東京都

2024年6月27日(木)

【生産者セミナー】雪川醸造/Snow River Wines 「北海道の真ん中でワインをつくる - ワインとワイナリーをめぐる冒険 -」

※イベントの最新情報、詳細につきましては、必ず主催者の発表内容も併せてご確認ください。

イベント名

【生産者セミナー】雪川醸造/Snow River Wines
「北海道の真ん中でワインをつくる - ワインとワイナリーをめぐる冒険 -」

詳細

  • 内容

    『雪川醸造は、自然豊かな大雪山系のふもと、北海道上川郡東川町にある小さなワイナリーです。

    雪川醸造がある北海道・東川は、豊かな自然が広がる大雪山系の麓に位置しています。この山々の雪解け水に由来する地下水がふんだんに湧き出しているため、この町には上水道がなく、すべての生活水や農業用水を地下水でまかなっています。』

    雪川醸造の山平さんのワインづくりへのアプローチは実に興味深い点が多いです。

    ITからワインづくりへの転職という点、ワイナリーの地に迷いなく東川町を選んだ点、事業計画書を持ち込み「企画持ち込み型」にて地域おこし協力隊制度を利用した点などが挙げられます。

    セミナー開催に際しての打ち合わせの際に「”ワイン造りに関しては冷涼な地域を参考にしていますが、明確に目標にするワインはないです”」、とお話されていたことが大変印象的でした。
    これはなぜか…?とお話を進め、深堀していくとその考え方は明確な哲学に根差していることが見えてきました。

    『日本の食卓に合うワイン』、『デイリーユースのワイン』、『ハレのワインではなくケのワイン』として雪川醸造のワインが皆様の食卓に寄り添うことが大切であるとお話されていました。

    「”オールドワールドと呼ばれるワインの先駆者である国々にはワインと同様に地域の料理があり、難しいことを抜きに、ワインと食事を楽しむという素晴らしい文化があります。

    日本にも同様に日本の食との距離感があると思います。
    地域に根差した料理や家庭の味があるように、皆さまの食に寄り添うワインをつくりたい」”
    気軽に日常的にワインを楽しんでほしいというのが山平さんの哲学です。

    雪川醸造でつくっているワインは、東川町内で栽培されているセイベル13053を用いたロザート(ロゼ)を皮切りに、余市で栽培されたナイアガラ、キャンベル・アーリー、ツヴァイゲルト、石狩平野で栽培されたピノ・グリ、ソーヴィニヨン・ブランなど、さまざまな品種に広がりを見せています。

    さまざまな人たちとの繋がりから、いろいろな品種を入手してワインをつくることができるようになり、それぞれの品種の特徴を捉えたスタイルでのワインづくりを毎年のヴィンテージで試みています。

    農閑期には、季節が反対の南半球へワインづくりを習得しに訪れています。2023年はオーストラリア・メルボルン近郊のワイナリーでピノ・ノワール、シラーズ、シャルドネなどの仕込みを学びました。また、2024年にはニュージーランド・ワイパラのワイナリーを訪問し、ピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブランなどの仕込みを体験するだけでなく、ソーヴィニヨン・ブランについては自分自身で実際に仕込んでいます。このワインについては 2024 年後半には雪川醸造から日本でリリースする予定です。

    雪川醸造が目指しているワインは、北海道の豊かな自然に囲まれ、ミネラルを豊かに感じる、優しくて清澄に醸した芳醇なワイン。そして、日々の料理とあわせやすく、もう一度飲みたいと感じられるワインです。

    ぶどうが大地に根差し、ワインになるまで長い年月が必要です。
    ワインづくりが地域に根差し、文化として根付くには同様に長い年月がかかります。
    東川町の雄大で美しい自然がぶどうへ大きな恩恵をもたらすように、雪川醸造を取り巻く皆様の支援なしにワインづくりはおこなえません。

    この結びつきが文化を形成していくと思っております。

    ぜひ本セミナーにご参加いただき、山平さんの哲学やワインづくりへの情熱を感じて頂き、

    雪川醸造のワインが皆さまの食卓に寄り添うことを切に願っております。
    皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

    本セミナーの詳細
    ■セミナーストーリー(概要)
    ●北海道という土地の選択
    ○北海道という土地のなりたち
    ・島としての北海道の形成
    ・上川盆地の地勢、土壌のなりたち
    ・旭川、東川の街の形成 - 北海道開拓前・後

    ○寒冷地でのワインづくり
    ・上川・富良野の気候 - 年較差 60 ℃、梅雨と台風がない
    ・歴史のない新たな土地でワインをつくるということ

    ●ワインづくりという生業の選択
    ○異なる業種(IT)からワインづくりを選んだ経緯
    ・起業する分野としての「ヴィンヤード」、「ワイナリー」
    ・ITとワインに共通すること、異なること
    ○ヴィンヤード、ワイナリーを立ち上げるということ
    ・農業、製造業、商業(サービス業)すべてが含まれている
    ・免許制のビジネスである
    ・投資回収までの期間の長さ
    ○お酒、ワインをめぐる市場環境
    ・「ソバーキュリアス」
    ・日本のワイン消費、世界のワイン消費
    ・ワインというのは特殊な商品、市場である - 市場形成の複雑さ

    ●ワインづくりとは
    ・オールドワールド、ニューワールドのワインづくり
    ・「テロワール」=マーケティングターム
    ・日本ワインのありかた(私見)
    ・北海道のワインとは?
    ・地域とワイン

    ≪講師≫
    雪川醸造合同会社 / Snow River Wines
    代表 山平 哲也様 / Tetsuya Yamahira

    経歴
    雪川醸造合同会社代表 / 北海道東川町地域おこし協力隊。大阪府出身。2020年3月末に自分のワイナリーを立ち上げるために東京の下町深川から北海道の大雪山系の麓にある東川町に移住。移住前はITサービス企業でIoTビジネスの事業開発責任者、ネットワーク技術部門責任者を歴任。早稲田大学ビジネススクール修了。IT関連企業の新規事業検討・立案の開発支援も行っている。60カ国、47都道府県を訪問した旅好き。毎日ワインを欠かさず飲むほどのワイン好き。

    ≪試飲ワイン/販売ワイン≫
    スノーリバー ナイアガラセッコ 2023 (2200円)
    スノーリバー ピノ・グリ Hachi 2023 (3500円)★
    スノーリバー ロザートソーダ 2022 (2800円)
    スノーリバー ロザート 2022 (2800円)
    スノーリバー ツヴァイゲルト ロザート 2023 (3200円)★
    スノーリバー ツヴァイゲルト 2022 (3400円)☆

    このうち、★のついた 2 銘柄については、今後リリース予定のものです(5月中旬予定)。
    また、☆のついたツヴァイゲルトですが、ごく少量生産(42本)なので、一般販売していません。今回試飲だけにお出しいたします。
    ☆をのぞいた 5 銘柄については販売いたします。

  • 開催日

    2024年6月27日(木)

  • 開催時間

    19:00~21:00

  • 開催場所

    アカデミー・デュ・ヴァン 青山校
    渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山ガーデンフロア(B2F)

  • 会費

    6,600円(税込)

  • 主催者

    アカデミー・デュ・ヴァン

  • その他

    講師:雪川醸造合同会社 / Snow River Wines 代表 山平 哲也様

  • 詳細

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公開日 :
2024/05/13
更新日 :
2024/05/13

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