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南アフリカ ウエスタン・ケープ
フェアヴュー
南アフリカ産業界でネルソンマンデラ氏の次に影響力ある人物として知られる巨匠チャールス・バック氏が南アフリカの銘醸地パールで手がける高評価ワイナリー。コスト・パフォーマンスも高くアメリカをはじめ世界各国で愛されています。
- P.O. Box 583 Suider Paarl, 7624 South Africa
南アフリカの銘醸地・パールに設立された歴史あるワイナリー
1693年、南アフリカの銘醸地、パールに設立された歴史あるワイナリーです。現オーナーであるバック家がこのワイナリーを購入したのは、1937年。以来、進歩的な考え方を持ち、ワイン造りに向き合ってきました。そして、K.W.V.の多収量政策を打ち壊そうと独自の歩みを続けます。現オーナーのチャールズ・バック氏は1978年よりワイナリーに入り、一新人として他の労働者と共にワイン造り、ワイナリーでの仕事を学びました。
機は熟し、一大改革に取り組みます。バック氏は世界的なワインを造りだすことを目的に、新たな畑・品種の研究調査だけでなく、社会的不利な立場であった非白人労働者の雇用の拡大と教育、自立への支援こそが南アフリカのワイン産業を発展させる重要な要素だと確信し、尽力してきました。当時は17名であった正規雇用の労働者は今日500名を超えます。すべてのスタッフが自信・責任を持つ事ができ、新しい南アフリカを共に築ける環境作りを徹底して行ってきました。
バック氏の自宅は現在も、ワイナリーの敷地内にあり、毎日同敷地内にある施設や醸造所を回りスタッフにも声をかけていく姿勢は、大きく会社が成長した今も変わりません。
500名にもなるスタッフは皆、熱い信頼と愛情、尊敬と感謝の意を持ちバック氏の期待に応えるべく、そして自分の夢と可能性を広げる為に歩み続けています。
今日、フェアヴューは南アフリカワインのルネッサンスを牽引してきた、ワイン界における真のスターと呼ばれるチャールズ・バック氏が手がける高評価銘醸ブランドとして知られており、フェアヴューの他、スパイス・ルート(今日最も注目度の高いワイン産地で、バック氏がパイオニアの一人)、ゴーツ・ドゥ・ローム(最も人気を博した南アブランド)、ラ・カプラ等、異なるコンセプトから幾つもの新しいブランドを生み出し、高い人気を誇ります。また、チーズの優良生産者としてもその名は知られ、ヤギのチーズを筆頭に高い評価を集めています。
2014年IWC「ライフタイム・アチーヴメント・アワード」受賞
写真:オーナー醸造家:チャールズ・バック氏と妻のダンさん
南アを代表する生産者としてだけではなく、優れた経営者として人々の信頼を集める存在となりました。2006年には南アで有名な ”サウス・アフリカ・ワイン・マガジン”から、同国ワイン産業において、ネルソン・マンデラ氏につぐ、2番目に影響を持つ人物としても取り上げられ、更には、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC) 2014にて、世界中のワイン業界において、生涯を通して偉大な貢献をしたリーダーに授与される特別な賞「ライフタイム・アチーヴメント・アワード」(特別功労賞)を受賞。
IWCは世界で最も健全で慎重な評価のなされる協議会として認められており、過去の特別功労賞受賞者は、以下の面々が受賞しています。
◆ヒュー・ジョンソン:イギリスのワイン評論家
◆サー・ジョージ・フィストニッチ:ヴィラ・マリア設立者
◆リチャード・スマート:オーストラリアの著名なブドウ栽培コンサルタント
◆ミゲール・トーレス:ボデガス・トーレス社長
◆マイケル・ブロードベント:イギリスのワイン評論家
賞の選考委員には、ティム・アトキン(MW), チャールス・マットカルフェ,サム・ハロップ(MW), そして オジー・クラークという早々たるリーダーが名を並べ、彼らの指名を受け2014年度に偉大な賞を受賞しました。
チャールズの貢献は、南アフリカワイン産業がアパルトヘイト撤廃後に急成長を遂げる大きな礎となって来ました。例えば、
・ヴィオニエ、テンプラニーリョ、タナ、サンジョヴィーゼ、そしてプチ・シラーを
南アフリカに広めた人物であり、
・スウォートランド・レヴォリューション(ワインイベント)の先駆者であり、
・また、手作りチーズ、クラフトビール、チョコレート、グラッパ製造工場を施設内に作りワインと共に、南アフリカのワイン・ツーリズムの未来を形造り、
・そして、不利な条件下に置かれていたワイン造りに携わる労働者たちに
土地と会社のオーナシーップを与えた第一人者・・・
これらは彼の功績のほんの一握りです。
授賞式では「彼は南アフリカにとどまらず、世界中のワイン産業において偉大なインフルエンサーとなっています。多くの受賞ワインを造りだすだけではなく、彼の継続的な地域支援は賞賛に値します。彼こそワイン界における真のスターなのです。」
と、IWCの共同議長であるチャールス・マットカルフェ氏が壇上でその栄誉を称えました。この祝辞を受け、チャールズ・バック氏はこの賞を謙虚さと品位を持って受け取り、以下のコメントを残しています。
「このように偉大な賞を頂き、大変恐縮するとともに光栄に思っております。この賞は私と共に働く500人の人々を代表して受賞したものです。
この賞は彼らの努力の賜であり、また、それこそが、私が生涯を捧げこの産業の拡大へと推し進めてくれる源となりました。
ブドウ畑とワインづくりに携わる人々の生活がより尊重されるものとなるようにと、南アフリカは私の愛情を使う機会を与えてくれたのです。」
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