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ワインクイズ No.2 トスカーナ
空いた時間にクイズで楽しくワインの知識を身につけましょう! 今回は、イタリア、トスカーナ編です。
by Wine-Link
最終更新日:2025-01-11
トスカーナの州都は?
イタリアを代表する銘醸地、トスカーナ州。
トスカーナ州の州都はどこでしょうか?
①ミラノ
②ヴェネト
③ペルージャ
④フィレンツェ
答えは ④の『フィレンツェ』です。
トスカーナ州の内陸に位置するフィレンツェは、中世にはメディチ家の支援のもと、ダ・ビンチやミケランジェロが活躍したルネサンス発祥の地です。
現在もドゥオーモや、ヴェッキオ橋、ウフィツィ美術館など、見所沢山な観光の都として栄えています。
サンジョヴェーゼのシノニムで無いのは?
トスカーナ州のみならず、イタリアを代表するブドウ、サンジョヴェーゼ。
次の中でサンジョヴェーゼのシノニム(=別名)で無いのはどれでしょうか?
①ブルネッロ
②モンテプルチアーノ
③ニエルッキオ
④モレッリーノ
答えは、②の『モンテプルチアーノ』です。
サンジョヴェーゼは、上記に挙げたブルネッロ、ニエルッキオ、モレッリーノに加え、プルニョーロ・ジェンティーレなど、シノニムが多くあります。
モンテプルチアーノは別の品種の名前です。
ちなみに、ややこしい話ですが、トスカーナ州では『ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ』というワインがあり、このワインはモンテプルチアーノという産地で造られており、使われている品種はモンテプルチアーノでは無く、サンジョヴェーゼです。
トスカーナ州で造られていないのは?
次のワインの中でトスカーナ州で造られていないのはどれでしょうか?
①キアンティ
②キアンティ・クラッシコ
③バルバレスコ
④ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
答えは、③の『バルバレスコ』です。
バルバレスコはピエモンテ州のワインで、それ以外はいずれもトスカーナを代表する銘醸ワインです。
キアンティとキアンティ・クラッシコ、何が違う?
トスカーナを代表する銘醸ワイン、キアンティとキアンティ・クラッシコ、似た名前ですが何が違うのでしょうか?
①キアンティ・クラッシコは小樽を使う必要があり、また、樽での熟成期間が長い
②キアンティ・クラッシコの方が樹齢の高い樹から採れたブドウが使われている
③キアンティ・クラッシコはキアンティが古くから造られていた産地のワインである
④キアンティ・クラッシコは伝統的なクラッシコ製法で造られている
答えは、③の『キアンティ・クラッシコはキアンティが古くから造られていた産地のワインである』です。
本来、シエナとフィレンツェの間に広がる地区で造られるワインが『キアンティ』と呼ばれていたのですが、そのワインが人気の為、この地区以外にも生産が広がってしまい、もともとの地区を『キアンティ・クラッシコ』と呼ぶようになったのです。
いわば、『本家キアンティ』という感じでしょうか。
こういうワインは何と呼ばれている?
トスカーナ地方の沿岸部を中心に、規定で無いブドウを使用するなどにより、D.O.C.やD.O.C.G.の格付けから外れ、下の格付けであるI.G.T.に分類されながらも、品質的に評価が高く、高値で取引されているワインを何と呼ばれているでしょうか?
①カルト タスカン
②スーパー タスカン
③タスカン ボーイズ
④グレート タスカン
答えは②の『スーパータスカン』です。
1940~70年頃にカベルネ・ソーヴィニヨンを使った、規定にとらわれない近代的なスタイルのワインがスーパータスカンと評され、トスカーナのみならずイタリアに新しい風をもたらしました。
特に名声を高めた地区などは、その後、新しくD.O.C.が作られたりしました。
今回は、イタリア、トスカーナ編でした。
如何でしたか?
また来週、新しいクイズをお届けします。
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