アメリカ カリフォルニア

ディアバーグ ヴィンヤード

ゴルフの4大メジャーの一つマスターズでピノ・ノワールが期間中にサービスされた!

1280 Drum Canyon Rd. Lompoc, CA 93436

世界に誇るブルゴーニュ品種の銘醸地サンタ・バーバラの名門

世界に誇るブルゴーニュ品種の銘醸地サンタ・バーバラの名門

2005年ヴィンテージで一躍カリフォルニアトップカベルネの仲間入りを果たした、スターレーン ヴィンヤードのオーナー、ジム&マリー・ディアバーグ夫妻、が同じく最高品質のピノ・ノワール&シャルドネを造るべく銘醸地サンタ・マリア・ヴァレーで1996年にスタートさせたプロジェクトです。ブドウ畑を細かな区画に分け自然派の農法の一つサステーナブル農方法を用いて、他では類を見ない程多くの厳選クローンを使用しブドウを栽培しています。樹齢こそ若いものの様々なクローンの組み合わせによりテロワールが見事に表現されたディアバーグ独特の深みのある味わいを産み出し高い評価を得てきました。

2008年にはシラー&ピノ・ノワールが、また2009年はピノ・ノワールがスターレーンのカベルネ・ソーヴィニヨンと共にマスターズ・ゴルフ・トーナメント開催中「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」で提供されるなど国際舞台で華やかなデビューを果たしました。また、シラーは2012年5月にアメリカで開催されたG8先進主要8か国首脳会議とNATOサミット後の晩餐会で、アメリカ産唯一のシラーとしてメインコースのステーキ料理と共にサービスされるなど高い評価を集めています。

写真:オーナー:ジム&マリー ディアバーグ夫妻

1996年設立。オーナーのディアバーグ氏は長年、最高品質のボルドー品種を産み出すためボルドーからナパ、サンタ・バーバラの大地を見て回っていました。そして、ついに現在ワイナリーがあるサンタ・バーバラAVA内の一番南東にあるサンタ・イネズ・ヴァレーの山岳地(標高200-500M)に辿り着きました。そしてこの地で念願であったボルドー品種の栽培を始めました。
時を同じくして、ディアバーグ夫妻はサンタバーバラの沿岸部(西側)が冷涼な土地として早くからピノ・ノワールやシャルドネの栽培地として脚光を浴びていたことに目をつけ、この地のならではの利点を生かしたブドウを栽培すべく、サンタ・マリア・ヴァレーとサンタ・リタヒルズにブドウ畑を購入し栽培を開始しました。

才能溢れる醸造家

才能溢れる醸造家

写真:醸造家 タイラー・トーマス氏

2013年にスターレーン&ディアバーグ ブランドに醸造家として参加したタイラー・トーマス氏。
以前勤めていたソノマのドネーラン・ワイナリーで醸造したワインがパーカーポイント100点を獲得するなど、軒並み高評価を獲得してきた注目の醸造家です。コロラド大学で 植物学を専攻した後、カリフォルニア大学UCデイヴィス校で醸造学と栽培学の博士号を取得しました。その後ナパのハイド・ド・ヴィレーヌ等で経験を積み、偉大な畑から偉大なワインを生み出し、高い評価を集めてきました。
トーマス氏は言います。「素晴らしい人々と資源、そしてユニークな土地が存在するほど恵まれた環境は無い。これらが素材となって、他には無い素晴らしいワインを生み出すことが出来る。」
世間の注目を集めるドネーランのプロジェクトから離れ、パイオニア精神を持つ家族ワイナリーへ移る事を決めたトーマス氏。「ディアバーグは偉大なワインを生み出すのに必要な精神を持っている」と話します。「品質第一主義で、そのクオリティの証明に邁進し、多種多様な畑を丹精込めて耕し、ワイナリーの設備を最高の環境に整え、更には長い時間をかけて畑に隠された偉大な力を見出そうとビジョンを持つワイナリーだ」と。
トーマス氏が掲げるゴールは、彼自身の力を引出し、喜びを与えてくれる、そんなワインだと言います。快楽的であり知的で、何度も何度も飲みたくなるようなワイン造りを目指します。

美しい酸と果実味を最大限に表現すること

美しい酸と果実味を最大限に表現すること

素晴らしい酸と果実味を産み出すディアバーグの畑。この特徴を最大限に引き出すために蔵ではできる限り人間の介入を最小限にしています。
新樽の使用も極力抑え、ワインと木の要素が程よくバランスを取れるように醸造・熟成しています。

それぞれのテロワールが産み出す奇跡

それぞれのテロワールが産み出す奇跡

写真:サンタ・バーバラ州地図

サンフランシスコから南に約500kmの地点に位置するサンタ・バーバラ州。この地は南北アメリカ大陸で唯一山脈が東西に走る珍しい地形環境を持つ産地です。沿岸部に位置しながらもこの山脈の影響で、南から吹き付ける冷たい霧・風は全て遮断されることから霧や風は西側の沿岸部からのみ入ることができます。
これらの冷たい霧風は朝10時半頃まで沿岸部の畑に停滞し、午後2時過ぎ頃から東の内陸部へ移動していきます。そして朝早くに西の海へと戻っていきます。この為、西側の沿岸部(サンタ・マリア ヴァレー、サンタ・リタ・ヒルズ)は午前中、非常に冷涼で、霧が晴れてから日が沈みかけるまでの4時間程だけ十分な太陽の恵みを受けます。この結果、この地域は一日を通して冷涼な気候となりブルゴーニュ品種の栽培にとって最適な環境が揃います。

