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ブドウ畑の体当たりレポート!結果母枝誘引編
スタッフDのワイナリー作業体験!ブドウの生育の基盤を作る結果母枝誘引とは?
by 株式会社モトックス
最終更新日:2016-03-16
ワイナリー作業体験第2弾です!

前回に続き、Dがブドウ畑の体当たりレポートをお届けいたします!!
師走の雨の中、凍えそうになりながら剪定作業をした前回。
ブドウの一年間の成長を決める大切な内容でした。
さて、次なる作業は結果母枝誘引の作業です。
今回も写真を見ながら、レポートしたいと思います!!
快晴ですが…
作業前日は大荒れの天候で、また雨の中で作業かい!!??とあの時の悪夢が蘇りましたが、当日は快晴で気温もそれなりにある中での作業でした。
が、しかし!!
この日は「八ヶ岳おろし」というこの土地で特有の風が吹く中での作業になりました。やはり過酷な中で作業を迫られるのは自然界の常です(涙)。
この空っ風は北から吹くとても冷たい風でとにかく体温が奪われていきます。寒い…
作業開始!!
さて、座学の説明もほどほどに結果母枝誘引(けっかぼしゆういん)をしていきます。
言葉だけ見ても何のこっちゃ??ですので、写真を見ていきましょう。

前回の剪定作業は、今年育てる「枝」を選ぶ作業でした。
しかし、写真のようなコルドン仕立てではブドウの枝は上を向いてしまっています。
ブドウはつる性の植物なのでこのまま放っておくと、春に枝が柔らかくなる際に
意図しない方向に枝が伸びてしまい、ブドウがうまく実らない可能性があります…
そこで枝が育つ前にしっかり固定をさせて、ブドウの生育の基盤を作る作業が
結果母枝誘引です。

上を向いている枝を慎重に曲げていき…
写真のように針金を巻いて枝をワイヤーに固定させます。
ちょっと窮屈そうに見えますが、こうすることで安定したブドウの生育を目指します。
トラブルもあります…
人は誰でも間違いを犯すもの…
作業中に後ろで聞こえたあの嫌な音…
「ボキッッッッッ!!!」
・・・
枝を折ってしまった!!!
(Dはちなみ一度も折ってないです!!)
でも安心して下さい。
治ります!!!(穿いてはいませんが…)
枝を折った時に使う専用のバンソウコウを巻いて応急処置を行います
(ちなみにこのバンソウコウ、市販で比較的手に入りやすいみたいです)。
すると、写真のようになります。

お分かりでしょうか?このように折れた部分に白のバンソウコウを巻いて応急措置は完了です♪
ちなみに完全に折ってしまうと修復不可ですが、枝が折れても皮で繋がっていれば、修復可能のようです。
ブドウって強い。いい子!!
ちなみに繰り返しますが、Dは結果母枝誘引の作業中、一度も折っていません!!
無事作業も終えて…

強風の中でしたが、予定通り無事作業は終わり、春に向けて芽が出るのを待つばかりです。これから一年間、どんなブドウが実るか楽しみですね。
それにしてもいつ来ても素敵な場所だな…
次回は芽かきの作業をレポートしたいと思います。
Dの体当たりレポート、乞うご期待下さい!
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