フランス ブルゴーニュ

マーク・ハイスマ

世界中で注目を集める新世代のマイクロ・ネゴシアン

SARL Henoli Lot 4, ZI ´La Petite Champagne’21640 Gilly les Citeaux, France

オーストラリアで経験を積み念願のブルゴーニュへ

マーク・ハイスマ氏はオーストラリアのヴィクトリア州ヤラ・ヴァレーにある銘醸ワイナリーに醸造家として勤めていた経験を持ちます。その頃から「ブルゴーニュでワイン造りをしてみたい」という夢を抱いており、オーストラリアで出会ったジュブレ・シャンベルタンの造り手に相談。遂に2009年からネゴシアンとしてブルゴーニュでのワイン造りをスタートさせました。当初は他の生産者に醸造設備を借りていましたが、2016年にはヴージョ村の東にあるジリ・レ・シトー村に自信のワイナリーを設立。信頼のおける生産者からブドウを購入しワイン造りを行っています。オーストラリアで畑を見てきた経験から丁寧にブドウ造りを行っている農家さんを見極め契約を行っています。生産量こそまだ少ないですが質の高いワインを産み出し世界中から高評価を受けている生産者です。今後は自社畑でのブドウ造りも含めさらなる飛躍が期待される生産者です。

信頼の置けるスタッフ・栽培農家と共に歩むワイン造り

ハイスマ氏はブルゴーニュにワイン造りの拠点を置いておりますが、ブルゴーニュを不在にすることも多く年間の30%~40%はブルゴーニュ以外で過ごしております。ただ、不在の際には絶対的な信頼を置いているスタッフのジェレミーがワイナリーの業務を行っており「常に私がいなくても、素晴らしいスタッフが働いてくれているお蔭でワイナリーの仕事は理想通りに管理できています。」と自信を持って語ります。
また、ブドウを購入する栽培農家を選ぶ際には、彼らの畑仕事をしっかりと見極め、話を重ね、信頼できると感じた農家さんとのみ契約を結んでおります。
その経験豊かなスタッフと栽培農家をファミリーと呼び、「ファミリーの力を借りることで素晴らしいワイン造りに取り組むことができている」と非常に嬉しそうに語ります。醸造家、栽培農家、そしてワイナリースタッフの息が揃っている事が、品質の高いワインを造り上げる大きな力となっています。

優美でエレガント、香り高くフレッシュでバランスの良いワインを造る!

■スタイル:「優美でエレガント、香り高くフレッシュでバランスの取れたワイン」
かつてオーストラリアのワイナリーで働いていた際に植物学者でもあるオーナーから学んだ「とてもシンプルな基準」とのことです。
また、飲み手がすぐに楽しめる、飲み手の喜びとなる完成されたワインを世に送り出さなくてはならない。
もちろん熟成という要素は大切だが、数十年飲み手のセラーに寝かせたあとにようやく楽しめるワインであってはいけない、とも教えられ今でもその教えを頭に置きワイン造りを行っています。

■信念1:「ワインは飲み物という存在に留まらず、人生の一部である」
オーストラリアの銘醸で経験を積んだマーク・ハイスマ氏が、師から学び、最も大切にしている言葉です。ワインという液体自体だけではなく、ワインがもたらすもの、つまり食卓のシーン、人とのコミュニケーション、アートなど全てを想像しワイン造りと向き合わなければ、良いワインなど造れないと言います。
ブルゴーニュのワインは、たった1つの品種のみでテロワールやブドウの表現をする為、まさにワインにおける表現力が最大限に問われるもの。「アートを見て、様々なものを想像し考えさせらるように、様々なものを感じて頂ける表現力豊かなワインを造りたい」と語ります。

■信念2:「ワインは畑が生み出すのであり、人ではない」
ワイン造りに大切なこととして、ワインメーカーのテクニックに注目されることがしばしばあるが、大切なのは人ではなく畑であると考えます。これは、オーストラリア時代からの自問に対して、ブルゴーニュで得た結論です。人為的な介入は極力避けながら、畑のポテンシャルを最大限に引き出す努力を大切にし、栽培家とも同じ情熱・想いを共有しています。「畑が健全であれば、彼自身や栽培家の代が変わろうとも、素晴らしいワインは受け継がれていく」といいます。スター醸造家に脚光が当たることが多いオーストラリアでの経験を持ち、自身も脚光を浴びるワインメーカーとしては、非常に稀有な考え方といえます。

香り高いワイン、自然の美しさを引き出したワインを

マーク・ハイスマ氏は白ワイン、赤ワイン共に目指すべき明確なワイン像を持ってワイン造りを行っています。

白ワインについて
ブドウの個性が豊かに表現されたワインを造る。
シャルドネは非常に力強い品種で、ファーストアタックからその魅力を感じられるように還元的な状況にはしたくありません。また、ぼんやりとした輪郭のわかりにくいわ味わいにならないよう、フレッシュさと輝きを兼ね備えたワインとなるように仕込まなくてはならないと考えています。

赤ワインについて
「私は白ワインの生産者ですが、赤ワインも沢山造っています」と自らを表現しており、これは彼のワイン造りへの考え方、取り組みかたを表しています。赤ワインも「フレッシュさ」「ミネラル感」を持っていることが重要であると考えており、がっしりとした「ストラクチャー」ではなく「香り高さ」を表現する事を目指しています。そのため強い抽出を避け、強すぎるタンニンや樽香、過度な酸化や還元といった人為的な干渉を極力抑えたワイン造りを行っています。

ブドウ農家も醸造家も良いワインを造るためにやるべき事は沢山あるが、自然に任せるべきところには必要以上には介入しない。そうすることでブドウが持つ自然な美しさを最大限引き出した素晴らしいワインを造ることができる。と考えています。

世界中の評論家・ジャーナリストが注目!


■ジャンシス・ロビンソン氏が偉大なピノ・ノワールの1本に選定

2017年にニュージーランドで行われた世界的なピノ・ノワールのワインイベント、「Pinot Noir NZ 2017」でジャンシス・ロビンソン氏が偉大なピノ・ノワールとして世界中のワインから2本だけ選んだうちの1本が、マーク・ハイスマのモレ・サン・ドニ プルミエクリュ レ・シャフォ 2013。世界中にマーク・ハイスマの名が知られる事となりました。

■ティム・アトキンMWが選ぶ”注目すべきトップ25の生産者”に選出
マスター・オブ・ワインでイギリスを代表するワインジャーナリストの一人であるティム・アトキンが選ぶ“注目すべきトップ25の生産者(Top 25 Producers to watch”)として、マークハイスマが挙げられています。

■ジャスパー・モリスMW著「Inside Burgundy」に掲載
ブルゴーニュの権威ジャスパー・モリス氏の「Inside Burgundy」に、ブルゴーニュ出身ではないにもかかわらず掲載。ブルゴーニュにおいて非常に重要な生産者である証でもあります。

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公開日 :
2020/07/16
更新日 :
2020/07/16

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