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フランス ボルドー
シャトー・ラ・ヴェジヌリー
ボルドーの全てを見てきた男の最後のロマン!
シャトー・ヴェジヌリー
半世紀ボルドーに向き合い続けてきた男が造るワイン
写真:中央)オーナー モーゼス氏
最高峰のクルティエとして活躍して約20年、そして世界70か国・年間240万本ものワインの販売を行うネゴシアンを一代で築き上げて約30年。半世紀にもわたってボルドーワインと向き合い続けてきたアラン・モーゼス氏は、自らの手でワインを造ることを老後の人生に選び、ピュイスガン・サン・テミリオンの地にあるシャトー・ラ・ヴェジヌリーの取得に至りました。
「次なるペトリュス」を目指して
50年以上にわたりボルドーワインの品質を見続けてきたモーゼズ氏は自らワインを造るにあたって、自分一人で管理しきれる規模感であることが最高の品質を生み出せる条件であると語ります。「左岸では畑が大きすぎる。年間2~8万本の生産規模がちょうどよい。それをボルドーで実現するには右岸が良い。」ヨーロッパの風光明媚なスポットとしても有名なトスカーナを連想させる風景が広がる、とほれ込んだピュイスガンの地に彼は理想的な規模のワイナリーを見つけました。どんなワインを造りたいかと尋ねると、次なるペトリュスだ、と冗談気に語りつつもモーゼス氏は断言しました。
銘醸ワインを生むポテンシャルのテロワール
シャトー・ラ・ヴェジヌリーは、数多くのボルドー銘醸ワインを生み出してきたサン・テミリオン・グラン・クリュの中心地から約5キロほどの場所にあります。地質学的にもピュイスガンには銘醸地からの地続きのテロワールが存在します。「サン・テミリオンでは粘土質石灰土壌が最高のワインを生む。ラ・ヴェジヌリーには同じ土壌がある。」固い母岩の上に形成された粘土質石灰土壌のピュイスガンのテロワールにはボディのしっかりした、長熟に耐えるワインをも生むポテンシャルがあります。モーゼス氏はこの地で若くからでも楽しめる飲みやすいスタイルをイメージしてワイン造りを行っています。
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