〜マスター・オブ・ワインの至高のコレクションと、トップソムリエによる食材とのペアリングは、家にも持ち帰れる上質な体験〜　intertWine K×M YAMAJIN インタートワイン ケーエム 山仁

麻布台ヒルズに新しくオープンのショップ

今年3月、麻布台ヒルズに、マスター・オブ・ワインの大橋健一氏セレクトのワインと和酒の専門店、『インタートワイン ケーエム 山仁』がオープン。

ショップに加え、ワイン＆和酒と食材とのペアリングが楽しめるカウンターがある、との事で、これは行かねば、と。

さっそくお店のLINEに登録し、翌日の11時からの『コンポーネントペアリングカウンター』を予約。

予約の段階では、30分の枠を予約するだけで、何をテイスティングするのか、は当日のお楽しみです。

充実のラインナップの店の奥にカウンターが

お店は、麻布台ヒルズの『マーケット』のエリアの１階にあり、1,100種にも及ぶ和酒、ワインは最先端のラインナップ。日本ワインも充実していました。

そして、店に入って左奥の方に、５席ほどのカウンターが。

店先のカウンターと思えない、オーセンティックな雰囲気。

予約の名前を伝え、アプリの会員証をスキャンしてもらいテイスティング開始です。

大橋健一MWと大越基裕氏のコラボ

ペアリングの20種のワインと和酒は、日本在住では唯一のマスター・オブ・ワイン(MW)である大橋健一氏の至高のセレクト。気になるワインが盛りだくさん。

合わせるおつまみは、ペアリングの第一人者であるトップソムリエ、大越基裕氏によるもの。

おつまみといっても、『オイル―サーディン』+『レモン』+『スパイス』等というよう
に食材を生かしたシンプルなものです。

ここでは、それぞれの食材は『コンポーネント』と呼ばれます。だから、『コンポーネントペアリングカウンター』という事なんですね。

20のペアリングからセレクト

ペアリングのワインと和酒は30ml程で、食材は二口程度の量なので、それぞれのメニューが500〜1,200円前後と、とってもお値ごろ。

30mlは腰を据えて飲むには少ない量ですが、ペアリング体験をするには十分な量でした。

グラスは『ジャンシス・ロビンソン　グラスコレクション』のステムレスを使用。
赤白スパークリング、どんな種類のワインも楽しめる、計算しつくされたグラスです。

それにしても、20あるペアリングから3つ程選ぶのは何とも難しい。

迷いましたが、私は、ロゼのシャンパーニュ、オレンジワイン、クレーレの3つのペアリングをセレクトしました。

『ロゼシャンパーニュ　×　ハム』

最初に選んだのはロゼのシャンパーニュ。
日曜の昼から泡は、がぜん気分が盛り上がります。

合わせるコンポーネントはジャンボンのハムと石垣島のラー油。

『 Champagne Rose NV Bollinger 　
シャンパーニュ　ロゼ　NV　ボランジェ
＆ Jambon ×　Ishigakijima chili oil
ジャンボン　×　石垣島ラー油 』

辛いものにワインは合わせづらいのですが、そこはシャンパーニュの泡とジャンボンの程よいボリュームでバランス良く。

ラー油には塩・唐辛子以外に、何種類ものスパイスが入っているので、その複雑さが深みのあるシャンパーニュとよい感じです。

『オレンジワイン　×　牡蠣』

次に選んだのはここ数年、大注目の産地、ジョージアのオレンジワイン。

合わせるコンポーネントは燻製オイル漬けの牡蠣と、レモンの皮のレモンゼスト。

『Kisi Qvevri 2021 Qvevri Wine Celler
キシ・クヴェヴリ　2021　クヴェブリ・ワイン・セラー
　　＆ Smoked Oysters in oil × Lemon
牡蠣燻製オイル漬け×レモン』

普通の白ワインであれば、牡蠣に絞ったレモンでも良いのですが、オレンジワインの個性に合わせる為に、ゼストというのがアクセントとして効いてますね。

『NZのクレーレット　×　生ハム』

最後に選んだのは、興味深いニュージーランドのピノ・ノワールのクレーレ。

合わせるコンポーネントは生ハムと、ドライクランベリー、ピンクペッパー。

『Infusion Pinot Noir 2020 Prophet’s Rock
インヒュージョン　ピノ・ノワール　2020　プロフェッツ・ロック
　 ＆ Dry cured ham x Cranberries X Pink pepper
生ハム　×　ドライクランベリー　×　ピンクペッパー』

ジャンシス・ロビンソン氏も注目する造り手の、ロゼワインの製法で造られたピノ・ノワール。

『クレーレ』は、ボルドーの色の濃いロゼで使われる事が多い分類ですが、確かにこのワインは、『クレーレ』という分類を使うのが合ってます。ロゼでは無く、良い意味での『軽めのピノ』です。

生ハムにクランベリーが入る事でワインとのとても良いつなぎになっています。

マーケットのワインと食材で自宅でも楽しめる

予約で限定された人数でテイスティングできるので、落ち着いて雰囲気を楽しめるし、お店の方の説明もゆっくり聞けるので、とても快適でした。

ペアリングでワインに合わせてサービスされたコンポーネント（食材）は、インタートワイン ケーエムのショップ内、または、B1Fのマーケットで購入する事ができるので、ワインと一緒に購入して、家で再現する事ができます。

食材を合わせるだけのシンプルなおつまみなので、料理が得意で無い方にとっても簡単です。楽しみですね！

3月の中旬にオープンしたので、3月と4月はメニューが一緒ですが、その後は、毎月新しくなるそう。

余談：時間には余裕をもって

余談ですが、『ペアリングカウンター』を予約された場合、お時間には余裕をもって行かれると良いかも。

思ったよりもヒルズ内が広めであるのと、地下のマーケットの中にあるエレベーターで上がった１階にショップはあるのですが、『マーケット』の外のエレベーターで上がってしまっては行けなかったり、軽い迷路のような感があります。

センスの無い私は何度かあっち行ったり、こっち行ったりしながら、結局、警備員さんにお尋ねした次第です。

インタートワイン ケーエム 山仁　
intertWine K×M YAMAJIN

麻布台ヒルズ マーケット ガーデンプラザ C 1F
Tel : 03-6277-8203
営業時間 : 11:00～20:00
（コンポーネントペアリングカウンターL.O.19:30）