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ワインクイズ Vol.56 醸造 ③
空いた時間にクイズで楽しくワインの知識を身につけましょう! 今回は、醸造③です。 気軽に挑戦して、ワイン選びや会話に役立つ知識を楽しく覚えていきましょう。
by Wine-Link
最終更新日:2026-02-03
目次
発酵・熟成の容器に使わない素材は?
ワインの発酵や熟成に使われる容器として、一般的に用いられない素材は次のうちどれでしょうか?
① 木
② コンクリート
③ アルミニウム
④ ステンレス
答えは、③の『アルミニウム』です。
ワイン造りでは、木樽やコンクリート槽、ステンレスタンクなど、目的に応じてさまざまな容器が使われます。
一方、アルミニウムは酸に弱く、ワインの酸と反応して風味を損なう恐れがあるため、発酵や熟成用の容器としては適していません。そのため、ワイン造りではほとんど使われていない素材です。
写真: ステンレス、木製、などを使い分ける
新樽を使用するとワインの香りはどうなる?
熟成に新しい樽を使用した場合、数年使用した樽を使用する場合に比べて、ワインの樽の香りはどうなるでしょうか?
① 弱くなる
② 変わらない
③ 強くなる
④ 消える
答えは、③の『強くなる』です。
新樽には香りの成分が豊富に含まれているため、熟成させたワインにはバニラやトースト、スパイスのような樽由来の風味がよりはっきりと表れます。
一方、数年使用した樽では香り成分が少なくなるため、樽の影響は穏やかになります。
ワインのスタイルや造り手の狙いに応じて、新樽と使用済みの樽は使い分けられています。
白ワイン造りで、発酵温度を低くするのはなぜ?
白ワイン造りでは、発酵温度を低めに管理することがよくあります。その主な理由として、正しいものはどれでしょうか。
① ワインの色合いをより濃くするため
② 香り成分を保つため
③ 発酵をできるだけ短時間で終わらせるため
④ 渋味をコクを強調するため
答えは、②の『香り成分を保つため』です。
白ワインでは、果実や花のような繊細な香りが大切にされます。低温でゆっくり発酵させることで、揮発しやすい香り成分が逃げにくくなり、フレッシュな果実や花の香りを保つことができます。
一方、高温での発酵は香りが飛びやすいため、白ワインでは特に温度管理が重要とされています。
私たちが日本茶や紅茶をいれる際に、お湯の温度によって香りや味わいが変わるのと、似ていますね。
浮かび上がった果帽を棒で押す作業は何という?
赤ワインの発酵中、表面に浮かび上がった果皮や果肉のかたまりを棒などで押し沈める作業は何と呼ばれるでしょうか?
①ピジャージュ
②ラッキング
③デブルバージュ
④マセラシオン
答えは、①の『ピジャージュ』です。
『ピジャージュ』とは、発酵中に表面に集まった果皮や果肉(果帽)を、人の手でやさしく押し沈め、果汁としっかり触れさせる作業です。
色や香り、味わいの成分をほどよく引き出すことができ、造り手が抽出の加減を調整しやすいのが特徴です。
写真: 結構危険な作業
『たが』とはどの道具の部品名?
「たがが外れる」という表現がありますが、この『たが』は、ワインの醸造にも使われる、ある用具の部品名に由来しています。その道具とは、何でしょうか?
① 熟成棚
② 圧搾機
③ コンクリートタンク
④ 木樽
答えは、④の『木樽』です。
「たがが外れる」の『たが』とは、木樽の胴を締めている金属や木の輪のことです。
たがが外れると、樽は形を保てず壊れてしまいます。そこから転じて、人の気持ちや自制心が抑えきれなくなることを「たがが外れる」と表現するようになりました。
写真: コレが外れるとえらいことになる
今回は、醸造からのクイズでした。
いかがでしたか?
少しでもワイン時間が楽しくなるヒントになれば嬉しいです。
それでは、また来週。
新しいクイズでお会いしましょう!
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制作者:山崎 久美子
・ソムリエエクセレンス(JSA認定)
・SAKE DIPLOMA(JSA認定)
・DIPLOMA LEVEL 3(WSET認定)
ワインの輸入商社にて、バイヤーを経験。
現在は、ワインのなんでも屋。
ワインセラーが古いので、そろそろ壊れないか
ヒヤヒヤしている今日のこの頃。
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