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ワイン会に行く前に
「ワイン会に呼ばれちゃったけど、そういうの行った事が無いし、どうしたらいいの?」というあなたの為に、ワイン会を楽しむためのコツをまとめたいと思います。
by Wine-Link
最終更新日:2023-05-24
目次
「ワイン会に呼ばれたけど、どうしたらいいの?」
新年度が始まり、初夏にさしかかろうとしていますが、職場や習い事などで知り合った人と打ち解け、「また今度ご飯食べに行きませんか」、なんて話も出てくる事もある時期ではないでしょうか。
そんな中で、「うちでワイン会するのですが、如何ですか?」と誘われて、「ワイン会なんて行った事無いから、どうしよう!」なんて思っている方もおられるかもしれません。
今回は、初めてのワイン会を楽しめるように、いくつかコツをまとめてみたいと思います。
その1 『香り』に気を付けていきましょう
ワインを楽しむ会、という事は、カジュアルな会であっても参加者はワインの香りを楽しみたいものです。そのワインの香りを妨げない為に、『自分の香り』に気を付けていくのをお勧めします。
香りの強い香水、ヘアクリームやヘアスプレーなどは控えましょう。可能ならば、香る系の洗剤の臭いにも気を付けたい所です。
その2 『白』を着ていくには覚悟を
ワイン会で出されるワインは、白ワインだけの場合もありますが、大抵の場合は赤ワインも出されるでしょう。汚れの心配を考えると、白い服は避けておくと無難です。
白い服は赤ワインが付いてしまうと、付いた時の汚れも目立つし、後でシミを落とすのも大変です。
うっかりが多い私は、ワイン会に行く時は色の薄い無地の服は避ける事が多いです。
「そんなー! 私、子供じゃないんだからグラス倒したりなんかしないわよ。」と思われるかもしれないのですが、ワインを注いだり注がれたりしたりしているうちに、グラスの脚や自分の手にほんのりワインが付いていたりします。そして、その汚れが気づかないうちに服に付いていたりする事は案外多いのです。
着ていきたいお気に入りの服が白なんです、という場合はもちろん着て行ったら良いのですが、汚れる可能性もあると覚悟しておくと、汚れてしまった時の心のダメージが緩和されるかもしれません。
その3 グラスは脚の真ん中辺りを持つ
では、ワイングラスはどうやって持ちましょうか?
基本として、ワイングラスはステム(=脚)の真ん中辺りを持ちましょう。
写真:ステム(=脚)とはここです
ステムの真ん中あたりを親指、人差し指、中指の3本の指先の腹でつまむ感じです。棒アイスを食べる時の感じ、と言いましょうか。
写真:棒アイス? こんな感じ?
ボウルの部分を持ってしまうと、グラスに注いだワインの温度が上がってしまうのでステムを持つ。そして、ステムの下の方を持つとバランスが悪く、グラグラしやすいので、真ん中を持つのがスタンダードな型となる訳です。
絶対この持ち方をしなきゃいけない訳では無いので、慣れてきたら好きに変えていったら良いのですが、慣れないうちはこの持ち方をしておくと無難です。
逆に少しワインが冷やし過ぎだったな、と思った場合はあえてボウルの部分を両手で包むように持って、手の温度でワインを温めたりする事があります。
また、参考までにですが、基本的な持ち方を分かった上で、あえて外す感じでボウルの部分を持ったり、ボウルのふちを持ったりする方もいます。
その4 乾杯はグラスを当てない
そして、乾杯から会を始める事になるかと思いますが、この時、ワインの入ったグラスをかちーん、と当てたりはしません。ワインのグラスのボウルの部分は繊細ですから、うっかり勢いよく当てるとグラスが割れる可能性があります。
写真:こんな感じでの乾杯は、余り行いません。
乾杯の際は、グラス同士は当てずに、グラスを持ち上げるだけか、やや他の方のグラスに近づけるしぐさで終わると思っておくのがスマートです。
教室で挙手する如く、高く持ち上げるとちょっと恥ずかしい思いをする可能性があるので、自分の顔の高さ位に持ち上げる程度にしておきましょう。
ただ、ホストの方達がカチンと当てておられたら、一緒に静かにグラスを当てても良いと思います。
その5 『注ぎ足し』は慣れるまでは、ホストに任せておこう
会が進んでいって、グラスの中のワインが減っていたり、無くなったりしている人がいると、「注ぎ足してあげた方がいいのかな?」と気になるかもしれませんが、ワインを注ぎ足すのは、慣れるまではホストや慣れた方にお任せしておきましょう。
任せる理由としては、
①うっかりグラスに残っているワインと違うワインを注ぎ足してしまうというミスをしてしまうかもしれない。
②グラスの中で味わい、香りが変化していくのを楽しんでいる所だった人に注ぎ足しをすると、邪魔する事になる。
③「これが無くなったら、次は違うのを飲みたいな」、と思っている人に注ぎ足すと残念に思われる。
④高価な1本なので、ゲスト全体に公平に注ぎ足しをしたい、というホストの予定の邪魔になるかもしれない。
など、様々なケースが考えられるからです。
気を使いたくなるものですが、会の流れや、ワインのラインナップの意味が分かるまでは、注ぎ足しはホストや慣れた方にお任せしておきましょう。
その6 口元には気を付けて
赤ワインを沢山飲んでいると、気づけば口角に赤ワインが付いている事や、歯が赤ワインで染まってしまっている事があります。
時々、ティッシュで口元や歯を拭いたり、水を飲んだり、洗面所でチェックしておくとスマートですね。
まとめ
初めてのワイン会が不安な方の為に、以上いくつか書いてみましたが、あくまで基本の話なので、みんなそれぞれのスタイルがあると思います。
まとめると、
- 『自分の香り』に気を付けて参加
- 極力白の服装は避ける
- グラスは脚の真ん中を持つ
- 乾杯はグラスを持ち上げるだけ
- 注ぎ足しはしなくて良い
- 口元にご注意
こんな感じでしょうか。
みなさんがワイン会を楽しめますように!
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