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フランス ボルドー
シャトー・ラコサード・サン・マルタン
「マイナー産地で最高の白ワインをつくる!」
長期熟成のポテンシャルを秘めた偉大なる品種セミヨンと
かつて海底だった畑という最高のテロワールで挑戦し続けるシャトー
「最も偉大な白ワインを造れるのはセミヨン」 ぶどうへの愛情と飽くなき挑戦
ボルドーの白ワイン、と聞くと「軽くてさっぱりとした味わい」を想像される方も多いと思います。事実、ボルドーの白ワインはソーヴィニヨン・ブランを主体とした、酸味がしっかりと効いた、爽やかなスタイルのものが多いのです。
ところがここのシャトー、ソーヴィニヨン・ブランの比率はわずかに10%!残りの90%は、セミヨンという品種を使っています。それはなぜでしょうか。
オーナーのシャルダ氏は、「ボルドーで最も偉大な白ワイン、つまりシャトー・ディケムはセミヨンで造られているでしょう?セミヨンには熟成のポテンシャルがあるんだよ」と語ります。
ソーヴィニヨン・ブランという品種は、早い時期に収穫しておかないと、その特徴であるしゃっきりとした酸味と爽やかなアロマが失われてしまいます。対してセミヨンの場合、遅く収穫することができるため、十分に完熟したブドウを得ることができます。そうすることで、凝縮感のある、厚みのあるボディに仕上がり、樽で熟成させても素晴らしいバランスを保つことができるのです。
「ペサック・レオニャンに匹敵する、白のグラン・ヴァンを造りたいんだ。そのためにセミヨンという品種にこだわっているんだよ。もちろん、この畑のテロワールがあってこそだけどね。」そう語るシャルダ氏の目は、とても生き生きとして、まるで少年のようです。
畑にウニの化石!?かつて海底だった畑で生まれるミネラル
ブライの町から北へ2km、ジロンド河沿いでも最高の環境の一つに畑はあります。
川までの距離は1km もなく、もともとは海の底にあったため40cm程地下には石灰の岩がゴロゴロとしていて、ミネラル分がとても豊富です。畑は南向きで日当たりがよく、さらに川が近いため風も強く、健全でフレッシュなブドウが育ちます。
特に驚きなことが、畑を見渡すとウニの化石がゴロゴロと落ちていることです。これはこのあたりでもこの区画でしか見られない非常に珍しいもので、かなり石灰質が強い土壌であることを示しています。強い石灰質の土壌、これがワインに強いミネラル質と骨格を与えてくれるのです。
ブルゴーニュ樽の使用 …エレガントで品のある樽感を目指して
このシャトーの大きな特徴の一つが、このブルゴーニュ樽です。
ボルドーの生産者の中で、ブルゴーニュ樽を使う人はかなり珍しいそうです。Billonと呼ばれるこのブルゴーニュ樽は目が細かく、繊細なトースト(樽の内側を焼くこと)をかけているため、ボルドーで使われる樽に比べてエレガントな樽香がつくのです。
樽で熟成することで、畑のテロワールに由来する強いミネラル感と酸味が丸みを帯び、さらにしっかりしたボディが生まれます。
エレガントでいて、しかも食事に合わせても負けないがっちりとした白ワイン。その秘密の一つが、このブルゴーニュ樽での熟成なのです。
1991年にシャルダ夫妻がオーナーに
19世紀より歴史を持つシャトー。1991年にシャルダ夫妻がシャトーを購入した際は、18haでしたが、今日では40haまで畑を広げています。
ボルドー大学のエノロジストの学位を持つ
写真:オーナー兼醸造家 ジャック・シャルダ氏
ボルドー大学にてエノロジストの学位を取得し、1991年に念願であった、自らのシャトーを取得しました。
快挙!ボルドーでは5銘柄しか選ばれなかった金賞を受賞!
過去の受賞歴
(2011年ヴィンテージ)
Le Challenge Prix Plaisir(ル・チャレンジ・プリ・プレジール)2013で金賞受賞!!
※Le Challenge Prix Plaisir ・・・フランスの有名なワイン評論家の
Bettane氏とDesseauve氏が主催。10ユーロ以下のワインのみを対象とし
特に「コストパフォーマンス」を評価するコンクール。
2013年、金賞に選ばれたフランスワインはわずか37銘柄、ボルドーでは5銘柄のみ。
(2009年ヴィンテージ)
マコン・コンクール2011で金賞受賞!!
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