【ざっくり解説版】ワイングラスはどんなのを選ぶと良い?

ワインを飲む時に欠かせないのがワイングラス。 ほんとに沢山の種類が売っているからどれにしたらいいのか悩みますね。 ここでは、初めての人でも脱落しちゃわないような、ざっくりとした解説をしてみたいと思います。

by Wine-Link

最終更新日:2025-04-26

ポイントを3つに絞ってみました

ワイングラスも、売り場に沢山並んでいますね。どれが良いのでしょう?

まずは、ワイングラスに必要なポイントを、3つに絞ってみました。




その① 口がすぼまっている

まず、ワイングラスに必要な1つ目のポイントは、グラスの飲み口がすぼまっている事です。

普通のグラスというのは大抵がすとーんと垂直、もしくは、口に向かって斜めに広がっているものですが、ワインを飲む時は、飲み口に向かってすぼまっている事が必要です。

写真:【すぼまっていないタイプ】

写真:【すぼまっているタイプ】

そのすぼまり度合いが、まるで金魚鉢のごとくすぼまっているものから、そこまででないものまで様々ですが、とりあえず、すぼまっているもの、そして、最初は金魚鉢まではいかないすぼまりのものが良いでしょう。

何故、すぼまっている必要があるのか、というと、すぼまった形をしている方がより香りを楽しめるからです。

また、すぼまった形の方が、口にワインを流し込んだ時に、幅広く入ってくるので、舌全体にワインが届きやすいという理由もあります。一度、普通のウォーターグラスと比較してもらうと良いと思います。



その② 色が見える


次に大事なのは、色が見える事です。

テーブルの上が華やかになる、という事で色の付いたグラス、細かいカッティングの施されたグラスがありますが、ワインを飲もう!という時には避けた方が良いですね。

無色透明で、出来れば、柄やカッティングの入っていないグラスが良いです。

料理もそうですが、ワインも見た目も大事です。

種類によって違う、ワインの色を楽しむ事が出来るし、ワインを学んでいこう、と思う人は、色は味わいと関係があるから、見ておいた方が良いのです。


その③ 縁が厚く無い

最後に大事なのは、グラスの縁が厚く無い事です。

口に含んだ時に、厚いもの、ぼってりしているものは、気になって、ワインを飲む時の妨げになってしまいます。スプーンやお箸と一緒ですね。

薄ければ薄い程、ワインと自分との間に入るものが無くなり、なんとも快適に飲めるのですが、実際に自分で洗う事を考えると、最初のうちは極端に薄い必要はありません。

眼で見た時に、厚いものは、グラスの縁が盛り上がって見えるので、その盛り上がりが見えない程度のグラスから始めると良いと思います。

写真:【プーさんは可愛いが、縁が盛り上がっている】

さらっと、ワイングラスの種類を知っておこう

基本となる、4つのワイングラスの種類を知っておきましょう。

 『フルート型』

 『ボルドー型』
 
 『ブルゴーニュ型』
 
 『万能型』

★フルート型★

 『フルート型』は、スパークリングワインを飲む用のグラスです。

 立ち上る泡が綺麗に見えます。

★ボルドー型★

 『ボルドー型』は、グラスのサイズもふくらみが大きく、チューリップみたいな形です。

 フランスのボルドー地方のワインのような、しっかりとしたフルボディの赤ワインに向いています。

★ブルゴーニュ型★

 『ブルゴーニュ型』は、グラスのふくらみが更に大きく、球体に近い形です。

 フランスのブルゴーニュ地方のワインのような、繊細で香り豊かな赤ワインに向いています。

★万能型★

 『万能型』は、グラスの大きさもふくらみも、上の二つほどでは無い形です。

 基本、白ワイン用、軽めの赤ワイン用です。

その中で、一種類買うならば


色々グラスを揃えると、楽しいのですが、食器棚のスペースも限られています。家族にも嫌がられてしまうかもしれません。

なので、とりあえず一種類買うなら、『万能型』を買いましょう。

『万能型』ならば、スパークリングワイン、白ワイン、赤ワイン、ロゼワイン、どれを飲むにも程よく受け止めてくれます。

1万円を超えるようなワインを飲む時は、それに適したグラスを用意する事をおススメしますが、まずは、万能型で。



大事な補足ポイント

グラスを買う際に、現実的に大事な補足ポイントが3点あります。

①食器棚に入る高さか注意
 柄が長いと、すらっとして見た目的に美しいですが、食器棚に入らない事があります。
 自分の家の食器棚の高さを確認して買いに行くか、低めのものにしておきましょう。

②割れにくいタイプがあれば、それを買おう
 同じグラスに見えても、割れにくい素材のグラスもあります。
 店頭での説明を見たり、店員さんに聞いたりしてみましょう。

 最初から、あまり薄すぎるものや、柄が細すぎるものを買わないのもポイントです。

③箱があるなら箱は残しておこう
 グラスを友達の家に持って行きたい時や、しばらくワインはお休み、という時に、箱があると本当に助かります。

 3脚か4脚か迷っていて、4脚なら箱が付いて来る場合、思い切って4脚買い、箱を残しておきましょう。

以上です

以上、初めてワイングラスを選ぶ時のポイントをざっくりとまとめてみました。

道具を揃えると、ワインも楽しくなってきますね。

是非、参考にしてみて下さいね。


投稿者

  • 山崎 久美子

    ・ソムリエエクセレンス(JSA認定)
    ・SAKE DIPLOMA(JSA認定)
    ・DIPLOMA LEVEL 3(WSET認定)

    ワインの輸入商社でバイヤー職を経て、現在は、ワインのなんでも屋をちみちみとやっている。

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公開日 :
2025/04/25
更新日 :
2025/04/26
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