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世界のワイナリーから 2016/05/12 by 株式会社モトックス ハンガリーの秘境“トカイ”、「美女の谷」を求めて【トカイ編】
ハンガリーのワイナリーを訪問してみました前編!

目指せ、ハンガリーのワインの園

ドイツ在住アラサー女子てんどーねです。


今回、私はハンガリーに行ってきました。
ハンガリーといえば、世界三大貴腐ワイン「トカイ・アスーエッセンシア」の産地としてワインの世界ではとっても有名です。

トカイへの訪問ももちろん楽しみでしたが、今回の旅の裏の(?)目的は、ハンガリー北東部のエゲルという街にワインがたくさん飲める「美女の谷」という聞き捨てならない名前の場所があると聞き、どうしても行ってみたかったのです。
(この時点でのてんどーねの脳内には、ワインを片手に美女たちが戯れる、秘密の花園系のイメージが浮かんでいます キラキラ☆)

“トカイ”までの道のりを侮ることなかれ・・・

早朝にドイツの空港を出~発~!!
まずはかのフランス王ルイ14世に『ワインの王にして、王のワインなり』と言わしめた極上貴腐ワインが待つ、“トカイ”を目指します。


・・・超遠かったです。
飛行機で到着した首都ブダペストから、果てしなく続く田舎道をゆっくりと走る電車に揺られること数時間、到着したら午後1時半(当日4時半起床につき、すでに若干眠い)。
そして“トカイ”という名前からは絶対に想像出来ない極上の …「のどかさ」…

ちなみに1時間に1、2本しか電車が来ないであろう駅の時計はまだ冬時間のままで、1時間遅れていました。トホホ・・・

気を取り直してトカイの中心部へ。
さすがワインの街(村?)です。
ワインの神様バッカスもワイン樽に乗っかって、この様に全身でワインを謳歌なさっています。。。

ちなみにこのバッカス像以外には、辺りに人気はほとんどありません。
改めて・・・非常にのどかな場所でした。

トカイワイン試飲天国

こちらでは事前にお願いをしていたワイナリー3社を訪問させていただいたのですが、トカイでは予約なしでも試飲とセラーツアーをさせてくれるワイナリーがいくつかあるようです。
トカイ中心部から徒歩圏内にわりとたくさんありました。

しかも珍しいトカイ産ドライワインから、贅沢甘口ワイン、貴重な貴腐ワインまで、お手頃な価格でグラス試飲ができました!

安いもので1杯およそ100円~、最高級アスーエッセンシアも試飲サイズなら1,000円程度~頂けました!!(ワタクシはアレもコレもソレも…と飲み比べし過ぎて想定外の出費をしてしまいましたが…いいんです、遠路はるばる貴重なワインを飲みに…いぇ“試飲”しにやって来たのですから。。。苦笑)

う~ん、現地で飲むとやはり格別な美味しさ!

果てしない時を超えて形成された、貴重な“層”に包まれて・・・

ワイナリーではワインセラー内も案内してもらいました。

トカイの伝統的なワインセラーというのは、山肌を掘って造られた洞窟型だそうで、年間を通して気温や湿度の変化がほとんどなく、ワインにとって大変理想的な環境なのだそう。

何世紀も前からワインセラーとして機能していたというこの洞窟に保管してあるボトルにはかなりの年季が入っており、壁にはご覧のようにカビの様なものがびっしり。
これは何十年という長~い月日を経て数センチもの厚さになったカビの一種で、(※もちろんワインや人体には無害です!)セラー内が長年ワインにとって最適な環境に維持されてきた、という証拠。

遠い昔に思いを馳せながら、虚ろなままお話に聞き入っていたてんどーねですが、案内してくれている女性オーナーさんの髪に、なんとこの鍾乳洞の様に大変貴重で歴史の詰まったカビの層の一部が付いてしまっているのを発見・・・。

てんどーね
「あの…大変貴重なカビの一部が剥がれて…しかも髪に付いちゃってますが…」
オーナー女史
「あぁ、私よくセラーに入ってゴソゴソ作業するから、このカビ片が髪にいっぱいついちゃうのよね~(パッパッと、ホコリを払うように貴重な鍾乳洞を…じゃなくて、カビ片を払いながら)あなたも気をつけてね~!」

「ぁ、はい…」

贅沢試飲は、薄暗い洞窟の中で…♪

試飲ルームももちろん、洞窟の中です。
なんでしょう、とっても雰囲気ある感じです。
何を飲んでも美味しいと思ってしまいそうです。
しかも、ヴィンテージや熟成年数が異なる貴腐ワインの飲み比べ。ワイン好きにとってはこの上ない贅沢体験(もはや目が♡ハートマーク♡です)。

オーナー女史
「見て見て!コレとコレは、熟成期間が違うから同じアスーでもワインの色が違うのよ!!」
てんどーね
「あぁ~、なるほど!(しかし隊長!洞窟内が暗くてあんまり色合いが分かりましぇーん…涙)」
そんな会話をしながらも、色んな甘口ワインを試飲させていただきました。ひとくくりに「甘口」「貴腐」と言っても、さっぱりとした甘みであったり、後味に酸味があったり、とろける様に甘かったり…と色んなスタイルがあり、トカイワインを存分に堪能することができました。はるばるトカイまで来て、正解でした。


さて、またローカル線を乗り継いで、明日は例のワインを片手に戯れる美女たちがいる(かもしれない?)という謎の「美女の谷」を訪れるべく、エゲルに向かいます。

★☆お楽しみに〜☆★

投稿者

てんどーね

ドイツ在住のアラサー女子。
ワイン輸入商社勤務を経て、イタリア、日本、イギリスにてワイン資格取得に励むも、現在はノムリエ化。泡モノ好き。
最近は苦手な料理にもトライし始め、マリアージュを意識。一人家飲みもそこそこ、楽しい。

口コミ

トカイの貴腐ワイン飲み比べ、贅沢ですね〜!羨ましいっ♪ソーテルヌとは味わいは異なるのでしょうか?
2016/05/22by イマジュン☆