フランス ボルドー

シャトー・ベルヴュー

ブルゴーニュ出身のオーナー醸造家がフレッシュに造るモダン・ボルドー

4, Perron 33126 Fronsac, France

元ヨン・フィジャックの醸造家が造るシャトー

元ヨン・フィジャックの醸造家が造るシャトー

サン・テミリオンの銘醸シャトー“ヨン・フィジャック”で10年間テクニカル・ディレクターとして活躍したニコラ・ダブディック氏が長年の夢だった自らのシャトーとして2006年に購入したシャトー。

ベルヴュー購入以来、毎日、毎週末、畑で姿を見ない日はないというダブディック氏

ベルヴュー購入以来、毎日、毎週末、畑で姿を見ない日はないというダブディック氏

ベルヴュー購入以来畑で姿を見ない日はないというダブディック氏。「畑仕事がしんどいと思う時はないの?」との質問に、「コンフュロンで研修してた時なんて、こんなもんじゃなかったよ。こいつら頭がおかしいんじゃないかって思う位、こき使うんだよ。でも彼らも朝6時から夜まで同じ様に作業をするんだ。こんな事まで?って思う事も手作業でやらせるんだ。こきつかわれて腹が立つんだけど、その一方で妙に感心したよ。あの時は、嫌で嫌で仕方がなかったけど、あの経験のおかげで、今は全ての作業が楽に感じるのさ。コンフュロンで唯一学んだ事かなあ(笑)」と答えたのでした。

元ヨン・フィジャックの醸造長が自らのワインを造る・・・「運命を感じた」ベルヴュー

元ヨン・フィジャックの醸造長が自らのワインを造る・・・「運命を感じた」ベルヴュー

ダブディック氏は10年勤めたサン・テミリオンの銘醸シャトー・ヨン・フィジャックでの醸造長の仕事をやめた際、様々なシャトーからオファーが来たそうです。それでも長年、自分のシャトーを持ちたいと思っていた彼は、コンサルタントとして自分の会社を設立しましたが、自分のワインを造りたいという夢を実現させる為に、多くのシャトーを顧客に持つ傍ら、売りだされる畑があればすぐに訪問する毎日を送っていました。そして、ついに「運命を感じた」ベルヴューを購入したのです。

ダブディック氏の理想のテロワール

ダブディック氏の理想のテロワール

写真:ダブディック氏が足を運ばない日は無い、という畑

ベルヴューが位置するリブルヌに近いジロンド川沿いのテロワールは、サン・テミリオンと同じ性質を持つ石灰質を地中に、そして地表にはジロンド川から運ばれた砂岩が覆います。ダブディック氏が目指すフルーティでエレガント、しかしタンニンやミネラルを持つメリハリのあるワインを実現するには理想的なテロワールだと考えたからです。

ニコラ・ダブディック氏はブルゴーニュ出身

ニコラ・ダブディック氏はブルゴーニュ出身

写真:オーナー醸造家:ニコラ・ダブディック氏

ダブディック氏はボルドーで活躍する醸造家ながら、ブルゴーニュ地方のディジョン出身。またヴォーヌ・ロマネのコンフュロンで2年間修行もしています。そのため、氏の造るワインにはフレッシュな果実味が生きているエレガントなものが多くなります。熟成の樽もブルゴーニュ樽を使います。

コンサルタントを辞める時も後任を自ら探す徹底ぶり

ダブディック氏はコンサルタントとしても活躍していましたが、ベルヴューに専念するため2008年にはコンサルタントも辞めてしまうほど。それも、全ての顧客に対して自分の後任を自ら探してから辞めるという、徹底した拘りぶりです。本当は2006年には全てを辞めたかったのですが、多くのオーナーに慰留され、全ての顧客に対して自分の次のコンサルタントを見つけてきてから自身は身を引いたのです。

ダブディック氏の出身であるブルゴーニュの樽を使用

ダブディック氏の出身であるブルゴーニュの樽を使用

写真:ベルヴューのセラー

ブルゴーニュ出身のダブディック氏は、ボルドーでは珍しく、ブルゴーニュの樽を使用しています。

使用しているのは、BILLONというブルゴーニュの樽メーカーですが、木の原産地はアメリカ、ブルゴーニュ、両方存在している為、使用樽はフレンチオークとアメリカンオーク、ということになります。毎年大体、1/3を新樽にしており、使用するブルゴーニュの樽には、400Lサイズ、228Lのサイズがあります。

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公開日 :
2012/07/19
更新日 :
2012/07/19

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