イタリア訪問記~トスカーナ編~

by 株式会社モトックス

最終更新日:2014-06-23

シチリアの次はトスカーナ!

シチリアの次はトスカーナ!

こんにちは。イタリア帰り Dのレポート第二弾!
今回はトスカーナをお届けします♪

トスカーナといえばキャンティやモンタルチーノなど、銘醸ワインの産地が並ぶエリアとして有名です。

しかし、そんな王道エリアを敢えて行かないのが、我らがチームモトックス。
トスカーナワインに愛情溢れる我々が行ったのは・・・

「コスタ・トスカーナ(トスカーナ沿岸部)です!!」

有名な都市では斜塔で有名な「ピサ」や港町「リヴォルノ」があり、ワインではあのサッシカイアを生みだしたボルゲリDOCがあります。

トスカーナといえばビステッカ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風Tボーンステーキ)が有名ですが、このコスタ・トスカーナでは港町もあり、魚介を良く食べます。
これまた肉が苦手なDの楽園。

ギッツァーノ

ギッツァーノ

トスカーナの土着品種といえば・・・
サンジョヴェーゼが有名でしょう。

キャンティの葡萄のイメージが強いですが、これはトスカーナだけでなくイタリア全土で多く栽培されているブドウです。

別のエリアからサンジョヴェーゼにチャレンジするためにトスカーナで、ワイン造りを始めた生産者もいるぐらいイタリアのワインメーカーのステータスになっているのがこのブドウだと言えます。

そのサンジョヴェーゼを300年来、栽培し続けているのがテヌータ・ディ・ギッツァーノです。

土着品種と国際品種の融合

土着品種と国際品種の融合

トスカーナの北西部に位置するピサ県 ギッツァーノ村の周辺「コッリ・デル・ピザーネ」は砂が多い土壌のため、軽いサンジョヴェーゼが造られるイメージがありました。

キャンティのサブリジョンという位置付けをされていた、この地域をトスカーナの一大産地として世に知らしめたのが「テヌータ・ディ・ギッツァーノ」の功績です。

広大な土地を有するメリットを生かし、標高が高いエリアに冷涼な気候を好むサンジョヴェーゼの畑を構え、比較的暑さに適した国際品種のメルローやカベルネ・ソーヴィニヨンを標高の低いに植えています。


標高差の気候の違いや畑の土壌のキャラクターを選別して最も適したブドウを植えることでここのテロワールを表現した、素晴らしいワインを作ることができたのです。

ブドウに種類に捉われず、その畑にあったブドウ造りを追及したことで、結果的に土着品種と国際品種の融合が自然と成り立ちました。

「ワインは畑から」とはよく聞きますが、同ワイナリーに訪問した際に改めてそれを強く感じることができました。

コスタ・トスカーナの料理

冒頭にあったように
「トスカーナ=肉」のイメージが強いと思いますが、海に面しているトスカーナ州は
もちろん海の幸も沢山あります。

特にリヴォルノやピサには魚料理のレストランが軒を連ねます。
フィレンツェ・シエナなど内陸の人がわざわざここまで来てお魚を食べに行くぐらいです。

特に有名なのはカチュッコという魚介のスープ。
魚介類をトマトソースで煮込みパンを添えたものでブイヤベースにもよく似た料理です。

他にも鱈のトマト煮やムール貝。鯛のローストなど魚料理のバリエーションも豊富。

また同エリアは赤ワインの産地としても有名なので、生産者の中には自分たちの赤ワインとお魚料理を勧める人もいました。

トスカーナに行った際はお肉だけでなく、お魚にも是非とも注目して下さい!

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公開日 :
2014/06/23
更新日 :
2014/06/23
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