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これから夏にむけてもおすすめ。ヨーロッパ母の日に贈るテーブルセット♪
by 株式会社モトックス
最終更新日:2014-05-28
スイスからお届けします。
肌寒い春の日を送っております、スイスのミドリーナです。
沖縄は梅雨入りと聞きましたが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか?
年明けからのヨーロッパは比較的気温が高かったため、3月中旬にブドウの芽が出たりと何やら昨年と比べて成長が早い感じで推移しています。今のところ例年より3週間早そうです。
さて!日本も5月の第2日曜は母の日だったと思いますが、スイスも同様。
しかしフランスは3週目という・・・ヨーロッパにも母の日はあるものの、
何週目の日曜にするかは、国によって違うようですね。
家族のお誕生日なので、今回は7名でテーブルを囲みます。
暑ければ、夏のイメージとしてブルーでテーブルを統一したかったのですが、
急遽、母の日もあるということで、慌ててテーブルセッティングを変更・・・
薄めのレッドにオフホワイト・ストライプのライン織り、バスクリネン登場です!
「バスクリネン」聞き慣れない単語かもしれませんが、17世紀から普及した麻の布で、本来は牛の虫除けとして使われていたため、牛全体をリネンで覆うくらいの大きなもの。
当時の酪農家は、自分の牛と他の牛の見分けにも使っていたようです。
基本は、バスクの象徴と言われる、7本のストライプのラインが特徴です。
本物のバスクリネンは、非常に高額。一生モノとも言われる、丈夫な織り方と素材で、食べ物、飲み物のシミなども、普通の石けんで落ちてしまうくらい素晴らしさ!
我が家ではワインをかなり飲みますので、赤ワインのシミが・・・と心配するところですが、実はバスクリネンにこぼれた赤ワインのシミは、白ワインをぶっかけると取れちゃうんですよ!
話がずれちゃいましたが、こちらを今回は使用です!
テーブルクロス、ナフキンをセットして、家にあったリボンで即席のナフキンホルダーを作成!質感がにてるのであまり違和感ないですね。
おつまみに、ブラジルでおなじみのポン・デ・ケージョを焼き、これまたバスクリネンのパン袋に入れて保存です。
このパン袋、実は秘密がありまして、底にサクランボの種のクッションが入っています。このクッションを電子レンジでチン、もしくはオーブンで温め、袋の底に入れておいて、パンを保存すると、ホカホカのパンが食べられるというすっごい優れものなんです!
アペリティフに、クリスチャン・ブルモー、レットル・ア・テールのシャンパーニュを飲みながら、フィンランド産、パルマ産の生ハム、トマトとアヴォカドのワサビドレッシングサラダなどをつまんでてもらいます!
お料理は次のページでご紹介いたします☆
まずは前菜
前菜は・・・
アスパラガスのトリオ(ホワイト、グリーン、野生のアスパラの3種)
モリーユ茸のソース、春野菜
アスパラガス3種は茹で時間が異なるので、全て時間差で茹でていきます。
ソースはエシャロット、バター、モリーユ茸、クリームを使って作って濾し、茹であがったアスパラ、モリーユ、豆類を飾った後に、ソースを流します。
ちょっと見にくいかしら、上に乗っている細い緑色のが野生のアスパラで、2週間から3週間くらいしか市場でも見かけられません。
オクラのようなネットリとした食感が特徴ですので、私は胡麻和えや辛子和え、サラダに入れたりして楽しみます!
白ワインは、銘醸ワイナリーのニュイのシャルドネのあと、
シルヴァン・ロワシェのラドワ、ボワ・ド・グレションの2011年!
皆「このワインは芳醇でかなり余韻が長いねぇ!」とご機嫌です!
続いてメイン!
メインは・・・
スイス産のアルパージュの子羊の香草パン粉焼きです。
香草と生パン粉、パルミジャーノチーズを混ぜた衣をつけて、オリーヴオイルで香ばしく焼き、アマルフィのレモンを絞っていただきます!
付け合わせは、行者ニンニクのリゾットです。スイスの人は生で食べるとか・・・
ニラを生で食べるようで、香りもキツいですから、家では直前に火入れして、それから食べるようにしています。
手作りワインリスト
いつもならワインは私が勝手に選ぶのですが、今回はレストラン形式にして、シャンパーニュ5種類、ロワール、ブルゴーニュ、ボルドー、南仏とリストを作り、ゲストに選んでもらう事にしてみました。なかなかレストランごっこ(笑)も楽しいものです。
ゲストも大満足!
赤は、マルサネでおなじみの、ドメーヌ・コワイヨのジュヴレ・シャンベルタンの
ヴィエイユ・ヴィーニュの2010年。子羊にもまけないストラクチャーで皆一気飲み・・・!
デザートは、2種類。
こちらも今が旬のフルーツである、ルバーブとイチゴのクランブル。
ルバーブは、ぱっと見た目が赤いセロリとかフキみたいなものです。
水分が多いので、砂糖をまぶして一晩置いてから使います。
自家製のサブレ生地をオーブンで空焼きし、フランを流し込んでから切りそろえたルバーブ、ダイス苺、ココナッツ風味のクランブルを乗せてさらにオーブンで焼きます。
ルバーブと苺の甘酸っぱさ、マダガスカル産のヴァニラ風味のやさしいフランとバッチリあいます!
その後は、ヴァローナというチョコレートメーカーの、グラン・クリュシリーズ、
カライブというブレンドのチョコレートを使って、生クリームなどを入れて作ったガナッシュを、こちらも同じくヴァローナのカカオパウダーをふんだんに使ったチョコレート・サブレ生地に流しこみ、冷蔵庫で冷やしたあと、さらにカカオパウダーとブロンデルのショコラでデコレーションします。
とっても濃厚な、フレンチ・デザート!を満喫できる自信作です!
こんな感じで、家族の誕生日、および母の日を祝ったわけですが・・・
気がつけば、私も母親でした・・・ね。あれっ!?
では皆さん、私も来週から仕事で6月上旬まで日本に帰国です。
もしかしたら、皆さんにどこかでお会いできるかも・・・!
ミドリーナ
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