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ワインクイズ Vol.47 サービス&マナー②
空いた時間にクイズで楽しくワインの知識を身につけましょう! 今回は、マナー&サービス編②です。 気軽に挑戦して、日常にも役立つポイントを一緒に覚えていきましょう。
by Wine-Link
最終更新日:2025-12-06
ワインはどれぐらいの量を注ぐ?
ワインをワイングラスに注ぐ時、どれぐらいの量が適切でしょうか?
① グラスになみなみ
② グラスの8割
③ グラスの半分弱
④ グラスの1/3程度
答えは、④の『グラスの1/3程度』です。
ワインは香りを楽しむ飲み物のため、グラスの中に空気のスペースをしっかり確保することが大切です。
一般的なテイスティングでも、レストランのサービスでも、注ぐ量はグラスの1/3程度が基本。
注ぎすぎると香りが立ちにくく、持ちにくくなります。
スパークリングワインのグラスにスパークリングワインを注ぐ際は、半分より多くて大丈夫です。
写真:グラスのふくらみの辺りまで
ワインをサービスする順番は?
ワイン会を開く時に、一般的に適切とされるサービスの順番はどれでしょうか?
① 甘口 → 白 → 赤 → スパークリングワイン
② スパークリングワイン → 白 → 赤 → 甘口
③ 白 → 赤 → スパークリング → 甘口
④ 赤 → 白 → 甘口 → スパークリング
答えは、②の『スパークリングワイン → 白 → 赤 → 甘口』です。
ワインは軽いものから重いものへ、甘口は最後へ、という流れが基本です。
最初にスパークリングを出すと口がさっぱり、食欲も増進し、その後の白・赤へ自然に移れます。
ただし、料理の内容やゲストの好みによって順番を変えても問題ありません。
あくまで“基本の流れ”として覚えておくと便利です。
『デキャンタージュ』を行う、主な目的は?
『デキャンタージュ』を行う、主な目的はどれでしょうか?
① 泡を立てる
② 温度を下げる
③ 沈殿物を分ける
④ 甘味を増やす
答えは、③の『沈殿物を分ける』です。
デキャンタージュの主な目的は、熟成した赤ワインなどに生じる「澱(おり)」をワインから分け、クリアな状態で提供することです。
ボトルの底に溜まった澱を避けながら移し替えることで、舌触りが滑らかになり、雑味も減ります。
この目的に加え、若いワインの場合は、空気に触れさせて香りや風味を開かせるために行われることもあります。
ワインの扱いで好ましいのは?
自宅でのワインの扱いで好ましいのは次のどれでしょうか?
①強い振動を与える
②高温の車内に置く
③直射日光を避ける
④窓際に飾っておく
正解は③の『直射日光を避ける』です。
ワインは光に弱いため、持ち運びでも直射日光を避けることが重要です。特に紫外線は風味劣化を早めます。
車内の高温や強い振動も品質に悪影響を与えるため注意が必要です。
持ち運び時は緩衝材で包み、涼しい場所に保つことでワインを良い状態で運ぶことができます。
ソムリエは瓶のとこを持つのが基本?
ソムリエがワインを注ぐ時、瓶のどこを持つのが基本とされているでしょうか?
① 瓶の首(ネック)をつかむ
② 瓶の底を手のひらにのせるように持つ
③ ラベル部分をつかむ
④ どこでも自由に持ってよい
正解は②の『瓶の底を手のひらにのせるように持つ』です。
正式なサービスでは、瓶の底に指をかける、または底を支えるように持って注ぐのが基本です。安定して注げるうえ、見た目もエレガントです。
ネックを持つのは家庭ではOKですが、プロの場では避けられます。ラベルに指がかかるのも、見せ方として理想ではありません。
写真:大き目のボトルは、なかなか大変ですね
今回は、マナー&サービスからのクイズでした。
いかがでしたか?
少しでもワイン時間が楽しくなるヒントになれば嬉しいです。
それでは、また来週。
新しいクイズでお会いしましょう!
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制作者:山崎 久美子
・ソムリエエクセレンス(JSA認定)
・SAKE DIPLOMA(JSA認定)
・DIPLOMA LEVEL3(WSET認定)
ワインの輸入商社にて、バイヤーを経験。
現在は、ワインのなんでも屋。
最近はテニスにはまり、気づけば週3ペース。
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