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和風パスタにワインは合うの??実食したら大成功!
お馴染みの『和風パスタ』。イタリア生まれの麺料理だからワインは合うのか?味付けが和風だからどうなの?放っておくわけにいかないので、検証しました!
by 株式会社モトックス
最終更新日:2017-01-20
目次
パスタはイタリア、味は和風。じゃあ、ワインは合うのか?!
イタリア生まれのスパゲッティを日本風にアレンジした、『和風パスタ』。イタリア生まれの麺料理だからワインが合うのか、味付けが和風だからどうなの?ワインの専門家として放っておくわけにいかないので、和風スパゲッティの定番メニュー4種類を実食検証いたしました。世界中のワインと実食したら結果はバッチリ!珠玉の和風パスタにおすすめのワイン、ご紹介いたします!
写真:検証中。いつも通りかなり真面目です。
日本の海食材 × スペインの海ワイン。 大葉は、ハーブだ!
写真:しらすと大葉のパスタ。
スペインのガリシア地方は海に面した魚介で有名な土地。そんなガリシアの白ワイン『ナイロア』は日本の魚介料理にもぴったり合ってくれました。しらすの塩気と旨味をワインのミネラル感が引き立てる。これはもう、国際結婚といってよいくらいのナイスペア。ヨーロッパでは魚介にハーブをきかせることが多いですが、このパスタの大葉が代役としていい仕事をしてくれます!ヨーロッパ沿岸地域のすっきり辛口の白ワインを選べば同じようなペアリングが楽しめるかも。
次のページで、『明太スパ』に奇跡が?!
このワインは、パスタのために生まれてきたのでは?!
写真:きのこ醤油パスタ。
イタリア産ロゼワイン『ピノ・グリージョ ブラッシュ』、果実味がパスタという食材の旨味と同程度で、まさに「完璧なバランス」をもたらしてくれます。これはどんなパスタ料理にも合いそう・・・。きのこ醤油とのペアリングでも柔らかで優しいワインの旨味が感じられる。そのうえで、きのこの風味が生きてくる。ワインこれはもう、パスタのために生まれてきたワインなのでは・・・という一人の発言に、全員賛成!
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絶対合わないと思った意外なペアリングを大発見!
写真:明太バターのパスタ。
「ワインとの食べ合わせはタブー」とさえ言われる魚卵・・・。しかしここで起こった奇跡に一同行天!明太子のスパイシーな辛みがシラー種のもつスパイス感とまさかのドンピシャだったのです。魚卵のもつ臭みをバターがコーティングして、ワインとの相性がアップ。明太子をワインに合わせられる調理法があったなんて、和風パスタ恐るべしー!ワインのポイントはニューワールド産で、シラー種のワインを選ぶこと。新世界のジューシ-な果実味と柔らかなタンニンがパスタのツルツル食感ともぴったりです。『アップル・ツリー・フラット シラーズ』なんかがよいですよ。
オーストラリア ニュー・サウス・ウェールズ
ローガン・ワインズ
アップル・ツリー・フラット シラーズ
赤 / ミディアムボディ
スティルワイン
リッチなベリー系の果実やスパイスのアロマが立ち、アーシーな要素やプラム、ダークベリー、コーヒー等の風味を持ちます。熟したタンニンはワインに溶け込み整った酸が余韻に残ります。
ちょっとの買い足しでナポリタン。ワインを合わせれば無敵になる!
写真:ナポリタン。
冷蔵庫の常備食材だけで作れちゃうお手軽な「ナポリタン」。ワインを合わせばリーズナブルに贅沢を楽しむチャンスです!そんなシーンにおすすめワインは、イタリアの濃厚で柔らかな赤ワイン「モンテプルチアーノ」。トマトの味わいを濃くしたケチャップの味は、モンテプルチアーノの凝縮した果実感と似ているし、パスタのもっちり食感にもこのワインがぴったりです。パスタにチーズをかけるとさらにレベルアップ。それはもう無敵のおいしさです!
蛇足ながら『ナポリタン』の発祥は横浜。古きよき洋食の1メニューですが、日本人が生んだ名品として和風パスタのひとつに入れさせていただきました。悪しからず。今回は『オーロ モンテプルチアーノ』で検証しましたがバッチリでしたよ。
イタリア アブルッツォ
オーロ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ
赤 / ミディアムボディ
スティルワイン
「金」という名のワイン。完熟フルーツの旨味がギュッと詰まったコクのあるタイプ。ベリーやチェリーのアロマに心地良い酸味があり、バランスがよくソフトで滑らかなワインです。
さて、今回の検証結果はいかがでしたでしょうか。
皆様のご自宅で和風パスタが登場するときは、この記事を参考にワインとの極上マリアージュ(ワインと食事が素晴らしくあったときは、フランス語で結婚「マリアージュ」といいます!)をご体感ください。では、召し上がれ!
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