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フランチャコルタ、行ってきました。至極の泡モノ訪問記−フェルゲッティーナ−前編

イタリアの素晴らしいスパークリングワイン『フランチャコルタ』をご紹介☆

フランチャコルタ キラキラスパークリング天国


みなさま初めまして。
てんどーねと申します。ドイツに住んでます。

ワインにまつわる色んな小ネタ、ヨーロッパ流ワインの楽しみ方等々、
ある時は徒然なるままに、またある時は情熱的に…ドイツよりお届けしていきます。


先日、友人の結婚式への参列をかねて、イタリア・ブレーシアに行ってきました。
(「ドイツより〜」とか言いながらいきなりイタリアからお届けです。笑)
泡モノ好きのてんどーねとしては、同じブレーシア県にある美味しいスパークリングワイン天国《フランチャコルタ》エリアは、素通りできません。
今回はフランチャコルタきっての品質重視派、フェルゲッティーナ社に訪問いたします!(ワクワク☆キラキラ)

フランチャコルタ、とは?

その前に…「《フランチャコルタ》って、何?!」というご質問、ありがとうございます。
そもそもスパークリングワインは普通のワインと違って、ほとんどが2回の発酵工程を経て完成するのですが、フランチャコルタはフランスのシャンパンと同じく、この2回目の発酵(泡を作るための発酵)を瓶の中でやっちゃうのでワインの中の泡が超・キメ細かくエレガントな感じに仕上がります。

まぁつまりは、《手間ひまかけて造られたリッチなスパークリングワイン》ということです!もっと分かりやすく言えば、イタリア版シャンパン?!


さて、そのフランチャコルタが生産されているエリアは目下EXPOで活気づいているミラノの空港から車で2時間弱。
ブドウ畑の脇道を進みながら、時間より早めに到着!(イタリアではあり得ない?!)

とにかく時間と手間がかかる! フランチャコルタの秘密


丘の上のワイナリーからの眺めが、もう最高!晴れてて良かった〜!


案内してくれたのはオーナーファミリーのラウラ女史。


早速畑を見せていただきました。
5月の初旬だったので、ちょうどブドウの葉っぱがぐんぐん出てくる時期。


このちーっちゃいつぶつぶ一つ一つが蕾になって、花が咲いて、ブドウの実になるんだそう。写真から10日もすればお花が咲くそうです、楽しみ!

次ページではいよいよワイナリーの中へ!

続いてワイナリー内の見学へ。


わりと小ぶりのステンレスタンクがいくつも並んでいたのは、フェルゲッティーナでは各畑の区画ごとに分けて醸造して、テロワールの個性を出来るだけワインに反映出来るようにしているから。手が込んでます。

冒頭で、「2回目の発酵を瓶の中でやっちゃう」と言いましたが、瓶内での発酵が終わった後、実はそのまま酵母と一緒に「熟成」しちゃうんですね。
美味しいはずです。


この瓶内のモヤっとした物が、発酵を終えた酵母。
長い時間瓶内で熟成させることによって、このモヤモヤがより複雑味溢れるリッチなスパークリングにしてくれるんだそうです。


静かに熟成中。。。
フェルゲッティーナでは最低でも24ヶ月間はこうやって熟成させます。
長過ぎる!そんなに待てませんよね〜早く飲みたい!


熟成中の瓶に、ちょっとズームしてみます。
おぉ〜ものすごくモヤモヤですね!
きっとものすごく美味しいスパークリングになるのでしょう!


続いての後編では、いよいよ試飲しちゃいます!

投稿者

てんどーね

ドイツ在住のアラサー女子。
ワイン輸入商社勤務を経て、イタリア、日本、イギリスにてワイン資格取得に励むも、現在はノムリエ化。泡モノ好き。
最近は苦手な料理にもトライし始め、マリアージュを意識。一人家飲みもそこそこ、楽しい。