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美しき銘醸地シャンパーニュ ボーモン・デ・クレイエールに行ってきました!
営業部アカイがワイナリーの魅力をお届けします☆
by 株式会社モトックス
最終更新日:2015-08-06
目次
やってきましたシャンパーニュ
パリから特急列車TGVで約30分!スパークリングワインの最高峰、シャンパーニュ地方へやってきました。
カラっと澄んだ空気が気持ちいい!テンションが上がります。
果てしなく広がる広大な畑を抜けて...
ボーモン・デ・クレイエール到着!
来てしまいました!エペルネの近く、マルドゥイユ村にあります。
1955年に出来たというメゾン。今年で60周年です。レンガ造りにお花がアクセントになって、かわいい!
まずは畑へ行きましょう。
起伏に富んだ丘の上に広がる、ボーモン・デ・クレイエールの畑。
ボーモンは約250の造り手さんから成る協同組合で、シャンパーニュでは珍しい【完全自社畑】です。ここ重要です。
本当に斜面にしか畑がないんですね。雄大な風景に感動。
ちなみに、中央に見えている建物はメゾンの醸造施設です。畑から近いですね。
メゾンの象徴、ピノ・ムニエ
ボーモンを語るなら、外せないのがピノ・ムニエのこと。なんと作付面積の60%がこのブドウ。
一般的なシャンパンではあまり目立たない品種ですが、白亜質土壌豊かなボーモンでは、とっても良いピノ・ムニエができます。
「ムニエが最高のシャンパーニュにることを世界に知らしめたい!」という想いで、日々ブドウを作っているんですね。熱いです。
ピノ・ムニエの小ネタ
ムニエとは「粉屋」の意味で、葉の裏が粉がかかったように白いことに由来しています。
昔々、風の強い日に、粉屋さんが引いていた粉が畑一面に吹き飛ばされて、ブドウの葉も白くなってしまった!という逸話があるそうです。
白亜質土壌!
それからもう一つ、メゾンを語るのに重要なのが、白亜質土壌。
なんたって、メゾンの名前にある「クレイエール」とは、【白亜質土壌】という意味なのです。
雨が多い時は水はけが良く、雨が少ない時はスポンジのように雨を吸収して保水する、なんとも都合のいい土壌です。
輸出部長 ヨハン・ジェンドロン氏の説明にも力が入ります。
お次は新しい醸造設備を見学
どーん!
とにかく、大きい!
3階建て分くらいはあるでしょうか。
ヨハン氏が、ブドウが畑から運ばれ、ジュースになるまでの過程を、
体を張って説明して下さいました。
一生懸命です。
クール・ド・キュヴェの秘密
圧巻の醸造施設の中でも、特に感動したのがこちらの圧搾機。
ひとつの圧搾機に3つのタンクが付いているのですが、メゾンのこだわりである最高純度の果汁「クール・ド・キュヴェ」を手前左側に、通常シャンパーニュで多用される「第一搾汁(キュヴェ)」を手前右側に、そして純度が低い「タイユ」を奥のタンクに分けます。
なんとこの作業、経験を積んだ「クール・ド・キュヴェ隊長(仮名)」なる人が、目視でバルブをひねって分別するんだそうです。
私、てっきり機械だと思っていたんですが、人の目だったんですね…!
テイスティング!
今回は3種類、テイスティングさせて頂きました。
まず左から「フルール・ド・ムニエ ブリュット・ナチュール2008」!
最高純度のクール・ド・キュヴェ100%という贅沢使用に、ピノ・ムニエ100%、そしてなんとドサージュ・ゼロ!!!メゾン渾身のシャンパンです。
洋梨や青リンゴのような爽やかで柔らかいフルーツ感に、アップルパイを思わせるような香ばしさがプラス。細かい泡にハーブのような清涼感も加わってとっても美味しい!!
一番のお気に入りでした。
お次は真ん中、「グランド・レゼルヴ ブリュット」。エントリーラインのワインにも関わらず、クール・ド・キュヴェを50%も使用。ピノ・ムニエ50%、ピノ・ノワールとシャルドネが25%ずつです。
白桃・レモン・洋梨・オレンジなどなど様々なフルーツの味わいが感じられ、まるでフルーツポンチ。リッチな味わいがとっても印象的でした。
そして最後は「フルール・ブランシュ ブラン・ド・ブラン2007」!
先の二つと比べても、クリーミーな味わいが魅力的。丸みがあり、バターやブリオッシュ、アーモンドのような風味が、品よく感じられます。
メゾンとしても、ボリューム感のある芳醇なタイプのシャンパンを目指しているそうですよ。
ボーモンの伝道師に…!
今回の訪問で、最も心に残っているのが、マーケティング担当ラウラさんのこの言葉。
「ボーモンより有名なシャンパーニュはたくさんあるけれど、品質では絶対に負けていない自信がある。それをどう伝えていくかが、私たちの仕事よね!」とのこと。
そうですよね。
今回感じたボーモン・デ・クレイエールの魅力を、一人でも多くの人に伝えていきたいと思ったアカイでした。
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