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餃子女子も必見。オシャレ餃子をワインに合わせるコツ、大公開!
バルのようなオシャレ餃子レシピつき。
by 株式会社モトックス
最終更新日:2016-06-17
目次
検証!オシャレ餃子×ワイン のマリアージュ
「2016年は『餃子女子』が流行ります」。私が年明けにテレビを見ていたとき、ある人気番組でこんなことが紹介されていました。「オシャレ餃子にワインやシャンパンを合わせるのが定番になりそうですよー」という女子アナさんのナレーションに半信半疑だった私。でも実際に餃子バルは増えてきているし、かの大手餃子チェーンも女子向けの業態を出店したり盛り上がってきている様子!
そこで今回、オシャレ餃子にはいったいどんなワインが合うのか徹底検証!料理研究家につくってもらったお洒落な餃子6種類に、ワインのプロがセレクトした15本のワインで組合わせを探りました!
写真:包み方だけでもこんなにバリエーションがあるんですね!
オシャレ餃子×ワインの検証結果は次のページで。
定番『焼き餃子』『水餃子』にはロゼ泡が正解!
本題の『オシャレ餃子』に進む前に、、、。定番の餃子もちゃんと検証しておきましょう。準備した15種類のワインと合わせていくうちに、「これはいい!」と検証メンバーが舌を巻いたのはこれ、ロゼのスパークリングワイン。ほんのりしたロゼのコクは定番の餃子と抜群の相性を発揮しました!火が通って甘味のでたニンニク、ニラなど香味野菜のアクセントをロゼワインの果実味が完璧に引き立てます。私の友人には「ロゼは甘口なんでしょう?」と誤解されている方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。一般的にロゼは辛口の方が多いようにおもいます。餃子は焼いても、水餃子でもロゼ泡でOK!『定番餃子×ロゼ泡』これは大発見かも!
写真:『定番餃子』に! バルディビエソ ブリュット ロゼ
チリ / セントラル・ヴァレー
ロゼ / 辛口 / スパークリングワイン
チリ屈指の名門が生み出すピノ・ノワールをふんだんに使用した贅沢な泡。チャーミングなアロマにストロベリーの果実味。引き締まった酸と細やかな泡を持つ上質なロゼ・スパークリング。
『海老』にも、ロゼだ!
写真:海老とセロリの餃子
海鮮餃子の定番といえば、海老ですよね。そんなプリっぷりの海老が入った具にセロリを入れることで、海老の食感にシャキシャキ感をプラス。ピンクと薄緑色のきれいなコントラストで視覚的にも楽しめます。ロゼワインの軽い果実感が加われば、味も見た目も美味しいマリアージュの完成。海に近い産地のロゼワインを選ぶとかなり高い確率でマリアージュしますよ。今回はイタリアのシチーリア島のものを選びました。
写真:『海老とセロリの餃子』に! フェウド・アランチョ ロザート
イタリア / シチーリア
ロゼ / 辛口 / スティルワイン
輝くようなロゼ色。ラズベリー、ブラックベリー、赤い花などの香り。フレッシュでスムーズな口当たりはとても親しみやすい。チャーミングなベリー系の果実味が一番の魅力です。
香味野菜に『パクチー』を使った変化球
写真:パクチー水餃子
餃子の具に必ず入れる「香味野菜」にパクチーを使って、水餃子に仕上げた変化球です。パクチーを餃子に入れて活かすには、焼くよりも茹でる方が香りが引き立つのでおすすめです。パクチーと同系統の香りが楽しめるソーヴィニョン・ブラン種のワインを合わせるとさらに風味がグレードアップ!餃子に限らずパクチー料理にソーヴィニョン・ブランはもはや定石ともいえるマリアージュなんですよ。
写真:『パクチー水餃子』に! ザ・スプリングス ソーヴィニヨン・ブラン
ニュージーランド / サウス・アイランド
白 / 辛口 / スティルワイン
イラクサやパッションフルーツといった刺激的なアロマが広がるニュージーランド産のソーヴィニヨン。ミネラル感にも優れ、リッチでジューシーな極上の味わいを持つ白ワインです。
あっさりアレンジには和食材を。『梅』『紫蘇』がミソ!
写真:和風梅しそ水餃子
鶏挽肉をベースに、ネギ、梅、紫蘇、生姜。隠し味に味噌をきかせたさっぱりアレンジの餃子。食べ続けるとちょっとくどくなってくる餃子も、このアレンジがあるとすいすい食べれちゃいます。この餃子のマリアージュの決め手はやっぱり味噌。これに軽い赤ワインを合わせて旨味を引き立てるところがポイント。さらに、梅のすっぱさにサンジョヴェーゼ種の酸味を合わせればパーフェクト!餃子は焼いたものでも、水餃子にしても完璧な相性です。
写真:『和風梅しそ水餃子』に! グラーティ キアンティ
イタリア / トスカーナ
赤 / ミディアムボディ / スティルワイン
サンジョヴェーゼ種を主体に造られるキアンティはイタリアの代表的な赤ワインです。果実味や酸味に富み、渋みも程良く、滑らかな舌触りが大人気です。
『イタリアン揚げ餃子』はどうだ?!
写真:イタリアン揚げ餃子
見た目はカルツォーネ風?な変わりダネ餃子の登場。イタリア食材をふんだんに使って、人気急上昇中の赤いスパークリング『ランブルスコ』を合わせてみました。合挽肉をベースにドライトマト、チーズ、バジルなどを入れて焼きスタイルに。ドライトマトの濃い旨味には濃厚果実味のランブルスコが・・・!!さらに肉汁の甘い感じにもぴったりです。はじける泡がバジルの爽やかなアクセントと相まって100%のマリアージュ。餃子は揚げ餃子のアレンジでも◎。
写真:『イタリアン揚げ餃子』に! クエルチオーリ レッジアーノ ランブルスコ セッコ
イタリア / エミリア・ロマーニャ
赤 / やや辛口 / スパークリングワイン(弱発泡性)
穏やかな泡立ちで、カシス、杉のような清涼感のある香りの弱発泡性ワイン。特にブルーベリーの果実香が感じられ、軽やかなタンニン、軽快な酸のバランスが非常に取れています。
決定版!『牛肉』を使って赤ワインのお供に!
写真:牛肉スパイシ―餃子
牛肉とタマネギを使ったゴージャスなタネに粒マスタードと黒こしょうを追加してスパイシーな仕上げに。牛肉単体の餃子はありそうでなかった新顔ですが、これならフルボディの赤ワインにばっちり対応できます。牛の肉汁とマスタードの甘みにはヨーロッパ産よりも新世界の赤ワインがもつ強い果実味がよく合います。具の風味とおなじように、ワインもスパイス感のあるシラー種のものを選んで。
写真:『牛肉スパイシ―餃子』に! アルタ シラーズ/マルベック
アルゼンチン / サンファン
赤 / フルボディ / スティルワイン
標高630m、アンデスの尾根で生まれるグットバリューなアルゼンチンブレンド。赤系の干しブドウやチェリーのノーズに甘くソフトなタンニン。ふくよかで凝縮感ある納得の1本です。
結論、餃子とワインは楽しい!
具や調理法を変えることでいろいろなバリエーションが楽しめる『餃子』は、思ったより懐の深いお料理です。たくさんの種類があるワインと合わせて、良い組み合わせを探してみるのはとてもエキサイティング。そのときこの記事が少しでも参考になれば幸いです。最後までお付き合いくださりありがとうございました。
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