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南アフリカレポート ~ニュートンジョンソン編~
by 株式会社モトックス
最終更新日:2014-04-10
前回の南アフリカ訪問記から引き続き

各国のレポートが日々アップされていますが、南アフリカのレポートもまだまだお届けいたします。
ニュートンジョンソンへ訪問しました。

グラハム・ベックのあるロバートソンから車で南に2時間あまり。
砂ぼこりをあげながら何度も山を越え、幾つかの街を経由して着いたのがインド洋の海に面したリゾート地ハーマナス。
その郊外の丘のふもとに「ニュートン・ジョンソン」はあります。
着いた時は雲が低く立ち込めてあいにくのお天気でした。
さっそくワイナリーに入り、ビーヴァンさんと隊長も真剣に話し合いに入ります。

※写真は運転手のパトちゃん(僕が付けたあだ名で正確にはパトリックさん)もワイナリーのレストランでコーヒーブレイク中。

ワイナリー概要の説明の後、昨日収穫したばかりのホールバンチ用(ホールバンチとは全房の意味で、茎を取らず房ごとプレスする醸造テクニックがこの蔵では用いられています)のシャルドネの選果、発酵中、発酵前のジュースのテイスティング、シラーズの漬け込みの様子、熟成中の樽など見せて頂きました。



収穫用のバスケットは、実をつぶさないようとても小さなものを使っておられます。
実を潰すと、その段階からブドウを痛めてしまいますので、綺麗な状態でワイナリーへ運ぶことがとても重要だそうです。

樽はブルゴーニュからの特注!ワイナリーのワインや畑に合わせて、樽材や焼き具合を調整してくれる専門業者から買い付けています。
そのあとはテイスティング。色々、拝見しましたが、圧巻は畑ごとに仕上げた3種類のピノ・ノワール。この3種類をブレンドしてできたワインがニュートン・ジョンソン ファミリーヴィンヤーズ ピノ・ノワール。
もう5年も南アフリカのトップピノに輝いています。
ニューワールドのピノを想像すると濃いものが多いと思いますが、彼らの目指すところは“エレガント”なスタイル。まさしくそれを実現している素晴らしいワインです。
素敵なランチを頂いた頃には霧や雲は消え去り、眼下の畑を眺めながら、なぜこんな素晴らしいピノ・ノワールができるのかという私たちの疑問も晴れていったのでした。
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