エミリア・ロマーニャ訪問記Vol.2 メディチ・エルメーテ訪問

ランブルスコ生産者『メディチ・エルメーテ』のワイナリーに訪問してきました!

by 株式会社モトックス

最終更新日:2016-10-05

メディチ・エルメーテのワイナリーを訪問してきました!
メディチ・エルメーテのワイナリーを訪問してきました!

東京営業部のTです。

以前、イタリアの赤いスパークリングワイン『ランブルスコ』についての記事を書かせていただきましたが、なんと今回その生産者『メディチ・エルメーテ』を訪問するため、実際にエミリア・ロマーニャ州に行って参りました。

前回は、『現地の食材』についてご紹介いたしましたが、二回目の今回は、いよいよ『ワイナリーに訪問』です。ぜひとも最後までお読みください。

メディチ・エルメーテの歴史
メディチ・エルメーテの歴史

まずは、ワイナリーの歴史から。

19世紀末、かの有名なメディチ家の末裔であるレミジオ・メディチ氏によってワイナリーが設立されました。
現在は、4代目に引き継がれ、設立時と変わらぬ熱意と技術でワインが造り続けられています。元々、レミジオ・メディチ氏はパルマでオステリア(食堂)を経営していて、そのオステリア向けにランブルスコを造ったのが始まりだそうです。
現在でもワイナリーの地下室には、創業当時使っていた醸造器具が保管されています。
(写真は昔のボトリング器)

畑について
畑について

エミリア・ロマーニャ州の都市レッジョ・エミリアとパルマの間にある、エンツァ川が近くを流れていて、畑はとても良い環境に位置しています。

畑では以前、ヴィーテ・マリタータという多産型スタイルの仕立て方でブドウの樹を育てていましたが、房単位の凝縮度が満足に満たず、薄くて果実味に欠けたワインになることがあったため、現在ではコルドン式というスタイルに変更。
収穫量も下げて、凝縮度の高いブドウを造っています。

醸造所
醸造所

畑の後は、いざ醸造所見学へ。

まず、瓶詰めラインを見せてもらいました。
メディチ・エルメーテでは、1時間に9,000本ものワインを瓶詰できる、全自動の最新機器を導入していました。
実際に、コルクが打栓されていくのを見ましたが、とにかく早い!!フレッシュさとフルーティーさを大切にしているメディチ・エルメーテでは、オーダーを受けてから瓶詰めを行います。
このこだわりを実現する為には、このスピーディーな瓶詰めが必要不可欠になっています。

タンク
タンク

タンクは、アウトクラーヴェと呼ばれる、ステンレス製の密閉タンクを使用しています。
これにより、空気に触れることなく、発酵や貯蔵が行えるので、ワインのフレッシュさを保ち続けることが出来ます。

さらに、発酵に使う酵母にもこだわりが!近くのピアチェンツァ大学で、独自のセレクション酵母を開発しています。
これにより、メディチ・エルメーテの魅力の一つである、『華やかな香り』を引き出すことが出来るのです。

メディチ・エルメーテのこだわり
メディチ・エルメーテのこだわり

ワイナリーで発見した、メディチ・エルメーテの4つのこだわり

①畑では、収量を下げフルーティーさを最大限に引き出す。
②発酵には、特注のセレクション酵母を使用し、華やかな香りを引き出す。
③発酵・貯蔵はステンレス製の密閉タンクを使用しフレッシュさをキープ。
④そして、瓶詰は最新機器を駆使してオーダーを受けてからしか行わない。

選ばれ続けるために
選ばれ続けるために

畑と醸造所には、メディチ・エルメーテのワインに感じる、『フレッシュ&フルーティーな味わい』の秘訣がたくさんつまっていました!
こだわりにこだわり抜いたランブルスコを誕生させ、イタリアワインの有力評価誌ガンベロロッソで「トレ・ビッキエーリ」の最高評価を獲得し続けている、メディチ・エルメーテ。日本でも手に入りますので、是非一度お試しになってみて下さい。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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公開日 :
2016/10/04
更新日 :
2016/10/05
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