もとはフランス王室御用達。プロヴァンスの伝統を受け継ぐシャトー
シャトーの創設は15世紀に遡り、18世紀まではフランスの王室御用達だったという名誉な歴史もあります。革命後シャトーはいくつかに分割され、時を経て1932年、一族の祖であるアンリ・ファーブル氏が所有、数十年に亘りワイナリーを運営し、現在は姪のカロリーヌ・ドゥメイ氏に亘りました。美しいボトルが魅力のロゼ、「マリー・クリスティーヌ」は数々の栄誉を受賞した1950年に造られた記念のワインです。
ワイナリーの祖、アンリ・ファーブル氏
この地方の農民の家系に生まれたアンリ・ファーブル氏は、第一次世界大戦に召集され一命を取り留めて故郷に帰還しました。そして生きることを考えたとき、ワインに情熱を捧げる決意をします。そして1920年、フランスで一番のワイン商になることを目指し妻とともに会社を設立。長い年月を費やし、プロヴァンスに6つのエステイトを購入していきました。プロヴァンスのワインを新しい時代に引継いでいくために情熱を捧げ、最後まで畑に出ていたといいます。
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