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オーストラリア タスマニア
フューチャー・パーフェクト・ワインズ
豪州の名門で数多くのキャリアを積んだワインメーカーが醸す念願のタスマニアブランド。
- Hobart
クール・クライメイト・タスマニア注目のアーバンクラフトワイナリー
写真:醸造家トーマス・ニュー氏とパートナーの友重マリさん
2020年にタスマニアで期待の新人ワインメーカー「トーマス・ニュー氏」によって立ち上げられたプロジェクトです。彼はクイーンズランドで最初のブランド「ラ・プティ・モール」をリリース。その後、冷涼エリアの生産者を求めて、バス・フィリップ(ジーロング)、ステファノ・ルビアナ(タスマニア)、マック・フォーブ (ヤラ・ヴァレー)と現代のオーストラリアワインを語る上では欠かせない名門で醸造家としてキャリアを積みました。トーマス氏自身のアイデアを体現するため2019年にはヤラ・ヴァレーからタスマニアへと再度渡り、念願のワインブランドをスタートさせました。タスマニアワインを明確に表現できるように島の新しい生産者の一員として地域の個性をもたらすワイン造りを目指しております。
実はトーマス氏の専門は植物生態学。ワイン造りは上述の名門ワイナリーにて実地で身に着けてきました。だからこそ、セオリーにとらわれない柔軟なワインメイキングが可能になるのです。
人的介入を抑えた(ロー・インターベーション)ワイン造り
ホバート北部の郊外にある小さなワイナリーを何名かとシェアしてワイン造りを行います。フューチャー・パーフェクトのスタイルは「実直で素朴なワインメイキング」です。
ワイナリーの一角には、数個の樽、バスケットプレス、いくつかのタンク、そしてワインポンプの代わりとなるフォークリフトがあるだけです。ワインは天然酵母で醗酵して、春の暖かい時期に発生する自然のMLFでゆっくりと醗酵を続けます。
彼が目指すのは、「豊かな果実味主体のキャラクターをいかに抑制し、ワインにより多くの複雑さとセイボリーさを見出す」こと。これを実現するために採用しているのが、「Low-intervention(低介入)」と比較的長いマセラシオンです。トーマス氏は自身のワイン造りについて、「何も特別なことはやっていないよ」と語ります。その自然体な姿勢が、ワインの味わいにも感じられます。
樽は古いバリック(225L)が中心で、いくつか新しいパンチョン(500L)も混ざっています。ワインは重力によってのみ動かされ、清澄もろ過もせずに瓶詰めされます。
ブドウの調達は親交のある小規模な農家で行っています。フューチャー・パーフェクトはリリースされて間もなく生産量も少ないため、オーストラリア国内でも入手困難となっています。彼のファーストヴィンテージは、総生産量200函ケース以下ですが、今後は品種も増やして、様々なチャレンジをしていきます。
タスマニアを表現するワインを目指して
タスマニアは全島が大きなタスマニアGIという原産地呼称です。
買いブドウでワインを造るワインメーカーが多く、複数の異なる畑のブドウをブレンドすることは非常に一般的です。フューチャーパーフェクトもそうやってワインを造る生産者の一つです。
複数のテロワールを組み合わせることで、「タスマニアらしいスタイル」を追求しています。
2025年ヴィンテージより、トーマス氏は契約しているブドウ農家とともに畑の管理にも取り組んでいます。
ピノ・ノワール2025は下記三つの畑から、ブドウをブレンドしています。
■マウント・ヴェントゥ(タマ・ヴァレー):タスマニア島北部のタマ・リヴァー沿いにあるエリア。タスマニアのブドウ生産の中心地で、タスマニアのブドウ畑の約40%がここに位置しています。タスマニアの中では温暖で果実が熟しやすく、ピノ・ノワールの一大産地として知られています。果実味の豊かさを感じるブドウが出来上がります。
■パノラマ・ヴィンヤード(ヒューオン・ヴァレー):タスマニア最南部のエリア。南部のエリアの中でも湿度が高く冷涼で、ブドウが成熟する限界地点でもあります。酸に優れたブドウが出来上がります。
■キンヴァラ(ダーヴェント・ヴァレー):都市部ホバートから北に車で1時間ほどの場所。フューチャー・パーフェクト創業時から、この場所のブドウでワインを造っています。いわば「フューチャーパーフェクト始まりの地」です。


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