と訳される事も多いのですが、厳密には樽に使われているのは落葉樹の『楢(なら)』です。

樽で熟成すると、どんな香りが加わる?
ワインを樽で熟成することで、どんな香りが加わるでしょうか?
①ヴァニラやキャラメル
②ローズマリーやミント
③レモンやライム
④バラやスミレ
答えは、①の『ヴァニラやキャラメル』です。
オーク材には、『バニリン』と呼ばれる成分が多く含まれているため、オーク樽で寝かせたワインには、しばしばヴァニラを想わせる香りが感じられます。
さらに、樽の内側は加熱処理(ロースト)させていることから、キャラメルなどの香ばしい香りがワインから感じられることがあります。

ワインのアルコール度数はどれ位?
ワインのアルコール度数は、平均的にどれ位でしょうか?
① 5〜7%
② 12〜15%
③ 17〜20%
④ 22〜25%
答えは②の『12〜15%』です。
以前は12%前後が多く見られましたが、技術の進化、地球温暖化などにより、14~15%も多くなってきました。
赤ワインの方がタンニンが多く含まれているのは何故?
白ワインに比べて赤ワインの方が、渋みの原因であるタンニンが多く含まれるのはなぜでしょうか?
①醗酵温度が低いから
②皮や種と一緒に醗酵させるから
③梗や葉と一緒に醗酵させるから
④最後に火入れをしないから
答えは②の『皮や種と一緒に醗酵させるから』です。
渋みの原因であるタンニンは、ブドウの皮や種、梗に多く含まれています。白ワインはブドウを搾って果汁だけで醗酵させるため、タンニンの抽出がほとんどありませんが、赤ワインは、ブドウの皮や種と一緒に果汁を醗酵させるため、タンニンが多く含まれています。
今回は、醸造からのクイズでした。
如何でしたか?
また来週、新しいクイズをお届けします。
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