フランス ブルゴーニュ

ドメーヌ・デュ・ヴィスー

「ボージョレ希望の光」と絶賛される正真正銘のトップ生産者

DOMAINE DU VISSOUX 69620 SAINT VERAND-FRANCE

17世紀から続き、ボージョレ最高の生産者となった家族経営のドメーヌ

17世紀から続き、ボージョレ最高の生産者となった家族経営のドメーヌ

写真:「ヴィスー」は母方の姓でもあります

ボージョレ地方でも南に位置するサン・ヴェランで17世紀から続く家族経営のドメーヌ。
現当主であるピエール=マリー・シェルメット氏は1982年にドメーヌを受け継ぐとすぐに自社での瓶詰め販売を開始。当初から品質にこだわり、栽培から販売までワイン造りの全てに携わってきました。
特筆すべきは、当時としてはいち早く自然に配慮したブドウ栽培に着手していたことです。化学薬品・除草剤の不使用、自然酵母の採用、低収量で完熟したブドウの収穫など、できるだけ自然かつ高品質なワイン造りを実践し、フランスのみならず世界中でボージョレ最高の生産者として称賛されるに至りました。

ボージョレを愛し、テロワールの表現者となる

ボージョレを愛し、テロワールの表現者となる

写真:オーナー:ピエール=マリー・シェルメット氏

現在ドメーヌが位置している集落、「レ・ヴィスー」に生を受けます。幼少のころよりワインに親しんできた彼は1980年、ディジョン大学で醸造を学び卒業。その後1982年に父よりドメーヌを引き継ぎ、以後高品質なワイン造りに没頭してきました。
彼が実践してきた数々の努力は今やボージョレの生産者にとっての道しるべとなっています。

花崗岩質の土壌がワインにフィネスを与える

花崗岩質の土壌がワインにフィネスを与える

写真:ドメーヌが所有する畑

サン・ヴェラン Saint Verand
(ボージョレ レ・グリオット 赤、キュヴェ ヴィエイユ・ヴィーニュ)
ドメーヌが位置するボージョレ南端の村。他のボージョレ南部に広がる畑のほとんどが粘土石灰質であるのに対し、サン・ヴェランの畑は花崗岩質土壌。花崗岩質土壌から収穫できるガメイはしなやかなタンニンを備えるため、ワインにフィネスを与えてくれます。全ての畑が南西向きの一方向に広がった素晴らしいもの。キュヴェ・ヴィエイユ・ヴィーニュは特に優れた4haほどの自社畑から造られます。

ル・ボワ=ドアン Le Bois d’Oingt
(ボージョレ レ・グリオット 赤、ロゼ レ・グリオット)
サン・ヴェランの畑が花崗岩質に対し、こちらの畑は粘土石灰質が主となります。フルーティで華やかな果実味をワインに与えてくれるため、一部の畑はシャルドネやロゼ用に使用されています。レ・グリオットはサン・ヴェランとこの村にある区画。

ヴォー・アン=ボージョレ Vaux-en-Beaujolais
(ボージョレ クール・ド・ヴァンダンジュ ヴィーニュ・サントネール)
特に古い樹が植えられている黒花崗岩質土壌の畑。ピエール=マリー・シェルメット氏の奥さんであるマルティヌ・シェルメット氏の叔母が元々所有していた畑を引き継ぎました。やはり南西向きに広がっている畑には樹齢100年を超える古木が大切に守られており、「1世紀の樹」と名付けられたクール・ド・ヴァンダンジュ ヴィーニュ・サントネールを産み出しています。

ワインは自然を表現するアート

ワインは自然を表現するアート

写真:全てはテロワールの表現のため

「私たちのゴールは、本当に自然体なワインを造るため、完熟した健康なブドウを育てることにあります。」と語るピエール=マリー・シェルメット氏。
彼らは出来る限り自然体なワインを造りたいと確固たる信念を持っています。妥協せず質の高い仕事をこなすことで納得のいくワイン造りをするという、そのたった一つのゴールに向かい努力を続けています。彼らのワイン造りに対するコンセプトは非常に明快。ブドウの樹と醸造に関して人間による介入を最小限に留め、ワインに現れるテロワールを最大限に引き出すことこそ、最も重要なことなのです。

繊細で上品なブドウ品種「ガメイ」

繊細で上品なブドウ品種「ガメイ」

写真:見事に完熟したブドウ

繊細で上品なブドウ品種、「ガメイ」。豊産で収穫量が多く見込めるため、以前はブルゴーニュ全域で栽培されていましたが、現在ではボージョレ地方が主な産地として知られています。タンニン分が少なく、フルーティでフレッシュな早飲みスタイルのワインができることで良く知られていますが、しっかりと完熟した状態で収穫され、かつ丁寧に醸された場合には凝縮感がありながら滑らかな質感が楽しめる上質なワインへと仕上がります。

