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ワインと紅葉~色の変化と熟成
寒さに増して鮮やかに色づく紅葉。木々の色の変化をなぞらい、熟成に伴うワインの色の変化についてご紹介いたします。
by 株式会社モトックス
最終更新日:2020-11-30
色づく季節
![色づく季節](https://wine-link.net/cache/images/paragraph/f5/e1/9ff5a05692aa9bfec798d57d2b5ce55046e0f5e1.800x500.cut.jpg)
気温が冷え込んでくると木々が黄色や赤色に変化し、紅葉がはじまります。
葉っぱが赤く色づくのは、ポリフェノールの一種であるアントシアニンという色素によるものです。
「ポリフェノール」はワインにも含まれている要素。ワインも熟成によって色の変化が楽しめるお酒です。
今回は熟成に伴うワインの色の変化についてご紹介いたします。
若いワインとは
![若いワインとは](https://wine-link.net/cache/images/paragraph/e2/21/e2acf429f9bca1c8b906e52e8df6192ad228e221.800x500.cut.jpg)
「若いワイン」とはヴィンテージが新しく、まだ熟成が進んでいない近年のワイン。
「新酒」と呼ばれるノヴェッロやボージョレ・ヌーヴォは、その年に収穫されたブドウを使用し、わずか2か月ほどの醸造期間で飲めるようにつくられています。
新酒ほどでなくても近年のヴィンテージが表示されているワインは「若いワイン」と言えます。
味わいはフレッシュそのもの。苦みがすくなく、飲みやすいのが特徴です。
古酒とは
![古酒とは](https://wine-link.net/cache/images/paragraph/4f/63/595b3cf6afdc9c3ad338953ba3e9284ab3dc4f63.800x500.cut.jpg)
熟成による変化を楽しめるのがワインの醍醐味!ワインの古酒は「オールドヴィンテージワイン」と呼ばれています。
「何年熟成させたら古酒になる」というのは一概には言えませんが、良好な保存状態を保ったワインであれば、目安として15年以上からと言われています。
白ワインの熟成
![白ワインの熟成](https://wine-link.net/cache/images/paragraph/8d/9d/3ceca4371e67751f68854dc73919adfeaca08d9d.800x500.cut.jpg)
樽熟成していない白ワインの場合、若い最初のころは「透明感を感じるグリーン」色です。
次に出てくる色が「イエロー」。このイエローも若々しい「レモン」から徐々に落ち着いた黄色へと変化します。
熟成がさらに進むと「ゴールド」になります。
古酒と呼ばれるほど時間が経過すると、褐色みを帯びた「トパーズ」や「アンバー」に変化していきます。ワインが酸化することでこの色の変化が行われます。
樽熟成をしている白ワインの場合は、イエローからゴールドに進み、琥珀色へと変化していきます。
赤ワインの熟成
![赤ワインの熟成](https://wine-link.net/cache/images/paragraph/7f/05/df14475fc58da609b7a5c4b6cf05113655fa7f05.800x500.cut.jpg)
より「ワインの熟成」を楽しむなら、白ワインよりも赤ワインがおすすめです。
赤ワインの色はブドウの果皮に含まれるポリフェノールが多く、熟成によって色合いと風味に変化をもたらします。
若い赤ワインの場合、青みがかった赤色をしていることが多いです。「ルビー」や「赤紫」といった色に例えられます。
熟成が進むと「オレンジ」がかった色合いに変化し、重厚感のある味わいが楽しめるようになります。
さらに熟成が進むとアントシアニンが減少し、褐色になります。「レンガ色」まで進むとドライフルーツなどのニュアンスを感じられるようになります。
最後に
![最後に](https://wine-link.net/cache/images/paragraph/b3/f6/2e6b3b73516f41be2a27ad53df91d5e88cdcb3f6.800x500.cut.jpg)
しっかりとした保存状態できれいに熟成されたワインは、香りも豊潤で複雑みを増した深い味わいとなります。
皆様もぜひワインの熟成状態によって、様々な色と味わいの変化をお楽しみください。
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