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魚介とパスタが魅力!イタリア プーリア州
プーリア州のワインとおいしい料理をご紹介♪
by 株式会社モトックス
最終更新日:2016-09-15
プーリアってどこ?

こんにちは!
モトックスに入社してあっという間に4年目となりましたI川です。
先日、初めてイタリア プーリア州に仕事で訪問させていただきました。
プーリア州の場所はどこだかお分かりになりますか?
イタリアをブーツに見立てて、かかとの部分に当たります。
プーリアのワインは想像がつきにくい、という方も多い(私が当初そうだったので・・・笑)かもしれませんので今回は、興味のある方が多いであろう『食』の面から3つのワイナリーをご紹介いたします。
まずは訪問したワイナリーの簡単な説明から!
1.トッレヴェント

まずは『トッレヴェント社』。こちらのワイナリーは250haもの自社畑を持ち、北から南までの3つのエリアで
ネーロ・ディ・トロイア種
プリミティーヴォ種
ネグロアマーロ種
を栽培しています。世界遺産として有名な、『カステル・デル・モンテ』から車で15分ほどのエリアにも畑を持っています。

写真:【カステル・デル・モンテ】
「われわれがおかれた自然環境にあるブドウ品種を使用しながら、質とバランスの合うワインを造ること」そのような考えをとても大事にするワイナリー。
現在はイタリアの有力評価誌で最高評価の『トレ・ビッキエーリ』を多く受賞し、プーリアを牽引するワイナリーの一つとなっています。
2.サン・マルツァーノ

『サン・マルツァーノ社』は、トッレヴェントから車で2時間ほど南下した場所になります。
畑の写真をご覧ください。土が赤っぽく見えます。
この乾燥した土地のおかげで農薬をあまり使用しないで葡萄を栽培することができるようです。
地下60-90mほどには石灰質の土壌があり、ブドウ栽培にとって非常にいい環境なのです。

写真:【地層の断面図】
彼らはワイン造りにおいて『香りと味わい』をとても大事にしており、ワイナリー内にラボ(研究室)も併設しています。
3.コンティ・ゼッカ

『コンティ・ゼッカ社』は約500年の歴史がある、家族経営のワイナリー。
彼らの強みは何といってもその長い歴史と、320haもの広大な自社畑。
訪問中に辺りを眺めながら「ブドウの木が延々と続いているなぁ」と思っていたら、一帯がすべて彼らの所有畑というので驚きでした!
プーリア州で初のスターワイナリー(『トレ・ビッキエーリ』を10回以上獲得しているワイナリーに贈られる称号)で、
街を歩けばいたるところでコンティ・ゼッカのワインを見つけることができました。

写真:【路面にディスプレイされたコンティ・ゼッカのワインたち】
第二次世界大戦時に、一度は国に取り上げられたブドウ畑ですが、その後再開。1945年に植えられたブドウの木も現存するそうです。
どんなものを食べてるの?

写真:【魚介類が多かった!】
さて、いよいよここからは料理のご紹介です!
プーリア州は南北が400km以上の細長い地形。
場所にとってはその幅30kmほどと、いたるところで海が近い環境です!そのため海の幸がとても豊富。
合わせるワインは、もちろん白がメインですが、フリッツァンテ(微発泡)やロゼなんかとも合わせられています。
これらの魚介料理に合わせたワインはこちら

写真:【沢山の野菜】
一方でプーリア州は野菜や穀物の栽培でも有名です。
野菜は新鮮でみずみずしく、具材にオリーブが入っていることが多かったです。
ちなみに、オリーブオイルのイタリア国内生産量第一位はプーリア州だそうです!
訪問したワイナリーにもオリーブオイルを作っているところがありました。
こちらの料理に合わせたワインはこちら

写真:『ストラッチャ・テッラ』
さらに滞在中よく目にしたのが、
この白いチーズ。
モッツァレッラかな?!と思うような見た目ですが、
「ストラッチャ・テッラ」という生クリームを混ぜて、糸状にしたチーズです。
鮮度がかなり重要ですので、お土産に持って帰るのは諦めました!日本ではなかなか見かけませんね!
ワインはフリッツァンテ(微発泡)がよく合いました。

写真:これは 『オレキエッテ』!
これはパスタの一種。「オレキエッテ」というもので小さなくぼみがあるものです。
その見た目から、「小さな耳」とも呼ばれています。
プーリアでは非常に有名で、伝統的なパスタです。
作り方はシンプル。小麦粉と水で練り上げられていて、トッレヴェントではトマトソースでいただきました。
こういうシンプルな料理には、素朴な味わいの赤ワインやロゼを合わせるようです。
トマトの酸味とパスタの味わいがワインとマッチ!
この料理に合わせたワインはこちら

写真:これもパスタの一種『パッケリ』
プーリアはパスタにトマトソースが定番なのでしょうか。
非常に大きな筒状のパスタ『パッケリ』もトマトでいただきます。
こちらの具材は魚だったのですが、トマトの酸味と魚のうまみが合わさってワインが進みます!
プーリアでも北部ではお肉も食べられていますが、高価なので、あまり食べないそうです。
親しみやすい食材と素晴らしいワイン
なかなか想像しにくかったプーリアですが、料理を見てみると日本人の味覚に合いそうで身近に感じますね。
ぜひ今晩の献立にプーリア料理のヒントを取り入れていただき、ワインで楽しんでみてください。
それでは皆様!Ciao!
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