ディアバーグの畑はその中でも北向きに畑が植えられ、より涼しい環境の中でブドウを生育することができることから素晴らしい酸を形成してくれます。この地からはシャルドネとピノ・ノワールが産み出されます。 一方スターレーンシリーズとディアバーグシリーズのシラーが産み出されるのは、ずっと内陸部に入ったサンタ・イネズヴァレー(南東部)になり、海からの影響が少なく冷たい霧が到達する午後過ぎまで十分な日照量に恵まれ温暖な気候下での栽培が可能となっています。スターレーン(ボルドー品種)、ディアバーグ(シラー)は標高200-500M程の所で栽培され、標高の低い地帯(シラーやソーヴィニヨンが栽培される)は霧の影響や風の影響を比較的受けやすく冷涼ですが、ボルドー品種が栽培される地区は標高が高く一番標高の高い地帯には霧も届かないことから寒暖差はあるものの、ボルドー品種(カベルネ)の生育に必要な最適な気温帯が一日を通して存在します。
沿岸部のサンタ・マリア・ヴァレーから東のサンタ・イネズ・ヴァレーまでの距離はたった32キロほどしか離れていませんが、太平洋の影響で気温帯が大きく異なりその差は8度程になることからワイナリーではあえてブランドを2つに棲み分けしそれぞれのテロワールを伝えています。

オーナーの名前をブランド名に

ディアバーグとはオーナーの苗字。最高品質のワインを産み出すことを掲げオーナーの名前を取って産み出される造り手の思いがこもったワインです。

重力を利用した4層構造の醸造所

重力を利用した4層構造の醸造所

伝統的な4層構造の重力を利用した醸造施設(完成2008年)で醸造は行われます。
まず、一番上の階層に収穫ブドウを持ち込み、重力を利用しながら下へ下へと落としながら醸造・熟成をおこないます。

特別な選果台 通称モンスターの存在!

特別な選果台 通称モンスターの存在!

ワインに使用するブドウは最高品質のものだけを厳選します。まずは、畑での選別からはじまり、収穫後は房を人間の手によって選別し、次に特別な選果機で粒を選りすぐります。
選果機はまだアメリカに数台しかないと言われるエアーカッターを搭載した”マストロ”を使用しています。
この機械を使用することで、ダメージの無い、完熟した、まん丸のブドウだけを高速で選りすぐる事ができ、ブドウは健康な状態で醸造にかけられます。
この選果機により最大で12%程のブドウが排除されます。

厳選クローンにかける!

厳選クローンにかける!

写真:ディアバーグ畑(サンタ・マリア・ヴァレー)

〇 ピノ・ノワール
ピノ・ノワールは合計12種以上のクローンから産み出されます。使用するクローンは大きく分けてディジョンクローンとヘリテージクローン(別名スーツケースクローン)と呼ばれる本場ブルゴーニュの銘醸畑から持ち込まれたクローンです。それぞれのクローンは異なった特徴を持ち、テロワールの反映の仕方も様々です。これらのクローンの使用により、若い畑ではありますが他には無い、カリフォルニアらしさの中に研ぎ澄まされた複雑味のあるブルゴーニュを感じるプレミアム品質のワインを産み出してきました。これ程までに多くのクローンを使用するのはカリフォルニアでも唯一と言って過言はありません。こうして生みだされるワインにはディアバーグにしかない独自性が存在しています。

〇 シャルドネ
一方、シャルドネに使用するクローンは5種程。主にカリフォルニアの高級ワインにも使用されるウェンティやオールド・ウェンティを使用します。畑の持つ特徴として高い酸を持つブドウを産み出すのですが、特にウェンティクローンは小粒で凝縮した酸高いブドウをつけます。
これだけの美しい酸と果実味を持つディアバーグ畑のシャルドネには、樽が重くなりすぎないようにカリフォルニアでは非常に珍しい大きめの400Lの樽を使用します。また、MLFも極力行わないようにコントロールし酸を引き出しています。(最大でも10%まで)この結果、ワインは引き締まった酸を持ち、バトナージュによって生み出された複雑味とボディが飲み手を至福の時間へ誘います。
ディアバーグでは特にこの地のシャルドネのポテンシャルに注目し、カリフォルニアプレミアムシャルドネとしては異例の樽無シャルドネも少量醸造しています。

〇 シラー
シラーが産まれるサンタ・イネズのスターレーンの畑は砂利や岩が多く含まれ、ミネラル豊かなブドウが育ちます。また山岳地帯であるため、収量は自然と少なくなりますが逆に非常に小粒の濃厚なシラーを産み出します。この濃厚で凝縮度の高いシラーは醸造過程でプレスする必要もなく、フリーランで落ちてきたブドウジュースだけで醸造されるため嫌な苦みやタンニンが一切ありません。色合いは濃厚で華やかに香り、フレッシュで口当たりは滑らかな質感を持ちます。正に畑が産み出すワインと言えます。醸造に用いられる樽もできるだけ樽が前に出ず、うまくワインと混じりあうように400Lの旧樽が使用されています。

口コミ

  • 区画ごとに収穫して、それぞれを樽で熟成。そしてバランスを見て、ブレンドし調整して仕上げるという手のかかる方法をとっておられます。

  • 樽がしっかりかかってるのに、しつこくない、飽きが来ない1本。
    リピートしてます!

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公開日 :
2012/07/19
更新日 :
2012/07/19

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