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エルプリングElbling(独)

ヨーロッパでも最も古い白ブドウ品種のひとつ。ローマ人が2000年前にガリア(現在のフランス近辺)経由でドイツにもたらしたと言われている。栽培面積は540ha(2018年時点)で、ドイツではモーゼル地方でのみ栽培が許可されている希少な存在。モーゼルの中でも貝殻石灰質のオーバーモーゼルが栽培に向く。早熟で、多くの収量が見込める。酸味がアクセントとなる軽やかでフレッシュなスタイルのワインが出来やすく、ゼクトに使われる事も多い。ワインにフレッシュさを加えるブレンド用として使われる事が多く、単一品種で使われる事は少ない。

ワンポイント!

語源としては、ローマ人が「ヴィティス・アルバ(Vitis Alba)=白いぶどう」と名付け、その「アルバ」という語が「アルべン」「エルべン」、さらに「エルプリング」と変化したという、言語学者の説がある。 「ローター・エルプリング」という突然変異種の白ブドウもある。

UPDATE : 2019/06/25