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ポルトガル カネロネス
ブラス
世界遺産ドウロの叡智が産み出すプレミアム・ポートワイン
- Quinta Da Costa De Baixo Gouvinhas 5060-057 Sabosa,Portugal
ドウロの名家、ブラス家
写真:ポートワインの歴史に貢献してきたブラス家
ブラス家はドウロで何世代にも亘ってワイン造りに携わっていた名家。ブラスのロゴになっているのは現オーナーの祖父によるサイン。彼はドウロ地区においてポートワイン産業への貢献が認められ尊敬を集めていた人物で、ブラスは彼らの名前であり誇るべきブランド名になっています。
畑にはなんと1758年設置の石碑も実存
写真:世界最古の原産地呼称管理地を示す
世界最古の原産地呼称管理法は1756年、ポートワインのために誕生しました。当時既に世界的な評判を得ていたポートワインの品質を守るために設立され、そのワイン産地としての境界線はこういった石碑によって示されていました。
なんとブラス家が所有する畑にはその石碑が実存。原産地呼称管理法施行の2年後、1758年に設置されたものです。彼らの畑がいかに古くから存在している、貴重な遺産であるかを物語っています。
ドウロだから表現できる、並外れた品質のワイン
ブラス家が目指していること、それは
1. 並外れた品質のワインを産み出すこと
2. 持続可能な手法で、ドウロらしいワインを産み出すこと
です。
品質向上のためには、伝統を尊重した上での革新も必要です。そうすることで、この世界的にも類を見ないユニークなワイン産地である「ドウロ」の文化を守っていくことにもつながる、と彼らは考えています。
人類の叡智が造りだした特別な景観、「段々畑」
写真:ドウロ川沿いに延々と広がる段々畑
ドウロ川沿いに急斜面が続く谷あいの産地、ドウロ。ブドウ栽培の歴史は古く、一説には3000年前から既に栽培は行われていたとも言われています。ブドウ栽培には適しているものの、傾度の厳しい斜面のため人々は何世紀に亘る努力でこの一帯に段々畑(テラスと呼ばれます)をつくり上げてきました。
今日でもこの段々畑はドウロ一帯に広がり、UNESCO世界遺産にも登録される特別な景観をつくりだしています。
山々に囲まれた地中海性気候
写真:ドウロの降水量
ドウロは周りを山々に囲まれるため地中海性気候です。降水量が少なく、夏は暑く乾燥するといった特徴があります。そのためブドウの樹にストレスが適度にかかり、ヴィンテージ・ポートやスーパードウロ(高品質なスティルワイン)といったプレミアムワインが生産されます。
ブドウ栽培に理想的な土壌、シスト(片岩)
写真:段々畑はこういったシストで構成されています
ドウロの土壌はシスト(片岩)によって構成されています。シストは水分が容易に土壌奥深くまで浸透可能で、ブドウを太陽の熱からブドウを守ってくれます。また、水はけが良く畑を健康に保ち、サステーナブル農法といった自然環境に配慮した栽培が可能となります。
所有する畑は全てポート最高ランクの「A」
写真:ポートワイン協会によって最高ランクと評価される畑
ブラス家が所有する畑では、ブドウの樹はドウロ川の右岸に広がる「テラス(段々畑)」に植えられています。ほとんどの畑が真南向きの斜面で、一部の樹は樹齢80年以上にもなる古木。畑はほとんど川に触れるようにして在り、標高の低い=川に近いほど高品質なブドウが収穫されます。ブラス家が所有する畑はすべてポートワイン協会によって最高ランクである「A」に格付けされています。
※ランク付けは…「標高」「収量」「土壌」「立地」「仕立て」「ブドウの品質」「傾斜」などの項目で厳密に採点されます。(毎年更新)
世界遺産ドウロの環境を守るため、サステーナブル農法を実践
何千年にも亘り築き上げられてきたドウロの景観。畑と、畑を取り巻く自然環境を健全な状態で未来へと残していくためにブラスでは何よりも「調和」を重視します。畑の回復力を見極めて畑を管理し、ポルトガル農業省が管轄し認証を出しているサステーナブル農法を実践しています。(PRODI認証)
樹齢80年以上の土着品種およそ50種を混植
ブドウ栽培の歴史を13世紀にまでさかのぼることが可能なブラスの自社畑では、ポルトガルならではの土着品種の混植が残されています。その種類は実に約50種。さらにそれぞれが樹齢80年以上という貴重な古木ばかり(一部若い区画は20年以上もあります)。
土着品種でも特に重要なのは「トウリガ・ナシオナル」と「トウリガ・フランカ」の2つ。ブラスではこの2つの品種を最重要視し、もっとも優れた区画で最高品質のブドウを収穫できるように努力しています。
※土着品種の一例:トウリガ・ナシオナル、トウリガ・フランカ、ティンタ・ロリス、ティンタ・バロッサ、ティンタ・サオ、ティンタ・フランシスカ、ティンタ・アマレーラなど
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