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「カレーに合うワイン」
スパイシーなカレーとワインは"意外な組み合わせ"!?ベストマッチなマリアージュをご紹介します♪
by 株式会社モトックス
最終更新日:2017-07-20
カレーに合うワイン
![カレーに合うワイン](https://wine-link.net/cache/images/paragraph/ba/79/73829f1ad2709696dab73fc4bbd00fcbafa8ba79.800x500.cut.jpg)
スパイシーなカレーとワインは
"意外な組み合わせ"と思われるかもしれませんが、実はカレーとワイン、結構合うんです!
4種類のカレーで検証
![4種類のカレーで検証](https://wine-link.net/cache/images/paragraph/2b/31/7605d59ec0e06d8684dd0ad537abc9279cf22b31.800x500.cut.jpg)
今回は「ビーフカレー」、「キーマカレー」、「シーフードカレー」、「グリーンカレー」の4種類を準備してどんなワインがどのカレーに合うのか試してみました。
事前に厳選したワインを17種類準備。
一つ一つに合わせながら、何通りも試食して、ベストマッチを見つけました!
まずはビーフカレーとワイン
![まずはビーフカレーとワイン](https://wine-link.net/cache/images/paragraph/6d/88/65fa8a2f050d5a46f1bb795cbeed129339b26d88.800x500.cut.jpg)
煮込むことによって脂や肉の味が溶け出し、コクや旨みが増したビーフカレー。
牛肉は噛みごたえがあり、スパイシーかつ、ボディがしっかりした赤ワインが合いそうな予感・・・。
![](https://wine-link.net/cache/images/paragraph/f6/7d/bac648a8ed86a29b495022cc49c3ed4c09adf67d.800x500.cut.jpg)
一番に選ばれたのは「アルパマンタ」が造る『エルテイト マルベック』というワイン。マルベックはアルゼンチンでよく栽培されている赤ワイン用のブドウのことです。
アルゼンチン人の牛肉好きは世界トップクラス。だから牛肉×マルベックはテッパンの組み合わせなんです。ビーフカレーとの組合せも非の打ちどころなく完璧。濃厚ジューシーな赤ワインが食欲をそそり、カレーの辛みの中に甘味やまろやかさを感じさせてくれました。
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こちらの『アルタ シラーズ/マルベック』もリーズナブルながら最高のコンビ。
ふくよかで凝縮感のある果実味やチョコのように甘くソフトなタンニン、さらにシラーズのスパイシーさがカレーにマッチします。
その他のブドウ品種でも試しました。
オーストラリアの『シラーズ種』
悪くはなかったのですが、繊細な味わいの銘柄を選んでしまったのでカレーがワインを打ち消してしましました。
『カベルネ・ソーヴィニヨン』
ニューワールド産のカベルネ・ソーヴィニヨン種もいくつか試してみました。マルベックの時同様、ベリーのような果実味はカレーの旨みと相性が良く、またワインとカレーのスパイシーな要素も良く合いました。これはマルベックの次におすすめです。
続いてキーマカレー
![続いてキーマカレー](https://wine-link.net/cache/images/paragraph/21/d2/787bad46f60b6efdec78c2a36fe18baadca621d2.800x500.cut.jpg)
ひき肉と野菜、そしてたくさんのスパイスが入っているキーマカレー。今回食べたカレーのなかでもとくにスパイシーで、辛み際立ちます。
そんなキーマカレーに合ったワインは・・・?
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合ったワインは、ドイツの『リースリング種』で造られた甘口白ワインでした!
本当によく合ったので、5人の実食メンバー全員が感動したほどでした。
このワイン、ブドウの収穫時期が「遅摘み」。完熟したリースリングの甘味がカレーの辛みを中和して、そのうえお互いを引き立て合う美味しさ。食べても食べても口の中がリフレッシュされ、カレーもワインもどんどん進みますよ。
次は、シーフードカレーとワイン
![次は、シーフードカレーとワイン](https://wine-link.net/cache/images/paragraph/4a/63/342b8b8c94e83293b9fb30c87947b9bf286c4a63.800x500.cut.jpg)
魚介の旨味とスパイスの豊かな香りが食欲をそそる、シーフードカレー。
海の幸たっぷりのカレーに合うワインは??
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『シャブリ』。これがお互いの良い部分を引き立て合いました!
シャブリ特有のミネラル感が、カレーから出る魚介の旨みを引き出します。リンゴのような果実味と酸味が特徴のシャブリは、カレーのスパイシーな要素と溶け合い、バランスのとれる素晴らしい組み合わせ。
特に、ホタテや牡蠣を入れたシーフードカレーのとの相性が抜群です。
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さらに、海の幸には海のワインを!!南イタリア、シチーリア島の辛口ロゼは、魚介の風味が効いたスパイシーなシーフードカレーと相性抜群でした。
ベリー系の果実味と綺麗な酸味が特徴のロゼワインは、口に含むとカレーの辛みをさっと中和し、すっきりとした余韻に。
同じロゼでもスパークリングワインだと、泡の刺激でワインの渋みやカレーの辛さが際立ってしまいます。泡のない、スティルのロゼワインがおすすめです。ご参考に。
最後はグリーンカレーとワイン
![最後はグリーンカレーとワイン](https://wine-link.net/cache/images/paragraph/d1/a4/2b5e0414c18cc14b3daa14dfdcb3ea462d00d1a4.800x500.cut.jpg)
刺激的な辛さとココナッツミルクの甘い香りがクセになるグリーンカレー。
ワインを合わせることで、料理とワインの美味しさを何倍も楽しむことができるんです!
さあ、ではどんなワインが合うでしょうか?
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グリーンカレーにはゲヴュルツトラミネール(以下GV)が一番合いました。
GVというのはフランスのアルザス地方が特産のブドウ品種。ジンジャー、ライチ、金木犀など、エキゾチックなアロマが特徴で、これらがグリーンカレーのスパイス風味と見事に調和しました。
甘味を思わせるワインの濃厚な果実味も、スパイシーな口の中をリフレッシュしてくれます。
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そしてもう一品!グリーンカレーにおすすめのワインはキーマでも登場した『リースリング種』。
ただ、同じリースリング種でもグリーンカレーに合うのは辛口です。
香りと味わいは、シトラス、オレンジの花、柚子、ピーチ、アイスティなどといったリッチなフレーバー。さらに特有のオイリーなニュアンスが、グリーンカレーのレモングラスやココナッツの風味とぴったりマッチ。強いインパクトにも引けを取りませんでした!
いかがでしたか?
今回、4種類のカレーと17のワインを食べ合わせてみましたが、合う・合わないがブドウ品種によって変わったのが興味深いところでした。
みなさまがご家庭で、またレストランで楽しむときのご参考になれば幸いです!
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