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フランス ボルドー
シャトー・グラン・ジャン
高樹齢でありながら驚きのコスト・パフォーマンス!
アントゥル・ドゥ・メールの地で250年間、1つの家族が大切に守り育ててきたシャトー
- Vignobles Dulon - 133 Grand Jean - 33760 SOULIGNAC, France
一つの家族が250年間大切に守り育てたシャトー
デュロン家がワイナリーを所有するようになったのは1750年。それから250年間、シャトーは父から子へと引き継がれていき、大切に守り続けられています。現オーナーであるミッシェル・デュロン氏が、父である前オーナーのジャン・デュロン氏よりワイナリーを引き継いだとき、畑の広さは僅かに12ヘクタールで、しかも当時は生産されるワインの全てがバルクでネゴシアンに販売されていました。しかし現在、ミッシェルと彼の家族の努力のおかげで、130ヘクタールの畑を所有し、生産量のほとんど全てを直接販売できるほどのワイナリーに育て上げることに成功しました。シャトーと畑は、アントゥル・ドゥ・メール最良の場所であるオー・ブノージュに位置しています。
デュロン家が所有する3つのシャトーの中で、最古のシャトーがシャトー・グラン・ジャンです。その規模は100ヘクタールで、スリニャック村に位置する粘土石灰質の畑から成ります。1998年に2つ目のシャトー、シャトー・ジュリアンを購入します。シャトー・ジュリアンはスリニャックから北に10kmほどにあるタルゴン村に位置しています。3つ目のシャトー、シャトー・デュ・ヴァリエを購入したのは2004年のことでした。デュ・ヴァリエがあるのはランゴワラン村で、ガロンヌ川沿いの丘の上という素晴らしいテロワールです。
現在、オーナーであるミッシェルの二人の娘たちが運営に携わっています。長女のキャロルさんが見習いのワインメーカーとして、次女のソフィーさんがセールスとして参加しています。
シャトー最高の区画、なんと樹齢60年!
醸造所のすぐ目の前には、シャトー・グラン・ジャンが持つ畑の中でもっとも樹齢の高い、なんと樹齢60年のブドウが植えられた区画があります。しかも驚くことに、この区画のワインは特別なワインとして使われるのではなく、他の区画のものと同様に、シャトー・グラン・ジャン白V.V.に惜しげもなく使われているのです。(若い区画のものと混ぜるため平均樹齢は35年となります。)
まるでデュロン家の長い歴史を見守ってきたかのようなこの古木たち。これらのブドウが混ざることによって、これだけリーズナブルなワインでありながら、しっかりと複雑さのある、旨味を持った白ワインが出来上がるのです!
アントゥル・ドゥ・メール…安くて美味しいワインが生まれる土地
デュロン家が所有する3つのシャトーは、アントゥル・ドゥ・メールの中でも南側、ガロンヌ河のすぐ右岸という絶好の環境に位置しています。
ガロンヌに近い方から順に
シャトー・デュ・ヴァリエ(ランゴワラン村)
シャトー・グラン・ジャン(スリニャック村)
シャトー・ジュリアン(タルゴン村)
の畑があります。
このエリアは、ガロンヌ河が生んだ堆積土壌の上に砂利質層が被さる、ワイン造りに最適なテロワールを持っています。特にグラン・ジャンの畑は石灰質土壌が豊富で、質の良い白ワインがつくられています。
より良いアロマの為、細心の注意が払われる
収穫から圧搾、発酵までの全ての行程において、ブドウが持つ繊細なアロマが損なわれないように細心の注意が払われています。
収穫は、逐一サンプルを取ることで最適なタイミングで行われます。
圧搾は極めてソフトに、ゆっくりと力を入れていきます。一気にやってしまうと種をつぶしてしまい、苦味が出たり、白ブドウの繊細な香りが損なわれてしまうためです。
圧搾直後はジュースがまだ落ち着いておらず濁っているため、低温スタビリゼーション(8℃で12時間)を行います。そうすることで濁ったまま発酵段階に入るのを防ぎ、さらに清らかなアロマを引き出すために、澱引きを行います。
18から20度の低温で醗酵を行い、よりよいアロマを引き出し、丸みのある味にするため、澱の上で3ヶ月寝かせます。熟成はステレンスタンクにて行います。
そして、清澄を行いフィルタリングを行い、ブレンドを行いボトリングします。
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