減農薬を実践し、除草剤は不使用。自然に寄り添う栽培手法

減農薬を実践し、除草剤は不使用。自然に寄り添う栽培手法

写真:全ての畑で丁寧な作業を徹底

ピエール=マリー・シェルメット氏は年々変化する気候変化や、過度な抽出により繊細さをすぐに失ってしまうガメイを栽培する最も適した農法はサステーナブル農法の考え方を取り入れたリュット・レゾネ(減農薬)であると確信しています。現在ではブルゴーニュ全域で聞かれる考え方ですが、1980年代から実践してきたのはこの地域では彼だけでした。
- 除草剤や化学的な薬品は一切使用しない
- 出来るかぎり全ての区画の樹々間は浅く耕すか、雑草を生やす
- 剪定(ゴブレ、コルドンロワイヤ)による収量のコントロールと成長管理
- 完熟ブドウを手摘み
- 徹底した果実の選別
これら高品質なブドウを収穫するための弛まぬ努力が彼らの名声を支えています。

補糖なし、天然酵母使用、伝統的なセミ・カルボニック法にこだわる

補糖なし、天然酵母使用、伝統的なセミ・カルボニック法にこだわる

写真:できる限り人工的な介入は行わない

彼らが醸造時に気を付けていることは極めてシンプル。
「なるべく人工的な介入を避け、自然な状態でワインを造る」というもの。
そのため、
- 化学酵母を使用せず、それぞれのテロワールにあった天然酵母を使用
- 補糖ゼロ、もしくはごく微量に留める
- 醸造・ボトリング時のSO2使用を最小限に留める
を実践しています。これらの手法はボージョレの土地が産み出すワイン本来の姿を取り戻し、ガメイの持つ繊細かつ上品な味わいを見事に表現しています。
また、ピエール=マリー・シェルメット氏はガメイの醸造に対して伝統的なセミ・カルボニック法を取り入れています。セミ・カルボニック法(マセラシオン・ナチュレ)は手摘みされたブドウを房ごとタンク(ステンレスやコンクリート)に入れ、およそ5日間ほどかけて自然に発生した炭酸ガスと共に仕込む手法。大量に生産できないため今や少数派になってしまった伝統手法ですが、これによりフレッシュでフルーティながらしっかりとフィネスのあるガメイが出来上がります。この手法について、ピエール=マリー・シェルメット氏は至極真っ当に答えてくれます。
「セミ・カルボニックはボージョレの伝統的方法で、ガメイと我々のテロワールに完璧にマッチするんだ。わざわざ説明しなくたって、私には分かっているんだ」と。

ボージョレの生産者として、唯一にして初めて2ツ星★★を獲得

ボージョレの生産者として、唯一にして初めて2ツ星★★を獲得

写真:クラスマン2007年版(現メイヤール・ヴァン・ド・フランス)

ドメーヌ・デュ・ヴィスーの名が世界的に知れ渡るようになったのは2007年。フランスの権威ある専門誌「クラスマン2007年版(現メイヤール・ヴァン・ド・フランス誌)」において、ボージョレの生産者として
唯一にして初めて2つ星★★を獲得!!
したのです。その際に彼らの紹介文として掲載されたのは彼らを称賛する言葉ばかり。
「素晴らしいワインを産み出し続けているこのドメーヌに、2つ星を与えることにしました。彼らが造りだすワインの品質にはもはや並び立つものはおらず、はるか上を突き進んでいると言えます。5・6年前から品質改革を重ね、成功しているドメーヌ。」(一部略)
以降、2013年版に至るまで常にボージョレ最高の評価を獲得し続けています!

パーカーズ・ワイン・バイヤーズ・ガイド(第7版)で最高評価5ツ星★★★★★を与え、あのニューヨーク・タイムズ誌が特集を組み絶賛

パーカーズ・ワイン・バイヤーズ・ガイド(第7版)で最高評価5ツ星★★★★★を与え、あのニューヨーク・タイムズ誌が特集を組み絶賛

世界のワイン界に絶大な影響力を誇る帝王、ロバート・パーカーJr氏もドメーヌ・デュ・ヴィスーを高く評価している一人。彼の代表的な著書「パーカーズ・ワイン・バイヤーズ・ガイド(第7版)」において、
最高評価となる5ツ星★★★★★を獲得!
しています。また、毎年ドメーヌが造るワインにも高いポイントを与えており、90点を超えることも珍しくありません。

また、あのニューヨーク・タイムズ誌(2007年10月5日号)でも彼らのドメーヌは大きく取り上げられ、
「新しく、力強いメッセージがボージョレから上がってきている。(中略)それはボージョレにおける希望の光だ」
「彼らのワインはボージョレの土地が染み込む自然の良さを保ち、奥深さと品位を持った記憶に残るものである。」
「ボージョレで最高かつ最も信頼のできるワイナリーであり、彼らは最高のボージョレワインを生み出す。」
とまさに絶賛されています。

口コミ

  • もはやボージョレのワインではないみたい!

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公開日 :
2013/07/20
更新日 :
2013/07/20

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