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ワインクイズ Vol.29 ボルドー③
空いた時間にクイズで楽しくワインの知識を身につけましょう! 今回は、フランス、ボルドー編③です。
by Wine-Link
最終更新日:2025-07-11
目次

ボルドーの白ワインに使われない品種は?
ボルドーで白ワインの主要品種の一つではないのはどれでしょうか?
①ソーヴィニヨン・ブラン
②セミヨン
③ミュスカデル
④シャルドネ
答えは、④の『シャルドネ』です。
シャルドネはブルゴーニュなどで広く栽培されていますが、ボルドーではAOCワインには使用できません。
代わりに、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデルの3品種が主に使用されます。特にソーテルヌではセミヨンが主役となり、貴腐ワインにおいて非常に重要な存在です。
ワイン造りで使われた卵白がきっかけで生まれたお菓子は?
ボルドーワインの伝統的な製造工程で使われた「卵白」が、ある名物菓子の誕生に関係しています。そのお菓子とは何でしょうか?
①マカロン
②フロランタン
③カヌレ
④エクレア
答えは、③の『カヌレ』です。
ボルドーのワイン造りでは、ワインの澱(オリ)を取り除く『清澄(フィニング)』という工程で卵白が伝統的に使われてきました。この際、黄身が大量に余るため、それを活用して作られたのが『カヌレ(Canelé)』です。
外はカリッと、中はもっちりとした食感で、バニラとラムの香りが特徴。今ではボルドーを代表する焼き菓子として世界中で愛されています。
ボルドーに実在するワイン産地はどれ?
次のうち、ボルドー地方に実在するワイン産地はどれでしょうか?
①サン・ジョセフ
②サン・テミリオン
③サン・ロマン
④サン・ブリ
答えは、②の『サン・テミリオン』です。
『サンSaint』というのは、フランス語で『聖なる』という意味で、フランスにはいくつか『サン』と名の付く産地がありますが、ボルドーにあるのは『サン・テミリオン』です。
サン・テミリオンは右岸の代表的な産地で、メルロー主体のエレガントな赤ワインが造られます。
ムートンが格付け1級に昇格したのは何年?
シャトー・ムートン・ロートシルトがメドック格付け1級に昇格したのは何年でしょうか?
① 1855年
② 1924年
③ 1945年
④ 1973年
答えは、④の『1973年』です。
1855年の格付けでは2級だったムートン・ロートシルトは、所有者のフィリップ・ド・ロートシルト男爵の粘り強い働きかけにより、1973年に唯一の昇格を果たしました。
この昇格は例外的なものであり、世界のワイン業界に衝撃を与えました。
ボルドーワインが「クラレット」という名で親しまれた国はどこ?
ボルドーのワインが「クラレット」という名で呼ばれ、特別な存在として親しまれてきたのはどの国でしょうか?
①スペイン
②イギリス
③アメリカ
④イタリア
答えは、②の『イギリス』です。
中世から近世にかけて、イギリスではボルドーの赤ワインを「クラレット(Claret)」と呼んで親しんでいました。
これはフランス語の「clairet(淡い赤)」に由来し、当初はやや明るめの赤ワインを指していたと言われています。現在でもこの呼び名はイギリスで使われることがあります。
今回は、フランス、ボルドーからのクイズでした。
如何でしたか?
また来週、新しいクイズをお届けします。
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