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和食に合うワイン
by 株式会社モトックス
最終更新日:2015-01-09
目次
和食に合うワイン

日本人の心【和食】
イタリアン、フレンチなど、世の中に美味しいものは溢れているけれど、一番心落ち着くのは、やっぱり【和食】を食べている時ではありませんか?
最近は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されちゃうなど、世界的にも注目度急上昇で誇らしい限りですよね。
今回は、そんな私たちのソウルフード【和食】に合うワインを見つけるべく、スタッフが徹底的に検証しました!!!
2014年9月22日

大阪・北新地のとあるレストランにて。
総勢11名が集結し、検証会がスタート!
今回用意したワインは全部で16アイテム。お料理は7品と合わせました。
その組み合わせ、なんと112通り…!!
もちろん、すべて試します。

このワインのこの部分が、料理のこの味付けに合うとか、合わないとか言いながら、食べて飲んで.・・・・・また飲みます。
そしてまた食べます。のエンドレスループ。
食べて飲んで、一見ラクそうな会ですが、結構頭も体力も使うのですよ~!
合わせたお料理たちをご紹介します。

「戻り鰹のタタキ」
しっかりと脂がのった戻り鰹!
赤身の濃厚な旨味が旬を感じさせました。

「サバの味噌煮」
こちらもしっかりと脂ののったサバ。
上品なお味噌とのバランスが、大変よろしゅうございました・・・!

「肉じゃが」
家庭料理の定番肉じゃが!みんな大好きですよね。
お出汁がとってもよく効いておりました。おかんを思い出しました。

「秋刀魚の炭火焼き」
炭火でカリッと焼いた秋刀魚!香ばしさ満点!秋の味覚!
日本に四季があって良かったと、しみじみ感じながら頂きました。

「茄子田楽」
パンチの利いた濃厚なお味噌と瑞々しい茄子のバランスがGOOD~☆

「天ぷら」
有無を言わせぬ和食の代表格、ですよね。サクサクとした衣がこれまた美味しい~!
さつまいも、かぼちゃ、海老、レンコン、貝柱の天ぷらを頂きました。
味付けは塩とつゆの両方でトライ

「水炊き」
寒くなってきた時期にどうしても食べたくなる鍋。今回はシンプル イズ ベストな水炊き。
鶏肉、白菜、エノキ、椎茸、水菜、豆腐が入っておりました。ぽんずで頂きました。
それではお待たせしました!!
渾身の検証結果は次のページへどうぞ!
オールマイティ①

「イル・プーモ
ソーヴィニヨン マルヴァジーア」
柑橘系果実とハーブを想わせる爽やかな香りが魅力のワイン。イタリア南部、プーリア産です。
フルーティですが酸味もしっかりとあるので、繊細な和食の味わいも活かしてくれます。
オールマイティに合いましたが、特に良かったのは【茄子田楽】瑞々しい茄子とワインの酸、味噌の甘味とワインのフルーティさがとってもよく合いました。
【肉じゃが】の甘味とも◎、【かつおのタタキ】も赤身の旨味とマッチしておすすめです!
オールマイティ②

「マコン・ヴィラージュ
レ・ティーユ」
レモンのような爽やかな果実味・酸味・ほんのり感じる塩味のバランスがとても良いワイン。フランス、ブルゴーニュ産です。
上手く食材と調和し、今回検証した料理とは【オールマイティ】に合いました。
特に良かったのは茄子田楽・天ぷら・秋刀魚の炭火焼き・肉じゃが(ほぼ全部ですね)。
ワインが持つ旨味が食材の旨味をぐぐっと引出し、柑橘系の果実味が料理にボリューム感を持たせてくれます。
オールマイティ③

「甲州テロワール・セレクション 祝」
白桃や花梨を想わせる、やわらかで奥ゆかしいワイン。日本は山梨県、勝沼産です。
料理とワイン両方の良さを尊重し合い、寄り添うようにマリアージュ☆
どの料理とも相性が良かったのですが、特に美味しかったのはかつおのタタキ・茄子田楽・肉じゃが・水炊き(こちらもほぼ全部ですね)。
料理の旨味・甘みを上品に引き出してくれます。ポン酢との相性は特に素晴らしく、柑橘感が増して華やかにマリアージュします。
肉じゃが、水炊きに合う!

「コーテ・マス マルサンヌ」
白い花、洋ナシ、メロンなどの香りとまろやかで程よい酸味を持つワイン。フランス南部、ラングドック・ルーション産です。
肉じゃがのジャガイモ、水炊きの鶏肉など甘みある食材を使ったお料理に合わせると、素材の甘みがより引き立ってGOOD!
程よく酸味もあるので後味はスッキリ頂けます。お出汁を使った料理と◎です。
さばの味噌煮、秋刀魚の炭火焼き、天ぷらに合う!

「フェウド・アランチョ
ピノ・グリージョ」
熟したアプリコットや桃の芳醇なアロマが魅力的なワイン。イタリア南部、シチリア産です。
穏やかな酸と心地よいミネラル感があるので、さばや秋刀魚などのお魚と相性抜群!やはり海の近くで造られるワインだからでしょうか。
醤油や味噌の味付けとは特に相性◎。天ぷらは塩で頂くのがポイントで、海老とレンコンが特に美味でした。
秋刀魚の炭火焼き、茄子田楽、天ぷらに合う!

「マストロ グレコ」
キンモクセイやパパイヤの香りに、ピンクグレープフルーツの甘酸っぱいニュアンスがあるワイン。イタリア南部、カンパーニャ産です。
シャープ過ぎない酸味、出汁を想わせるワインの旨みが和食にはピッタリ。
秋刀魚とは、魚の旨味にワインの果実味が足され、よりボリューミーに。
茄子田楽・天ぷらとは、食材の甘味をワインの酸味が上手く整えてくれます。味噌や塩で味付けしたものと、とても良くマリアージュしました!
天ぷら、水炊きに合う!

「ガンマ オーガニック
ピノ・ノワール レセルバ」
ストロベリーやチェリーの可愛らしい果実味にほんのりスパイシーなニュアンスを感じるワイン。チリ、コルチャグア・ヴァレー産です。
ワインの柔らかな甘みと熟したタンニンが、天ぷらの食材の旨味を引き出します。
引き締まった酸味もあるので、ぽんずで頂く水炊きとは相性抜群!程よく料理の甘味を引出します。
かつおのタタキに合う!

「ピノ・ノワール
レ・ゼキサゴナル」
いちごのように愛らしいスタイルの完熟ピノ・ノワール。フランス、ロワール産です。
かつおのタタキは生臭さが出ず、赤身のボディ感とワインがマッチ。
親しみやすい果実味が、甘みのある野菜を使った料理、例えば肉じゃがや天ぷらなどともよく合いました。
ポン酢や味噌と合わせれば、落ち着きのある上質なピノ・ノワールにランクアップします!
お疲れ様でした。

全てのマリアージュを試し、意見をまとめ、検証会が終了したのは21時。。。頑張りました。
私たちの渾身の検証レポート、いかがでしたでしょうか?
みなさまの楽しいワイン・ライフの一助になれば、私たちも報われるというものです!

皆さんも是非、「和食とワイン」試してみて下さいね!
この後、頭をスッカラカンにして飲み直すべく、大阪・北新地の街へ再度繰り出したことは秘密です・・・。
それではみなさん、ごきげんよう!
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