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南イタリア ブドウ畑に魅せられて とびきりの笑顔に出会う コンティ・ゼッカ 収穫体験記編

イタリア・ワイナリー・レポート

収穫しに行ってきました in サレント


どうも、てんどーねです。
ドイツはすでにとっても寒いです。(今朝の気温、1℃!!)
暗〜く、長〜い、冬が始まりました。
来月から始まるドイツ全土の一大イベント“クリスマスマーケット”に週5くらいで繰り出す以外は(通い過ぎ?笑)、暖かい室内で家族や友人と過ごす時間が増えるので、赤ワインの杯が進む季節であります。

さて、先月になりますが、収穫真っ只中の南イタリア、プーリア州サレントにお邪魔してきました。私も収穫に参加してきましたので、リアルな収穫の模様、レポートします!


ノヴェッロでもおなじみの『コンティ・ゼッカ』、プーリア州の貴族ファミリーによる運営ですね。
こちらでは機械収穫と手摘み収穫を組み合わせているそうなのですが、当日てんどーねは手摘み収穫のチームに参加させてもらう事に・・・

収穫現場に潜入するのは初体験であります!・・・ドキドキです。

キラキラのブドウ畑にてプリプリのネグロアマーロを・・・


写真:(実は彼女、先のノヴェッロレポートでも写真で登場してましたね!)

まずは極意を学ぶべく、毎年親子で収穫に参加しているというAlessandraさんに弟子入り志願。
ゴム手袋と専用のハサミを渡され、厳しい指導が始まりました。
本日の収穫は、ネグロアマーロ種です!!太陽の恵みを存分に浴びて育っているのでしょう、ブドウは超ぷりっぷりでした☆


もちろんカビや腐敗で痛んでいる粒がある部分は摘み取らず、地面に落とします。収穫作業前のケアが行き届いているのか、収穫に適さないブドウはあまり見かけませんでしたが、結構選別するのに神経を使いました。目視で即座に判断するのは意外と大変です。。。。


そして摘み取ったブドウの房はこちらの小さなカゴに丁寧に並べていきます。果実の重みで粒が傷付かないように、一切ブドウを上から重ねて置いてはいけません。(「並べ方が徹底していない」、と何回も怒られました…)

機械では及ばない細かいケアも、手収穫の作業では大切!


大切なブドウが入ったカゴには、ブドウ以外のモノが入ってはダメですので、小さい葉っぱもちゃんと取り除きますよ〜!!
(この時点でてんどーねは若干腰にキテます…収穫ってホント重労働…)


こうして収穫されたブドウが入ったカゴは、腕っ節の強そうな男性メンバーらによって(まぁ、ブドウのカゴはそんなに重くないですが…笑)素早くトラックに乗せられ、健全な状態のまま即座に車で5分程のワイナリーに届けられます!
完璧なチームワーク!!

シンプルに「自然」、「ブドウ」、「人」が共にある場所


写真:Alessandraさんのお母さんAntonellaさん、これまた素敵な笑顔!

ここで驚いたのは、素早い連携作業にも関わらず、収穫班・運搬班メンバー全員、常に楽しそうにおしゃべりしながら作業されていた事!
畑の中では笑い声が止みません。
炎天下での重労働を全員が楽しんでいるようで、なんだか不思議でした。
(当のワタクシは初収穫体験で結構緊張していたのですが、常に誰かに話しかけられるので、全く集中できず・・・苦笑)
気がつけば南イタリアの灼熱ギラギラの太陽に負けないくらい、みなさんの笑顔が輝いていました。
摘まれたブドウが美味しいワインになるのも何となく納得。 ふむふむ。


TizianaさんRosellaさんのベテラン仲良しコンビ、ブドウ選別の目も眼鏡の奥からギラギラ光ってますね。


こちらの畑の統括責任者エンツォさん。
ちょいワル風(古い?)のこちらのお父さんが各収穫チームのボス、ということで、常に収穫メンバーの仕事ぶりにはギラギラ熱い視線を送っておられました。

畑でもカッフェ・パウーザ♪


さすがイタリア人。
畑でも休憩にはやっぱり、持参したホカホカでお砂糖たっぷりの濃いコーヒーでした。。。


素敵な笑顔の収穫メンバーのみなさんに出会えた、充実の1日でした。
この方たちのお陰で、我々は美味しいワインが飲めるわけですね、ありがとうございます!!

投稿者

てんどーね

ドイツ在住のアラサー女子。
ワイン輸入商社勤務を経て、イタリア、日本、イギリスにてワイン資格取得に励むも、現在はノムリエ化。泡モノ好き。
最近は苦手な料理にもトライし始め、マリアージュを意識。一人家飲みもそこそこ、楽しい。