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フランス ボルドー
シャトー・トゥール・ド・ミランボー
ジロラット、モン・ペラで世界中を驚愕させた革命的ワイナリー!
20年以上英国航空に採用される実績を誇るヨーロッパ随一の名門シャトー
- 33420 Naujan et Postiac FRANCE
あのモン・ペラで世界を驚かせたワイナリー
「オーパス・ワンに肩を並べる」と神の雫で大絶賛されたことから日本で一躍人気ワインとなったシャトー・モン・ペラ。実は、それ以前から長い間高い評価を浴び続けてきたワイナリーでもありました。「グラン・クリュと同品質ながら、格別魅力的な価格」(デキャンター誌)、「品質と繊細さは他のすべてのワインを圧倒している」(マスター・オブ・ワイン ジャンシス・ロビンソン氏)等、著名な評価誌や評論家から絶賛の声を受けてきており、1864年からガイドブックなどに名を残してきました。
オーパス・ワンの生みの親モンダヴィ氏との出会いで改革
写真:左)先代ジャン・ルイ・デスパーニュ氏 右)現オーナー ティボー・デスパーニュ氏
そんなモン・ペラを生み出す前身となったのは、先代のジャン・ルイ・デスパーニュ氏。型破りで知られる彼は、アメリカ大陸でヒッチハイクの旅をしつつ現地のワイナリーで仕事をしながら生計を立てていました。そんな中、オーパス・ワンを生み出したロバート・モンダヴィ氏と出会います。ここで覚えたカルフォルニアの最新のワイン造りをボルドーに戻り導入。例えばステンレスタンクを右岸の生産者としては初じめて取り入れ、その結果注目に値するピュアな果実味をまとったワインの生産を実現することとなりました。
これはまさに、ボルドーのテロワールと当時の最新技術との融合による化学反応です!
白のピュアさを求めるため工夫
長年、英国航空のビジネスクラスワインとして採用されていた白ワイン(レゼルヴ白)ですが、そのピュアな果実味を実現する工夫が随所に隠れています。
例えば、畑は北向き斜面を選んでいます。これはブドウがゆっくりと成熟することで、糖度の急激な上昇を抑え収穫までにフレッシュ感をしっかりを残すことに繋がります。
また、通常一度でしかしないデブルバージュ(清澄)作業を、トゥール・ド・ミランボーでは二度行います。時間をかけて行うことで、クリーンでありながら旨味などの厚みを白ワインにもたらすことができます。この味わいが高い評価を受ける要因なのですが、一方で酸化や汚染のリスクが避けられない作業でもあり、多くのワイナリーでは敬遠されます。ミランボーの長年の経験と技術力が、このこだわりを守り続けることのできる糧となっています。
銘醸地サン・テミリオンと地続きだった!
ボルドー内陸に位置し、広大なエリアに広がる産地アントル・ドゥ・メール。トゥール・ド・ミランボーが位置するのは、同エリア北部の境界にあたるドルドーニュ川沿いです。このエリアは川を挟んで、右岸の銘醸地でもあるサン・テミリオンに対峙する場所に位置します。地質学的には、ミランボーの位置するエリアはその昔サン・テミリオンと地続きであり、オーゾンヌなどの銘醸ワインを産む土地と同じ土壌を持っていることがわかっています。つまり、ミランボーはポテンシャルを秘めた畑を持っているのです!
世界を驚かせた高密植・新樽醗酵・オクソラインで生まれる超ド級ワイン「ジロラット」
このワインを語らずしてトゥール・ド・ミランボーを語ることは、もはやできないでしょう。2001年が初ヴィンテージの「ジロラット」は、シャトー・トゥール・ド・ミランボーの畑の中でも特に優れた、1ヘクタール当たり1万本という高密度の区画から、1本のブドウ樹に対して2~3房のみという低収量で栽培されたメルローを丁寧に除梗し、なんとそのままオークの新樽に放り込んで醗酵を行います。完熟して今にもはちきれんばかりのブドウが入ったオーク樽は、今は「オクソライン」として世に知られる回転式ラックに設置されます。醗酵の期間中ゆっくりと回転させることで、ブドウ果汁は樽と接触し、樽のタンニンが果汁のタンニンとよく溶け合い、結果的にワインはスケールの大きな、それでいて滑らかなワインへと進化します。そのワインはロバート・パーカー氏に「未だかつて、たいした名声もないアペラシオンでこんなに華々しく成功した者はいないだろう」と言わしめ、世界中の評価誌に注目を浴び、現在もボルドーのプリムール・テイスティングではメドックやサン・テミリオンなど銘醸シャトーと並んで評価されるジロラットは、こうして誕生したのです。
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