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「ボルドーに恋する8日間」~1日目~

現地レポート!今度はフランスボルドーのプリムール紀行♪

人生初ボルドー!


営業部のN村です。
今、私はフランスのボルドーにいます。

ボルドーの市街区域は世界遺産にも登録されており、とても美しい街です。

そんなボルドーの街での今回の目的は、UGCが主催するプリムール(まだ熟成段階の途中にある樽ワインを試飲して状態を見る為に行われ、今年は2014年のヴィンテージです。)の試飲会に参加する事と、弊社モトックスが日本に輸入しておりますワイナリーを巡るのが主な目的です。

※UGCはユニオン・デ・グランクリュの略で、ボルドーの格付けシャトーで構成される協会。

ボルドーに来るのは、今回が初めて!で興奮しております(^^)/
私・N村がこの8日間でボルドーに恋をするのかどうかという点にもご注目下さい。

まずは、皆様に1日目の様子をお伝え致します☆

「ボルドーに恋する8日間」~1日目~

まずは、ボルドー市内のホテルからサンテステフのさらに5km北にある「ドメーヌCGR」に向かいます。
何と、醸造家であるマガリ・ギュイヨン氏自らが迎えに来て頂き、感激(^^♪


ボルドー市街地から、ボルドーのワイン街道である県道2号線を通って、様々なシャトーの外観を見ながら、サンテステフに移動。

◆ドメーヌ CGRに到着


ドメーヌCGR。
CGR、何か機械の番号のような名前。

3つのLA CARDONNE(カルドンヌ)、GRIVIERE(グリヴィエール)、RAMAFORT(ラマフォール)シャトーを所有しているので、頭文字からワイナリー名をとっております。

弊社での取り扱いは、カルドンヌとグリヴィエールとグリヴィエールのセカンドワイン。
1990年代、ラフィットから畑は購入。大きさは、100ヘクタール近くあり、非常に広大。

主にメルローとカベルネソーヴィニヨンを栽培しており、ブドウの状態をしっかりとチェックし、酸と糖分のバランスが理想的な状態で収穫しております。
また収穫量も格付けシャトー並みの数量であり、しっかりとブドウを選別し、ワイン造りを行っております。

そして、元ランシュ・バージュの女性醸造家であるマガリ氏が、区画ごとに醸造をしているタンクから状態を見て、ブレンドをしていき、ワイナリーが理想としているワインに近づきます。

また、飲み頃のワインを提供したいというワイナリーの思いから、約300万本を保管できる大きな地下セラーで熟成をしているので、飲み頃のヴィンテージを楽しめる事ができるのもこのワイナリーの魅力の一つです。

◆シャトー・ソシアンド・マレ


オーメドックワインでありながら、非常に高い品質で日本でも人気上昇中「ソシアンド・マレ」。

水はけの良い砂利質、そしてメルローの栽培に最適な粘土質もあります。
その為、カベルネだけでなく、メルローもこのシャトーは良いブドウができます。

2014年は、2013年よりもバラなどのフローラルなアロマがしっかりと感じられ、黒コショウ、メントールのような清涼感。そして、後から、摘みたてのブルーベリーのような果実感があります。

ストラクチャーもしっかりしており、ベリーリキュールのような果実味と引き締まった酸味。非常にバランスの良い状態で、プリムールでありながら、すでに完成度は高い。

これからの熟成で、どうなるかが、今から楽しみです!

◆シャトー・カロン・セギュール


ハートラベルで人気のサンテステフの3級格付け「カロン・セギュール」。
2011年からオーナーが変わり、さらに設備投資に力を入れております。


シャトーでは、あの有名な「我、ラフィットやラトゥールを造りしが、我が心カロンにあり」という言葉が書いてある壁もあります。

2014年、アルコール度数も高く、素晴らしいポテンシャルでした。

◆2014年のヴィンテージについて

2014年の9月10月の天候が良かった為、特に、晩熟であるカベルネソーヴィニヨンが理想的な状態で収穫できたそうです。
非常に楽しみですね。

もう一軒シャトーを訪問させて頂き、その後、市内へ移動。
夜はバスク地方の料理を楽しみました。

次回をお楽しみに。