ワインクイズ2024　Vol.19 チリ

チリで最も栽培されている黒ブドウは？

チリで最も多く栽培されている黒ブドウ品種はどれでしょう？

　①　メルロー
　②　カルメネール
　③　ピノ・ノワール
　④　カベルネ・ソーヴィニヨン




































答えは、④の『カベルネ・ソーヴィニヨン』です。

チリのブドウの栽培面積の約30％を占めているのがカベルネ・ソーヴィニヨンです。

黒ブドウとしては加えて、メルロー、カルメネールなどが多く栽培されています。

白で多く栽培されているのは、ソーヴィニヨン・ブランとシャルドネです。

カルメネールは何と勘違いされてきた？

チリの主要品種であり、他の国では余り栽培されていない、カルメネール。1994年頃までは、ある別の品種と勘違いして栽培されてきました。何の品種と勘違いされてきたでしょう？

　①　カベルネ・フラン
　②　カベルネ・ソーヴィニヨン
　③　メルロー
　④　サンジョヴェーゼ




































答えは③の『メルロー』です。

19世紀半ばにカベルネ・ソーヴィニヨンなどと一緒にフランス、ボルドーから持ち込まれたのですが、メルローと混同して栽培されてきていました。1994年DNA鑑定の結果、やっとカルメネールであると認識されました。

カルメネールは色が濃く、凝縮感があり、樽熟成するとコーヒーやチョコレートの様な香りを持つ、個性的な品種です。

『チリカベ』とは？

ブーム的に広がった、チリのワインの『チリカベ』。
この『チリカベ』はどんなワインでしょう？

①チリの、壁のようにしっかりとした赤ワイン
②チリのカベルネ・ソーヴィニヨンを使った赤ワイン
③チリの、香り高くベルベットの様な舌触りの赤ワイン
④チリの、完璧な品質の赤ワイン





































答えは、②の『チリのカベルネ・ソーヴィニヨンを使った赤ワイン』です。

1990年代の赤ワインブームの時に、チリ産のカベルネ・ソーヴィニヨンを使った赤ワインは値段が安い割に果実味がたっぷりの飲みやすいスタイルであった事から人気が出て、このような略語が生まれました。

『安いワインでしょ。』というニュアンスが否めない為、今は呼ばれる事が減っています。

カベルネ・ソーヴィニヨンを主体とした高品質赤ワインの産地は？

カベルネ・ソーヴィニヨンを主体とした高品質の赤ワインが多く造られる銘醸地として名高いのは、次のうちどれでしょう？

　①マイポ・ヴァレー
　②マジェコ・ヴァレー
　③カサブランカ・ヴァレー
　④イタタ・ヴァレー




































答えは、①の『マイポ・ヴァレー』です。

チリの首都、サンティアゴの近くに位置するマイポ・ヴァレーはカベルネ・ソーヴィニヨンを主体とした銘醸ワインが多く造られています。

コンチャ・イ・トロ社とバロン・フィリップ・ド・ロートシルトのジョイントが造る超プレミアムチリワイン、アルマヴィーヴァもここで造られるワインです。

チリのワインが輸出される港の名前は？

チリのワインが輸出される港の名前は？

　①コンセプシオン
　②ブエノスアイレス
　③サンティアゴ
　④バルパライソ






































答えは④の『バルパライソ』です。

『バルパライソ』はスペイン語で『天国の谷』を意味する、チリ第二の都市です。

アルゼンチンワインもアンデスの山を越えてここから出荷されます。

今回は、チリからのクイズでした。
如何でしたか？

また来週、新しいクイズをお届けします。