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イタリアのスパークリングワインを巡る【2020】

イタリアのスパークリングワインを巡る【2020】

バラエティ豊かなイタリアの泡

スパークリングワイン 産地 おすすめワイン
by 株式会社モトックス
20の国の集合体と言われるほど、地方ごとに独自の文化が発展したイタリア。
イタリア各地で様々なスパークリングワインが造られ、国際品種を使って造るもの、イタリア固有のブドウを使って造るもの、品種もスタイルもバラエティ豊かです。

今回は、イタリア固有の品種で造られるスパークリングワインを中心にご紹介します。

まず初めに、ロンバルディア州で造られる「フランチャコルタ」。
スパークリングワインの製法はいくつかありますが、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵を採用。瓶内での最低熟成期間は、ノン・ヴィンテージのシャンパーニュよりも長い18ヶ月。厳格な規定をクリアしたフランチャコルタは、イタリアの他の地域のスプマンテに比べると、熟成感と厚みを感じるものが多いのが特徴です。
イタリアワインは、同じ土地の郷土料理と合わせたときの相性が特に良いので、ミラノ風カツレツ(Cotoletta alla Milanese)や、牛乳を原料とするハード系チーズのグラーナ・パダーノと合わせて、ペアリングを楽しんでみてください。

2つ目は、ヴェネト州の「プロセッコ」。
2013年にシャンパーニュを抜き、世界で最も売れているスパークリングワインとなりました。認定品種はイタリア固有種の「グレーラ」。シャルマ方式を採用することで、グレーラの特徴であるフルーティな果実味とフレッシュな酸を最大限に表限。価格もリーズナブルで、アロマとフレッシュさを気軽に楽しむ親しみやすさが魅力です。
ヴェネト州の郷土料理、魚介のフリットミスト(Frito di mare)や、イワシのマリネ(Sarde in saor)と合わせて、気の置けない友人と一緒に。
フレッシュさが損なわれないよう、購入後は早めの消費がおすすめです。

3つ目は、ピエモンテ州の「モスカート・ダスティ」。
トスカーナと並ぶ二大銘醸地の一つで造られる甘口の弱発泡性ワインです。イタリアでは、3気圧以上ある発泡性ワインをスプマンテ、1~2.5気圧の弱発泡性ワインをフリッツァンテと呼びます。モスカート・ダスティの認定品種はモスカート・ビアンコ。モスカートとはマスカットの別名ですので、食用のマスカットを齧った時のような、フレッシュなアロマと甘酸っぱい果汁が優しい泡とともに広がります。シャルマ方式が一般的ですが、瓶内二次発酵を行う生産者もいます。
イタリアでは、クリスマスの時期に食べるイタリアの伝統菓子、パネットーネとの食べ合わせが定番だそうです。日本でもお馴染みのピエモンテ州のデザート、パンナコッタと合わせて、ふっと力が抜ける甘い時間を楽しんでいただくのもおすすめです。

最後は、エミリア・ロマーニャ州の「ランブルスコ」。
主流は赤とロゼの弱発泡性ワインですが白もあり、更に、甘口から辛口までと、バリエーションがとても豊富です。古くは瓶内二次発酵を行っていましたが、現在はシャルマ方式が一般的です。イタリアワイン法の格付けDOP(DOC)に認定されている次の4つを覚えておくと、より高品質なランブルスコに出会えます。
●ランブルスコ・ディ・ソルバーラ
●ランブルスコ・グラスパロッサ・ディ・カステルヴェトロ
●ランブルスコ・ディ・サラミーノ・ディ・サンタ・クローチェ
●レッジャーノ

地元でよく飲まれるのは辛口タイプ。フレッシュブルーベリーやスミレのような香りに、果実味と程良いタンニンが優しい泡とともに広がります。エミリア・ロマーニャといえば、生ハムやパルミジャーノ・レッジャーノといった畜産で有名なエリア。サラミやモルタデッラをつまみながら、カジュアルに飲みたい泡です。

風土を感じながら、北イタリアの泡巡り、楽しんでみませんか?