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世界のワイナリーから 2015/06/25 by 株式会社モトックス バローロの素晴らしきワイナリー アゼリアに迫る!
~イタリアワインの王様『バローロ』の魅力~

「AZELIA」とは

イタリアワインの王様として知られるバローロを造ることができる11の村のうちのひとつ、カスティリオーネ・ファッレット村に、1920年に設立されたワイナリー。

「意外と歴史あるんですね!」とよく言われますが、もう少しで100年を迎える老舗ワイナリーです。
ラベルには「AZELIA」という文字が目立ち、非常に分かりやすいですね。
代表的なワインは 

1.バローロ
2.バローロ ブリッコ・フィアスコ

どちらもバローロには違いないのですが、意味合いは異なりますので今回はその部分にフォーカスしてみたいと思います。

「バローロ」について

アゼリアはワイナリーを構えるカスティリオーネ・ファッレットという村と、そのお隣のセッラルンガ・ダルバという村にバローロ用のネッビオーロ種のブドウ畑を所有しています。
ノーマルのバローロはこの2つの村にある畑から収穫されたネッビオーロ種をブレンド(ミックス)して造られます。

アゼリア社オーナーであるルイージ・スカヴィーノ氏にインタヴューしてみました。
「どうして、2つの村のブドウをブレンドするのでしょう?」と。

ルイージ「カスティリオーネ・ファッレット村のブドウは気品と風格を兼ね揃えたブドウが生まれます。その一方でセッラルンガ・ダルバ村のブドウは男性的な力強さと顕著な渋みを有するブドウを生みます。このブドウをブレンドすることで、気品の高さと力強さのバランスが整ったワインに仕上がっています」と。
「バローロ用のブドウ畑」
なるほど・・・と思いつつ、「全てのブドウをブレンドしているのですか?」と質問を続けてみました。

ルイージ「いえ、ブドウの樹齢で分かれています。人間で喩えても最も働き盛りな20-40年程度の樹齢のものをバローロに、それ以上の’’ベテラン’’と言えるような樹齢のものはブレンドせずに畑名を付けてワインを造っています」

わかりやすい表現ですね。
畑のコンディションを知り尽くしたベテランのブドウの樹は特別なキャラクターをもつ為、単一で造っているのですね。
「ルイージ・スカヴィーノ氏と御子息のロレンツォ氏」

特別畑「ブリッコ・フィアスコ」 ブドウの樹

では、そのベテランの畑を見てみましょう!本当にベテランの樹なのでしょうか。

良い感じでシワが寄った、いかにもベテランらしいブドウの樹ですね。
これで65年のブドウの樹だそうです。前出のバローロ用の25-40年の樹はブドウの樹同士の間隔は比較的短く見えますが、この樹の後ろの列を見ると良くわかると思いますが結構離れていますよね。
ベテランの樹は土からの栄養の取り方を熟知しているので、少しゆったりとした感覚の方が良い結果が生まれます。

確かに・・・、会社の上司・管理職の方々のデスクってゆったりとした印象ありますよね。なんか通ずる部分があるような、ないような。
「ブリッコ・フィアスコの樹」

特別畑「ブリッコ・フィアスコ」 ブドウ畑

少し話は脱線しましたが、アゼリア社はこのフィアスコという畑に絶対の自信をもっています。いわゆるフラッグシップ的な存在のワインです。

フィアスコの畑はワイナリーからすぐのところにあり、アゼリアの歴史をそのまま反映しているといっても過言ではありません。
なお、ブリッコは「頂上部分」の意味であり、ブリッコ・フィアスコとは「フィアスコの畑のてっぺんの部分」といった訳となります。
文字通り、頂上部分ですね。
バローロと聞くと、フルボディで渋い・・・というイメージが強いと思いますが、この畑から生まれるワインは渋みやコクというよりも妖艶さや薫り高さが秀でたエレガントスタイルのバローロとなります。
「ブリッコ・フィアスコ」
ワイナリーから畑の特徴の話を聞くと、同じネッビオーロ種から造られるワインでも様々な表情をしているのも凄くうなずけますね。
バローロの楽しみ方、広がりました!