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生産者の食卓 Vol.3 南アフリカ特集~スターク・コンデ~

生産者にインタビューしました♪

生産者の食卓 Vol.3


世界中にいるワイン生産者。
彼らは普段、どんな食事を楽しみ、どのようにワインを合わせているのでしょうか?どのようなシーンでワインを楽しんでいるのでしょうか?

そんな疑問を解決すべく、生産者にインタビューしちゃうこの企画、「生産者の食卓」。大好評、第3弾は今注目の産地、南アフリカ特集です!

スターク・コンデ


こちらでご紹介するのは、喜望峰のあるケープタウンに近い、ステレンボッシュにあるワイナリー「スターク・コンデ」。

南アフリカのトップワイナリーの一つ、ニール・エリスへブドウの供給を行ってきたホセ・コンデ氏が1998年に立ち上げた自身のブランドです。


最初はたった6樽、プレス機さえ無い為、足ふみによるプレスからワイン造りを開始。

このワインがその年のワインショーでトロフィを受賞し、いきなり南アトップカベルネに選ばれました。

2009年にはNYタイムスでカベルネ2003が南ア産トップカベルネ10本の1本として紹介されました。

蔵の規模は小さいですが、ステレンボッシュの多彩なテロワールを表現させ手作業をモットーにブドウ栽培・ワイン造りを重んじています。


ホセ氏は南ア屈指の醸造所ニール・エリスの共同経営者を義父に持つ、アメリカ産まれの元アート デザイナーです。

独学でワイン造りを学び、ファーストヴィンテージで南アトップワインと産み出した天性の才能の持ち主。


今回はプロモーションのために来日したホセ氏の奥様に、現地での食事情に関してお伺いしました。

大きなポルチーニ!!


ブドウ収穫が終わり、秋のはじめに見つけるポルチーニ。

しっかり雨が降った、10日後くらいに森を散策すると、大きなポルチーニやシイタケ類、マッシュルームなどが取れるそうです。

ポルチーニのソテー


散歩中に見つけたポルチーニを使い作ったのが、ポルチーニのソテー。

ニンニク、オリーブオイル、パセリでソテーするだけ。

こちらはポスト・カードシリーズのピノ・ノワールがぴったりです。

定番のBraai(ブライ)!


南アフリカの人たちはブライ(=BBQ)が大好き!

各家庭にはブライ用のセットやスペースが設置されており、日常的にブライを行っているようです。

天気の良い日には皆で集まって写真のようにブライを行います。

牛肉のサーロインステーキ


昼からこってりの煮込みシチューよりも、牛肉のステーキの方がピッタリ!

このサーロインステーキにはさっぱりとした味わいのサルサ・ヴェルデ(ハーヴソース)を作ります。

パセリ、バジル、ミント、あさつき、レモンの皮、みじん切りにしたケッパーにオリーブ・オイルとレモン汁を合わせます。

ソースの酸味がサーロインの脂身と良く合います。

牛サーロインのステーキ


こちらのサーロインステーキには、ポスト・カードシリーズのカベルネ・ソーヴィニヨンを合わせます。


皆でワイワイと美味しい食事とワインを囲みながら、楽しい時間を過ごします。

ガトー・ショコラ


最後はお手製のガトー・ショコラで締めます。

赤ワインとダークチョコの組合せは意外と美味しい組合せです。

カカオ70%のダークチョコを使用し、甘みを抑えた上品な味わいに仕上げます。


せっかく盛り上がったホームパーティ。

カベルネをもう一本開けて、ガトー・ショコラと一緒に楽しみましょう。

最後に


スターク・コンデの食卓いかがでしたか。

南アフリカは暑い国というイメージを持たれている方が多いようですが、ケープタウンのエリアは南極からの海流の影響で冷涼な気候です。

また、四季に応じた野菜やハーヴ、魚介なども豊かにあり、ブライ以外にも手巻き寿司パーティなども行っているようです。

皆さまも南アフリカのワインを飲んで、雄大な自然に思いを馳せてみてはいかがでしょうか!?